- 2012-3-5
- 1ヶ月100記事企画, おすすめ記事, 志望校・進路の決め方
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今回の記事は⇒「夢が見つからない高校生・受験生」が対象です。
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
高校生・受験生のあなたに大事なことをお聞きします。
受験勉強をする上で、その根本になる話です。避けては通れない話。
それは、
あなたには、本気で叶えたい夢がありますか?
という問いです。・・・こう聞かれたとき、10代の人の反応は4種類にわかれます。
1、ドキッとした人
2、「夢がないんです・゚・(ノД`;)・゚・」とやたら嘆く人
3、「恥ずかしながら、夢がないのです」となんだか恐縮する人
4、「夢は○○です!」と明るく断言できる人
1は、これまであまり自分の夢について考えてこなかった人ですね(笑)
4の人は、素晴らしいです。その夢が本物であれば、もっとも理想的なタイプだといえます。
人より早い段階で夢を持ったほうが、実現するのも当然早くなる可能性が高いです。
問題は2、3のような、ようするに「夢がない」という人ですが、それを嘆いたり、恥じたりするのはなぜなのでしょうか?
おそらくは、世間一般の常識的な話として(とくに歌や映画や本などから)
「夢を持って生きようぜ!」
「夢がなくて何が人生だ!」
的な、
「夢を持つことが最高に素晴らしい」というような話だけを聞いてしまっているからではないでしょうか。
そういう情報だけ頭に入っていると
夢がない自分=未熟・情けない・ちょっと後ろめたい
というような公式が頭に浮かび、変な自己嫌悪ワールドに入ってしまいます。
しかしはっきり言いまして、これは断言できますが、高校生、大学受験生の年代で、
夢なんかなくても全くOK
なのです。あったほうがそりゃいいですが、なくてもかまいません。ノープロブレム。少なくとも私はそう考えています。
いっけん、異常なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、きわめて常識的なことを話しています。
つまり、夢をすでに持っているならそれが理想ですし、素晴らしいことなのですが、
10代の段階で、「夢がない」ということ自体はなんら恥じることでも嘆くことでもない
とうことです。
経験や知識が乏しい中で、そもそも世の中のことも自分の特長もほとんど理解していない中で、
リアルな夢を持つことなど、むしろ極めて難しいです。
もちろん、人生の目標となる夢を探し続ける姿勢は大事でしょうが、10代なら夢がなくても問題ではありません。
実は日本には、「大学」という素晴らしい制度がありまして、そこに入ると、なぜか案外ヒマなことが多いです(笑)
この4年間で知識と経験を積んで、それから夢を見つけてもいいのです。
そして大半の場合、世の中のこともあまり知らず、知識も経験も乏しい中で見つけた夢よりも、
後になってからのほうが、リアルで本当にやりたいことが見つかる可能性が高いです。
小学生の夢が、サッカー選手とお笑い芸人とミュージシャンと学校の先生に集まる理由と、その実現度合いを見ればわかるかと思います(笑)
知識や経験が乏しいと、自分の知っている狭い範囲の中でしか夢を見つけられないのです。
というわけで、あなたがまだ10代なら、夢を持っていなかったとしても恥じることも、嘆くことも全くありませんので
ぜひ焦らず安心して、目の前の今やるべき勉強にしっかり取り組んでほしいと思います。