- 2013-5-2
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 潜在意識・自己暗示の活用
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
勉強の集中力というのは、複数の要因で成り立っているわけですが、今回は、勉強の集中力をアップさせる方法の中でも「ちょっと特殊なテクニック」のお話を。
勉強に集中したいときに、「意志力」でもって集中しようとすると挫折しやすいとよく言われますが、この場合の「意志力」というのは、顕在意識と言い換えてもいいと思います。
人間の心の領域には、自分がふだん物事を考えている顕在意識の領域と、それ以外の潜在意識の領域があるわけですね。
で、この潜在意識というのが、心の領域の大半を占めているというのは、別にフロイトやユングなどの名前を出すまでもなく、心理学ではもう当たり前の話ですし、
心理学の分野に限定せずとも、一般的にも周知の話で、たぶん1~2冊でも自己啓発系の本を読んだ人であれば、ふつうにご存知かと思います。
この潜在意識のパワーというのは、うまく活用すれば途方もないものがありまして、
あんまり書きすぎると怪しい話と誤解されて、その誤解をとくための解説がまた大変になりすぎるので、超ざくっと言いますと、
「人間には無限の可能性がある」的なことが言われる、その「無限の可能性」というのは、ようするに、「潜在意識の領域」をどれだけバッチリ活用できるかにかかっているわけです。
これを存分に活用できれば、人間ってけっこうすごいことができますよって話。
このあたりまでを予備知識として持っていただいている前提で本題に行きますが、
では、どのようにすれば「潜在意識を利用して勉強に集中する」なんていう芸当ができるかといいますと、
ハッキリ言ってそのテクニックはいっぱいあるんですが、「超簡単」で「一定以上の効果がある」方法を今回はご紹介します。
その方法とは・・・
勉強前に「次の休憩まで集中して勉強するぞ!」と繰り返し心の中で唱える(所要時間目安:30秒)
という方法。・・・いや、まあ最後まで聞いてください。
通常、あなたが勉強する場合は、休憩時間というのを設定しているかと思います。
たとえばメジャーな方法でいえば「50分勉強して、10分休憩する」みたいなやり方ですね。
この50分の勉強を開始するにあたり、最初の30秒ほどかけて、イスに座ってスタンバった状態で、上記の「呪文」を心の中で繰り返します。目はつぶっておいたほうがいいです。
で、目をつぶった状態で30秒ほど心の中で「次の休憩まで、集中して勉強するぞ!」と何回か繰り返したら、はい、勉強スタート!
これを休憩開けの「勉強の開始前」に毎回行います。
これだけで、勉強の集中力は数割~数倍アップします。めっさ簡単やんヽ(*^^*)ノ
厳密な測定などはできませんが、自分自身の感覚と、実際の勉強のはかどり具合をみればすぐ実感できるしょう。
「次の休憩まで、集中して勉強するぞ!」と心の中で繰り返すというのは、ようするに自己暗示(アファメーション)をしているわけです。
「同じ言葉を繰り返す」という行為は、潜在意識にアクセスしやすくなる行為ですから、それがつまりは「自分に暗示をかける」ことを意味します。
甲子園で優勝したチームは、何度も心の中で「全国優勝するぞ!」と唱えていたに決まっていますし、逆にいえば、それ無しに優勝するなど不可能です。
これは悪い使い方ですが、変な宗教が信者を「洗脳」するときも同じ方法を利用します。同じ言葉を繰り返させるわけ。「そんしーそんしーそんしそんしそんしー」ってね(;`O´)
これは「祈り」とも本質的には同じ行為でして、何かをお祈りするというのも、「同じ言葉を繰り返す」ことによって行っています。
つまり、潜在意識というのは「同じ言葉を繰り返す」という行為によってわりと簡単に働きかけることができる性質があるということです。
逆にいえば、潜在意識は「同じ言葉の繰り返し」にめっぽう弱い。
異性に何度もほめられたら「いや~それほどでもないよ、うふふ(゚∀゚)」とか言ってついその気になりやすい私のようなO型関西人のごとく、
潜在意識というのも、何度も同じことを言われると、つい「その気」になってしまう性質をもっています。
その性質を「勉強の集中力アップ」に利用する方法の1つが、「次の休憩まで、集中して勉強するぞ!」と勉強前に繰り返す方法なのです。
30秒というのはあくまで目安なので、20秒でも1分でも、自分に合った時間でやってみてください。
30秒だとしても、50分のうち30秒ですから、全体のわずか1%の時間です。
わずか1%の時間を使って、残り99%の時間の集中力が数割でもアップしたなら、こんなに時間対効果の高い効率的な方法もない、という話になります。
毎回、休憩が終わって勉強を再開する前にこれをやれば、どんどん潜在意識に「集中できる自分」のイメージが植え付けられていき、どんどん実際にそのような自分になっていきます。
まあ、自己暗示を利用するというのはスポーツ選手でもよくやっている方法なので、ハッキリ言ってかなり一般的な方法なんですが、ここまで詳細に解説してくれる優しい勉強法ブログもあまりないでしょうから、ややつっこんで解説しました。
お金も時間もストレスもかけずに、簡単に集中力がアップする方法なので、四の五の言わずにとりあえず、次に勉強するときには試してみましょう。