- 2016-4-22
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 勉強計画の立て方, 受験勉強のスタート準備
こんにちは、中西です。
受験勉強を本格的にスタートさせるにあたり、
これから年間の勉強計画を作成する人も
多いと思います。
その際に、まず頭に入れておく必要があるのは、
「後から挽回するのが大変な科目(分野)」
はどれかを見極めておくことです。
これは大学受験に限らず資格試験でも
大体そうですが、受験勉強というのは
「先に実力をつけておいた方がいい科目」
「後からやると実力を付けるのが大変な科目」
「後からでも比較的実力をつけやすい科目」
「直前からでも間に合う科目」
といった科目ごとの傾向があります
(すべて「科目」ではなく「分野」の場合もあり)。
「後からやっても十分間に合う科目(分野)」
をあまり早い段階でやってしまった場合、
後になってからまた復習をする必要が出てきて、
結局二度手間で倍近く時間をかけてしまった
・・・なんて失敗もありえます。
まだそれくらいならいい方で、一番最悪なのは、
「後からでは挽回がきかない重要な科目(分野)」
をずっと後回しにし続けて、本番数ヶ月前に
ようやく本気で取り組み始めたけど、
もう時期が遅くて苦しみながら本番突入で
ジ・エンド・゚・(ノД`;)・゚・・・・みたいなパターンです。
そういう最悪の失敗を回避するためには、
年間の勉強計画を作るときに、科目ごとの
時間配分ならぬ「期間配分」を、大ざっぱ
でもいいのでまず考えておく必要があります。
細かい計画を作るとしたらその後です。
後からやっても間に合う科目を、
後からやったら遅い科目を差し置いてまで、
先にやってしまうのは効率が非常に悪いわけです。
この意味で大学受験でもっとも一般的な
パターンとしては、受験期間の前半のうちに
英語(とくに長文)に一番力を入れておいて、
理社など暗記系の科目は後半になってから
勉強時間を増やしていくパターン。
言うまでもなく英語は
「後からやったら遅い科目」
ですからね。
秋からあわてて英語を本格的に
やり出しても、そう簡単には点数には
結びつきませんから、あとからやると、
12月には死ぬほど悲壮感が漂う
クリスマスを迎えてしまい、道行くカップルに
後ろから飛び蹴りをくらわせたい衝動を
必死で抑えるハメになります(=N西氏の高3パターン)。
もし科目ごとのそういった特性が
わからない人は、先生・友人・先輩に聞くなり、
ネットで調べるなりしてみてください。
あるいは合格体験記をいくつか読んでいくうちに
見えてくることも多いです。
また、受験の神様和田秀樹先生のような方が
書いた科目ごと・分野ごと・志望校ごとの
勉強計画の作り方が書かれた本なども
市販されていますので、
そういった本を参考にして勉強計画を
作成するのもいいですね。
受験勉強で使える時間は有限ですので、
まずは大ざっぱでもいいのでこういった
「期間配分」を意識しておいてください。
最終的には、そのあなたの“采配”で結果が
大きく変わってきます。
野球が監督の“采配”で試合の結果が
変わってくるのと同じです。
ぜひ賢い“采配”をした上で、
楽しい年間試合をしていきましょう。
それではまた。