- 2015-7-4
- OCPの関連記事, おすすめ記事, 人間関係・友人関係, 勉強のやる気アップ法
こんにちは、中西です。
受験勉強というのは、
全国にいるライバルたちと
競争をするイベントです。
競争ですから、
「勝ち負け」(つまり合否)
がハッキリします。
受験生は、最終的に
この受験という競争に勝つべくして
日々勉強をしているわけですが、
しかしそのプロセスにおいても、
「身近な人と競争をする」
必要があるのでしょうか。
たとえば、
「次の定期試験であいつに勝つ!」
と考えて友人とテストで競争する。
最終目標である受験という競争に勝つために、
そのプロセスにおいて誰かと競争することは、
たしかにエネルギーを生み出す場合が少なくありません。
で、「俺が勝ったぜ!」「俺の方が上だ!」とか思って
自分が勝利した快感に酔いしれる。
それはそれで、一つの受験勉強のあり方かと思いますし、
人によっては「自分が相手より上であること」を証明することが
何よりのエネルギーになるという人もいるでしょう。
しかし、受験本番までのプロセスにおいてそういう
「誰かを打ち負かす」
といった要素だけを強く意識し、
周囲の友人と自分を比べ、
「勝ちか負けか」「上か下か」
といった点でしか関係性を判断できない人は、
実にもったいない人間関係を
築いているように個人的には思います。
「良きライバル」
という関係性になれれば理想ですが、
そういう関係性になれないパターンの多くは、
相手に対する敬意・愛情(友情)に欠けていて、
ただただ自分が上に立ちたいという
単なる“エゴ同士のぶつかり合い”
になっていることが多いです。
一方で、相手に対して
敬意・愛情(友情)を最大限に持って、
どっちが上でどっちが下か
どっちが勝者でどっちが敗者か
という意識ではなく
しかしただの傷の舐め合うような
ナアナアの関係でもなく、
互いに大きな刺激を受け合える
素晴らしい関係性が存在します。
そういう関係性のことを
「切磋琢磨」
の関係といいます。
「切磋琢磨」の関係は、
ベースに敬意・愛情(友情)が
何よりも存在している
(その割合が大きい)ので、
相手から大きな刺激を受けながらも、
ときに競争心がありながらも、
非常に温かい気持ちで
その関係性を自分自身の
エネルギーに転化させることができます。
「競争」というのは畢竟エゴですから、ひどい場合は
「卑怯なことをしてでも、何がなんでも勝つ」
「叩き潰してやるぞ!」
ということになりかねませんが、
「切磋琢磨」はそうはなりません。
先日、AKBの総選挙がありましたが、
AKB好きの田原総一朗さんが
以前こんなことを言っていました。
記者が
「AKBは総選挙があるから
ギスギスした人間関係になるのでは?」
という質問をしたのに対し、あるメンバーが
「AKBはもともと競争が組み込まれているグループなので、
かえってそういう関係にはなりづらい。
お互いがお互いの目標を尊重しあって頑張っている」
という趣旨の回答をしたと。
詳しく知りませんが、この話が本当だとしたら
AKBにおける人間関係はまさに
「切磋琢磨」の典型と言えるかもしれません。
ついでに独断と偏見で言ってしまうと、
会社でもいわゆるアメリカ型経営は
総じて個人主義的要素が強いので、
社員個々の「競争」が優位になって
その関係性もギスギスしやすいです。
一方で日本型経営は、
私は大企業からベンチャーまで
内部の人間関係をよく知ってますが、
総じて家族主義的な場合が多く、
「切磋琢磨」になりやすいように感じます
(例外はいくらでもあるでしょうが全体的に)。
ちなみにうちのOCPは、
完全に「切磋琢磨」型のプログラムです。
メンバー同士で
「俺の方がお前より上だぜ!どうだ!」的な
しょうもない競争は発生しようがありません。
互いが互いに敬意を払って交流しつつ、
大きな刺激を受けあって
「自分も頑張らなきゃ!!」
と強く思える仕組みになっています。つまり
「『切磋琢磨』にならざるを得ないプログラム」
なのです。
ギスギスしてるだけのムダな
競争心は最小限に抑えつつも、
互いのいい部分からは大きな
刺激を受けられて、
気持ちよく自分の成長に転化していける
システムになっています。
そう、いわば「俺が上!」とか言って
喜んだり悔しがったりしている
なというか子供じみた関係ではなく、
互いに敬意を持って刺激を与え合う、
“大人の関係が築けるプログラム”
なのであります(ノ∀`*)ノ彡
いま、メンバーのみなさんが
ウンウンのうなずく顔が見えた気が。
いやこれ、実際に参加した人にしか
なかなかわかってもらえませんが、
本当にそうなんでございます。
これ以上ないくらいに大人の交流が行われる
「切磋琢磨」型の学習支援コミュニティ
なんです。
まあ、なかなか言葉では
わかってもらいにくいので、
それを実際に体験して
理解してもらうために、今年から
「1ヶ月100円お試しモニター」制度
を導入してるわけですが。(【追記】7/5募集終了しました)
というわけで、
競争と切磋琢磨というこの2つの違いは
さまざまな分野で見受けられる、
非常に奥が深いテーマだと個人的に思います。
そしておそらくは、競争よりも切磋琢磨の関係性の方が、
「充実した時間」や「充実した人間関係」
を得られ、きっと「結果」においてすら
長期的にはそちらに軍配が上がるでしょう。
最近心の中が「競争」ばかりで
気持ちがギスギスしていると感じる人は、
一度「切磋琢磨」の関係性を築けないか
考えてみるといいかもしれませんね。
それではまた。