- 2013-9-4
- OCP関連の記事(旧アメブロ、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
夏休みも終わって、今週から9月の第一週がスタートした・゚・(ノД`;)・゚・ということで、
ここ最近の本ブログでは、大学受験生に向けて、秋~年末までを充実させるための心構えやノウハウをお届けしています。
今日もこのシリーズの続き。
これから年末頃まで、受験生は高校生も浪人生もたくさんの授業を受けることになると思いますが、大きく分けると受験生にとって授業というのは
「本当に必要だから受けている授業」
と
「なんとなくカリキュラムに入っているから受けている授業」
の2種類があると思います。
当然前者の授業については、あなたにとって必要な授業ですから、そのまま受け続けて行けばいいわけですが、
後者のような「(受験にそこまで必要ないけど)なんとなく受けている授業」がある場合は、
これから受験本番までに、その授業を受けるトータルの時間を一度計算してみてほしいのです。ハッキリ言って、バカにならないすごい時間になることが少なくありません。
私が現役の高校生のときもそうだったのですが、なまじ進学校だったものですから、先生たち(や一部の生徒も含む)は、学校の授業に対して、やや信仰めいた崇拝心を持っている部分があり、
「学校の授業さえしっかり受けていれば、どこでも受かるんだぞ!」
と、どの科目の先生たちもよく言っていました。
まあ「どこでも受かる」かどうかはさておき、学校の授業には一定以上の効果は間違いなくあったかと思いますが、いっぽうで、
「受験にはあまり関係ないけど、テストもあるから受けとかないとな~(@_@)」
「この授業、本当に受験に役立つのかいな(-_-;)」
などと、授業を受けている間、ずっとその授業の存在意義ばかり考えざるをえないような授業も、かなりの数あったのです。
今思えば、それらの自分にとってムダな授業を一切カットして、参考書や問題集にもっとフォーカスした勉強をしていたなら、もしかすると私は浪人もしてなかったかもしれません。
少し考えてみれば当たり前なのですが、たとえレベル別、文系理系別などにクラスがわかれていたとしても、
志望校そのものが全員違うわけですから、「すべての授業」が「クラスの生徒全員に」とって、
「学習範囲」も「進み具合」も「レベル」も、その内容すべてが、ドンピシャに直接的に全員の受験で役に立つということはありえないのです。
家庭教師や個別指導の塾ならそれもありえるでしょうが(というかそうでないと困りますが)、
一斉授業の形式では、複数の絵がごちゃまぜになったパズルのピースを完成させるようなもので、すべての授業が全員にとってフィットする確率はものすごく低いわけです。よって、
「この授業、大事そうな内容も話してるけど、私の受験に合うかどうか微妙だわ~(-_-;)」
と感じる授業が複数存在するのは、ある意味で当たり前なわけですね。
まあ「微妙」くらいならまだいいですが、まったく合わない授業が出てきても何ら不思議ではないのです。
そのクラスの全員が、「同じ大学の同じ学部」を志望しているなら問題なくなるわけですが、そんなことまずありえないでしょう。(あったらすごい)
予備校のコースで「早大受験コース」みたいなものならあるかもしれませんが、それでも学部は人それぞれ違うわけです。学部が違うなら、受験勉強の内容も当然変わってきます。
したがって、学校や予備校で一斉形式の授業を受けている限り、「不要な授業」「微妙な授業」は必ず発生するものなので、
大事なのは、そういった授業を可能な限り排除することです。もう残された時間は日々少なくなっているわけですから、
この「不要(微妙)な授業の排除」を一度真剣に考える必要があります。
「テストがあるから」という理由だけで、いくつもの不要な授業をクソマジメに受けているのは愚の骨頂・・・と言うのは果たして言い過ぎでしょうか?
ここはこのブログを読みながらも、ご自身の頭でじっくり考えてみていただきたいところです。
あなたにとって「テストの成績」やらと「受験の合格」は、いったいどちらが大事なのか?よーく考えてみてください。
ちなみに、私が早稲田に合格できた大きな理由の1つは、浪人の後半から思い切って授業の大半を半端じゃないくらいにばっさりとカットして、
日々の受験勉強を手持ちの参考書と問題集にフォーカスしたからです。
受ける授業は1週間にたった3コマだけ。あとは全部、ひたすら自学自習。
当時はこんな良質なブログ(?)も無かったので、誰かに教わったわけではなく自分の経験と直感でそうしたのです。
でもやはり、「俺は本当にこんなに授業を削って大丈夫だろうか?」などと若干不安もあったのですが、結果的にはこれが正解でした。
あのまま授業こそが一番成長できる方法だと信じて、毎日微妙な授業を何時間も受けていたらと思うと、ゾッとします。
ここまでの話をふまえて、いま一度、あなた自身の状況を振り返って考えてみてください。
「微妙な授業」くらいならまだしも、「不要な授業」を受けている暇など受験生には無いはずです。
このまま行けば、あといったい何十時間そんな授業に時間を費やすことになるのか。また、それだけの時間があれば何ができるか、考えてみてください。
受験生にとって一番大事な「時間」を失わないためにも、万難を排して可能な限り不要な授業を捨てる覚悟を持つことが、
これから「勝負の秋」を迎えるあなたにとって、一番必要なことではないかと思うのです。