こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
成績が伸びるかどうか、受験に勝てるかどうかは、結局のところ、
「勉強の習慣化」
ができるかどうかにかかっています。
私の高校時代を思い返しても、成績がいい奴はたとえ部活が大変な時期でも、毎日の勉強を怠らず、ほぼ完全に勉強を習慣化していました。
逆に、「勉強の習慣化」ができていない人は、成績が悪かったり、
あるいは、ある定期テストではそこそこ良い成績で、別の定期テストでは全然ダメ、
みたいに、成績にムラがあるかのどっちかである人が大半でした。
ちなみに、高校時代の私は、中学時代とは一転して勉強を全然しなくなりましたので、ここでは「例え」にすらあげられません(笑)
(成績がいい奴がよく言う「全然勉強してないよ」とかいう話とは全く違って、本当に全然勉強しなくなったのです)
なんせ高1から高3の夏頃まの勉強時間を全部たしても、中学時代の2週間分くらいかも、
ってなくらい、とんでもないことになっておりましたので。。この頃の話はちょっと闇が深すぎまして(笑)また別の機会にでも書きます。
ともかく、ようは「勉強の習慣化」ができるかどうか、
とくに高校1年から遅くとも2年初めくらいまでの間にそれができるかどうかが、受験成功の鍵を握ります。
それ以降に習慣化していては、希望の大学に行ける可能性がどんどん減ってしまいます(大学に行けなくなるというわけではありませんが)。
で、「勉強の習慣化」をするコツとしては、
▼実践的なコツ
▼思考的なコツ
がありまして、どっちかというと、このブログでは前者の話が多いのですが、今日は後者の「思考的なコツ」を。
たとえば、なぜ誰でも毎日「歯磨き」を大して苦もなくできるのかというと、
もちろん「習慣化してるから」なんですが、それはもうちょっと違う表現をすると
「いつものこと」
だからです。
もし人生で一度も歯を磨いたことがなかった人が(そんな人いませんが仮にいたとして)、ある日突然、
「こうやってすみずみまでゴシゴシと歯を磨いてください。毎日朝と夜2回ずつ。必ずです」
なんて言われたら、その面倒くささに辟易するでしょう。
毎日ジョギングしている人が、今日も苦もなく走れるのは、「いつものこと」だからです。
満員電車なんていうエグい乗り物に毎日乗って発狂しないのも「いつものこと」だから。
固いイスに座って一日中なんとか授業を聴いているのも「いつものこと」だから(いまの私なら不可能!)
ようするに、人間は、
昨日も、おとといも、3日前もやっていた
「いつものこと」
というのは、多少辛くても、毎日なんとかやれてしまう生き物なのです。
成績がいい人が、激しい部活から帰宅したあとも、2時間、3時間と勉強できるのは、「いつものこと」だからなのです。
したがって「いつものこと」の数を増やせば、どんどんハッピーになっていきます。
「いつものこと」の数が増えれば増えるほど、
あなたは大して苦もなく、友達からも親からも先生からもチヤホヤされる存在になれるでしょう。
自分としては「いつものこと」を毎日続けているだけだから、周りが思うほどには自分は辛くないのです。
「やらなければいけない」ことで、かつ「面倒くさいこと」「大変そうなこと」がある場合は、ぜひ
「いつものこと」にならないか考えてみてください。
私の経験則ですが、新しいことでも3日続ければ「いつものこと」の感じがしてきます。
5日続いたら、「もうあとは『いつものこと』を続けるだけだ!」とかなり心理的にはラクになります。こうなると「頑張る」というよりは、
「いつものこと」を、今日も続ける
ことに気持ちの重点をおけばいいので、無駄な精神的疲労を減らせるのです。
「完全に習慣化した」と思えるまでは、だいたい3週間程度かかると言われていますが、
「いつものこと」と思い始める感覚は、3日もやれば手応えを得られます。だから、まずはちょっとだけ頑張って3日だけ続けてみてください。
今回の話は思考を変える話でしたが、往々にしてこういったちょっとした思考の転換をきっかけに、物事は好循環し始めるもの。
ぜひ「いつものこと」をどんどん増やして、ハッピーな青春ライフを送ってくださいね。