- 2013-6-3
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これまでOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)をとおして、たくさんの受験生の方の生活パターンを見ていて思うのですが、
睡眠をうまくとれる受験生と、うまくとれない受験生とでは、勉強の生産性に恐ろしく差が開いてしまうという事実があります。
つい先日も、こちらの記事で「運動不足は不眠症の原因になる」という話をしましたが、
▼参考記事
運動不足が続くと勉強に集中できなくなる理由
つくづく、睡眠と受験勉強というのは本当に密接に関係しているなと、日々思わざるを得ません。
睡眠の習慣というのは、ちょっと油断してしまうと、あっというまに大きく崩れてしまいます。その意味で、いかにしっかりと「自己管理」ができるかが問われるわけですね。
あと、もっと根本的な問題として、睡眠に対する知識・理解の不足があると、受験生活において足もとを掬(すく)われかねないです。というか、その場合ほぼ間違いなく掬われるでしょう。
いまだに「睡眠不足」=「オレ、がんばってるなう」という公式が頭に浮かぶ人は、要注意です。睡眠不足は、「努力」ではなく「怠慢」なのです。
なぜ怠慢なのかといえば、「しっかり睡眠を確保する努力を怠(おこた)っている」といえるからです。
現代のような、テレビからネットからメールから漫画からゲームから、といった誘惑だらけ、楽しいことだらけの生活環境においては、
しっかりと睡眠時間を確保できるだけの、徹底した「自己管理能力」が問われるのです。
たとえばあなたがどこかの道場とか受験合宿にでも参加して、ずーっとその環境にいるのなら、むしろ「自己管理能力」はほとんど不要になります。強制的にやらされるからね。
そうではない大半の受験生にとっては、今いる誘惑だらけの生活環境の中で、いかに誘惑に負けない生活を送るか、そのための工夫をこらし、いかに誘惑に負けない仕組みを作れるかどうか、が問われるわけです。
これまでこのブログでは、そんな仕組みづくりや工夫するときのヒントをたくさんお伝えしてきましたが、そういう工夫をこらして自己管理をしていかなければ、
日々誘惑に負け、怠惰に負け、睡眠を確保する時間も持てずに、悪循環の生活を送ることになります。
つまり、「睡眠をとる」ことは「自分との闘い」なのです。
「睡眠不足」で勉強する姿は、いかにも自分と闘っている戦士のオーラが漂っていて、いっけんすると何やらカッチョいい感じがしますが、
そんなものは自分との闘いでも何でもありません。自分との闘いに破れたダメ受験生の姿です。
「睡眠」というのは、その状態だけ見れば布団の中で横になるわけですから、いかにも休んでいるように見えますが、
その時間を毎日一定時間しっかり確保するというのは、誘惑の多い現代においてはかなりの努力が必要になってくるのです。
できるビジネスパーソンは皆「仕事を休むことも、仕事のうち」とおっしゃいます。あるジムのコーチは「筋肉を休ませることも、筋トレ」とおっしゃっていました。
まったく同じ理屈で、「睡眠をとることも、受験勉強」なのです。
間違っても、寝ることに罪悪感など持たないようにしましょう。「眠たい」ということは、「脳がそれを必要としている」ということなのですから。
睡眠時間を毎日しっかり確保している人こそ、本当の意味で「自分との闘いの勝者」なのです。