- 2010-12-4
- 受験の意味を考える, 受験を突破するマインドセット, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、このブログの読者さんからも、連日かなりの数の質問・相談メッセージをいただいております。相談の内容も、日に日に深刻さが増してる感じです。
(まだ返事できてない人ゴメンナサイ!順次返事して行きますので、もうちょっとお待ちくださいませ。)
受験生の方にとって、いま目の前の状況が大変なのは、本当によくわかります。私も現役時も浪人時も、この時期に余裕があったことなどなかったので、
自分のそのころの状況を思い出せば、痛いほど気持ちが伝わってきます。
個々の質問については、実際のところ、その人のかなり詳細な状況がわからない限りは1通のメール(メッセージ)のやりとりではなかなか完全解決にいたるのは難しい場合も多いですが、
私なりのできる限りの回答をさせていただいているつもりです。
いずれにしろ、私の回答メール1通で、目の前のとりあえずの問題は解決できる場合も多いでしょうが、受験の不安や大変さが完全に解消することはないでしょう。
「なんでこんなに辛いんだ!」
「もうこんなこと、何ヶ月も続けるの嫌だ!」
と投げ出したくなる人もいるかもしれません。というか、大半の人は、そうしたい衝動をグッと抑えながら戦い続けているはずです。
「もうすべてを投げ出したい。泣きそう。。」
そんな人に、私の経験と他の大勢の方の話から導き出した「ある法則」を2つお伝えしたいと思います。それは、
1、辛い経験は、過ぎ去れば「良い思い出」に変わる
2、何事も終わってみれば、あっという間。
という2つの法則です。部活や習い事など、他の経験でこれを実感している人もいるかもしれませんね。
この法則を頭の片隅に置いておくだけでも、不安や辛さは相当に抑えられることが多いです。
もちろん、目の前の様々な問題を解決していくことは重要なのですが、
一歩離れた視点からも今の状況を見つめ、その状況の意味するところを深いレベルで知っておくことも、私は重要だと思うのです。
誰でもいいです。あなたの身近な人生の先輩に聞いてみてください。「受験の経験は意味がありましたか?良い思い出といえますか?」と。
本当に受験と真剣に向き合った先輩なら、必ず「自分の人生に大いに意味があった」「良い思い出だった」と答えてくれるはずです。
また、「受験は長かったですか?」とも聞いてみてください。浪人した人ですら「あっという間だったよ」と答えるはずです。
あなたを励ますためにそう答えてくれるのではなく、本心からそう思っていらっしゃるのです。
辛くて、不安で仕方がないのはわかります。目の前の様々な問題の解決策が見えなくて焦るのもわかります。
でも、一歩引いた目線から見れば、あなたの今の経験は、間違いなく「良い思い出」の一里塚となっています。さらにそれは「あっという間」に終わる出来事なのです。
みんなでスキーや海に行ってワイワイ楽しむことだけが、青春の「良い思い出」ではありません。
一見「最悪の思い出」のように見える今のあなたの現状を、いずれあなたは「本当に良い思い出だった」と答えられるときが必ず来ます。
実を言うと、こちらの法則は結果にあまり関係ない場合が多いです。ただし、あなたが真剣でないと、この法則は適応されません。
あなたは今、真剣ですか?「YES!」だったら大丈夫です。将来この経験は良い思い出になることを保証します。
「将来」といっても、遠い未来ではありません。わずか3ヵ月後には良い思い出になっているのです。
そして、いまの辛さは永遠に続きそうな気すらするでしょうが、実際はこの3ヶ月は本当に一瞬で過ぎ去るのです。
このように、複数の視点から現状を見つめられる力がある人は、精神的に強くなれると私は思います。もちろん、本番でも力を発揮できる可能性が高まります。
大変な状況のあなたにとって、あるいはこの話は気休め程度にしかならないかもしれませんが、どうか頭の片隅にでもこの2つの法則
1、辛い経験は、過ぎ去れば「良い思い出」に変わる
2、何事も終わってみれば、あっという間。
を置いておき、勉強で辛くなった時に思い出していただければ、少しはその辛さをやわらげる手助けになるかもしれません。