- 2011-1-26
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方, 模試の対策テクニック
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、模試ノートについて。
以前、模試ノートの作り方について質問をいただきまして、
そのときの回答がありますので、ほぼそのままの形でご紹介したいと思います。
「今日模試をうけました。そこで、模試ノートをつくれと言われたのですが、どんな風に作ったらいいか教えてもらえませんか?」
<中西の回答>
以下、私の意見を書きます。ご参考までに。
まず、模試ノートの目的というのがあると思うのですが、ようするに
「模試で間違えた問題を、確実に自分のものにすること」
ですね。これが模試ノート作成の目的です。
模試はほとんどの場合受験に出やすい良問ばかりですからね。
せっかく頑張って解いたものを、そのままにしておくのはもったいないわけです。
1度だけ模試を受けて、そのままにした場合、結局何もしなかったのと同じことになりかねません。
模試をうけるたびにその復習をして、それを毎回確実に自分のものにしていけば
はっきりいいまして、とんでもない効果がありますよ。
多くの人はめんどくさいのでそれをしっかりとしませんから、
模試の復習をしっかりとする人としない人とでは、すごく差もつきやすいです。
で、具体的な作り方は、科目や問題の内容にもよりますが、だいたいは以下のとおり。
1、問題・解説をコピーする
2、それを切って、ノートの左ページに問題、右ページに解説・解答を貼る
3、右ページを隠しても解けるようになるまで、何度も復習する
これだけです。難しい話ではありません。
繰り返しますが、科目や問題の内容によってはこのやり方が不便に感じる場合、逆に非常にフィットする場合とがあると思いますが、そのあたりは臨機応変に自分で微調整してくださいね。
で、一番重要なのは、3です。
ようするに
「模試で間違えた問題を、自分で解けるようになるまで何度も復習する」
ことができればいいわけです。
極端な話、それができればノートを作る必要すらないのです。
たとえば、模試で間違った問題のページと解答解説集それぞれにパンチで穴を2つあけ、
2つのファイルに閉じて入れるだけでもいいのです。あなたがそれで復習しやすいなら。
ノートはあくまで手段です。この「手段」の形式にこだわりすぎる人が多いので注意してください。
B5の大きさのノートがベストか?A4のノートがベストか?とか
ラインは蛍光ペンがいいのか?それとも赤ペンの方がベストか?とか
糊(のり)で貼り付けるのがいいのか?セロテープでもいいのか?
みたいな「手段」の部分で迷う人が本当に多いのです。はっきり言って、こういうところで時間をかけて迷っても
「どっちでもたいして変わらない」
ことが大半です。繰り返しますが、「目的」である
「自分であとから何度も復習できるようにする」
ことが重要なのであり、それができるなら、もうなんだってOKなわけです。
くれぐれも、「手段」にこだわりすぎないでくださいね。以外にそこがポイントだったりします。
たとえば「(模試の)問題を手書きでノートに書き写す」なども、あまり意味があるとは思えません。
紙を貼らないことでノートを綺麗にしたいだけか、いっぱい文字を書いたことで「勉強した気分」を味わいたいだけではないかと、私みたいなひねくれ者は勘ぐってしまいます。
目的が何かをはっきり認識できていれば、「問題を手書きでノートに書き写す」なんてことは、ほとんどの場合無駄だと気づくはずです。目的と手段を混同してしまっているから、こういうミスを起こしてしまうわけですね。
このように「手段」のほうにエネルギーを使いすぎると、だいたい失敗します。その意味でノートは汚くてもいいですからね。
これらを念頭に、上記の方法を試してみて、上記の方法でまとまらない問題などについては、
「目的」をしっかり頭に入れた上で、ご自分なりにアレンジしていってみてください。