- 2013-10-19
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 受験を突破するマインドセット, 模試の対策テクニック
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生にとって何が辛いかと言って、「模試の結果が悪いとき」ほど辛くガッカリさせられることもないと思います。
毎度毎度、返却されてくる模試の結果が悪いと、さすがに穏やかな気持ちではいられません。
自分の実力も全く上がっていないような錯覚すらしてしまうと思います。
「もしかすると、俺は2ヶ月前も今も、全く何の実力も伸びていないのでは(゚口゚;」
という恐怖を感じてしまう人もいるでしょう。実際私もそういう時期がありました。
しかし、毎日しっかりと勉強を続けているなら、「実力が全く伸びていない」と感じるのは、それこそ本当に「錯覚」であり、模試の結果に反映されないのも、単に
「模試の結果として反映されるレベルまで表面化していない」
というだけで、実力そのものは見えないところで確実に蓄積されて行っているのです。
イメージとしては、水道からバケツに水を入れている状況を想像してみてください。
バケツにジャーっと水道から水を入れても、真横から見ている限りは、そのバケツに水がどれだけ溜まっているのかわかりません。
まだ底の方にちょっとだけ水が溜まっているだけかもしれませんし、もうあふれる寸前までバケツの中に水が溜まっているのかもしれない。
真横からバケツを見ている限りは、バケツの上から水があふれ出てくる瞬間まで、水がどれくらい溜まっているのか分からないのです。
でも、外からは溜まっているのが見えなくても、水道から水を入れている限り、バケツの中で水は確実に増えて行っています。見えないからと行って、水は溜まっていないと思う人はいないでしょう。
受験勉強における実力の上昇も、これと全く同じです。
バケツの上から水があふれてくる瞬間(=模試の結果が良かったり、問題集がスラスラ解けるようになる瞬間)までは、水(=実力)が溜まっているのが目に見えないため、
「本当にこのバケツには水が溜まって行っているのか?」と、つい疑いたくなるわけですね。しかし、バケツの中では確実に日々水は溜まっている。
その「日々少しずつ水が溜まっている(=実力がついている)」ことをその目で確認したい場合、バケツなら上から見れば確認できますが(笑)
実はそれと同じように、勉強で日々実力がついているのをその目で確認できる方法があります。
簡単な話で、自分が普段やっている参考書・問題集を見て、「(以前と比べて)勉強がどれだけ進んでいるか」を確認すればいいだけです。
1ヶ月で急に実力は伸びないですが、日々しっかり勉強していれば、1ヶ月でそれ相応に勉強は進みます。その進んだ分の勉強量が、「バケツに溜まり続けている水」です。
だから、模試の結果が悪くて自信を無くしかけたり、実力が伸びているのか不安になった時は、
参考書や問題集を過去1ヶ月、2ヶ月ほどさかのぼってみて、その期間に自分がやった勉強量をチェックしてみてください。
それがあなたの中で「見えないけれど確実に溜まっている水」なのです。決して水が溜まっていないことなどないはずです。
あとはそれを継続して、本番までにバケツから水をあふれさせるだけ。ペースが遅いなら、水を入れるペースを早めるだけ。
いずれにしろ、外からは分からなくても、水は確実にあなたのバケツに溜まっています。
この水が溜まっている事実は、なかなかわかりにくい部分ですが、その日々の蓄積を信じて、バケツから水があふれる(=実力が合格レベルに達する)まで、あきらめないで我慢できるかどうかが問われます。受験の勝負というのは、そこです。
バケツの水があふれる瞬間まで、水が溜まり続けていることを信じて、我慢して水をひたすら入れ続けた人だけが、
受験生活の最後に笑うことができるのです。