- 2016-5-6
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 効率的な勉強法~基礎編~, 勉強を楽しむテクニック, 参考書学習テクニック
こんにちは、中西です。
受験勉強をこれからスタートさせる人に
知っておいてほしいことがあります。
それは勉強というのは、ある段階までは
「進むスピードが遅い」&「いまいち面白くない」
という状態が続くのですが、途中から
「進むスピードが早い」&「楽しい」
という状態に変わる性質があること。
まあ本当に大好きな科目なら最初から
楽しくて仕方がないこともありますが、
往々にして勉強というのは最初はあまり
面白さを理解しにくい傾向があります
(とくに思考系)。
なぜかというと、勉強の楽しさは
「進むスピード」にある程度比例
していて、その「進むスピード」は
【 蓄積された知識量に比例する 】
からです。
実はこれは勉強に限らず、習い事・スポーツ・
読書・仕事など、あらゆることに共通するのですが、
「スピードは知識(技能)の蓄積量に比例する」
という性質があります。
以前、評論家の宮崎哲弥さんが
「新書(「バカの壁」みたいな縦長の本)なら
1日7冊ほど読める」
とおっしゃっていて驚いたことがあるのですが、
すごいスピードとはいえ、これもようするに
多読家であらゆるジャンルに精通している
=知識が豊富に蓄積されている
=速く読める
ということです。
幼稚園のころ読むのに時間がかかった絵本も、
高校生なら園児の数倍のスピードで読めますが、
それもつまり幼稚園のときより
「知識が圧倒的に増えているから」なのです。
漫画家の浦沢直樹さんは絵を描くスピード
がかなり速いそうですが、彼は3万ページを
これまで描いています。
それだけ絵を描く「知識(技能)が膨大に
蓄積されている」から速いわけです。
私が好きな某ブロガーさん(売れっ子作家)も、
仕事で激務の中でも毎日非常に密度の濃い長文の
記事を欠かさずアップされているのですが、
「なぜどんなに多忙でもブログを継続できるのか?」
という質問に
「毎日書いているから、毎日書ける」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
私も毎日メルマガを書いているので
その感覚は非常によくわかります。
これもつまりは
「書く知識(技能)の蓄積がスピードを速める」
ということなのです。
勉強もまったく例外ではなく、
その分野の「知識の蓄積量」に比例して
進むスピードも速くなっていきます。
脳内に特定分野の知識の量が増えるほど
その分野の学習スピードも、
問題を解くスピードも速くなるのです。
そうなってくると勉強の初期段階の
「なかなか進まない苦痛(。´Д⊂) 」
「成長している実感があまり無い苦痛」
はどんどん減って行って
勉強にスピード感が出てきます。
ここまで行けば、かなり勉強が楽しく
なってくるのです。当然自信もついてきます。
この状態にいかに早く行き着けるかですね。
その状態に行き着かないまま受験本番に
突入したら悲惨です。超苦しい&自信もない
ので直前期は最悪の心理状態になりかねません。
1日も早く
“スピード感のある楽しい受験勉強”
ができるように、早め早めにどんどん
知識を蓄積して行ってください。
それではまた。
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