- 2013-11-23
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
センター試験まで残り2ヶ月を切りましたが、とくに現役の高校3年生の人の中には時間が全然足りなくて焦っている人も少なくないと思います。
私が高校3年の時も、もう本番が近づけば近づくほど心理的にとてつもなく焦りや不安が高まっていきました。
まさに日に日に焦ってくる自分がハッキリわかるのです。1日1日、確実に不安が高まって行くのがこれほどハッキリわかった経験もありませんでした。
で、勉強の進み具合が全然間に合ってなかったので日々の勉強は頑張ってやっているのですが、残り時間で何をどれくらいやっていくべきかをしっかり検討することを避けていました。
つまり、残り時間と今後やるべきことをしっかりチェックし、各勉強の時間配分を考え、「センターまでに何をどれくらいまで進められるか」という、センターまでの勉強計画をしっかり立てるという行為をしませんでした。
理由は、現実を知るのが怖すぎたからです。しっかり計画を立てようとしても、とても2ヶ月では理想の状況に間に合わないことだけはわかっていたので、現実を見たくなかったのです。
現実逃避をするかのようにひたすら適当にセンター対策本とかをやっていました。
こういう受験生はほぼ間違いなく失敗します。実際、私は撃沈して浪人しました。
「現実をしっかり直視する」ということを避けて、受験で成功できるはずがないわけですね。
とくに「センターまでにここまでやっておくべきだ」と自分が思っていた理想に間に合いそうにないとき。ここで「現実を直視する」ことができるかどうかが、勝敗の分かれ道になります。
あきらかに物理的に、「残りこれだけの時間でこれだけのことを全部やるのはもう無理」という状況もあるのです。
その現実をまず受け入れないといけないような状況も、受験にはあります。その現実を受け入れたら、本番までに「理想の状況」には到達できないけど、「準・理想の状況」にするにはどうすればいいか、という修正した計画を立てることができるようになります。
つまり「ベスト」は無理だけど、なんとか「ベター」には持って行くという新計画です。今の現実を受け入れない人は、高3のときの私のように盲目的に目の前の課題を処理していくだけになります。
この場合、勉強をして時間を潰すので一時的に気が楽になりますが、全く戦略的ではありません。なにより根本的な対策を立ててないので、ひたすら不安をごまかし続ける日々になります。
そうではなくて、「今の自分のヤバい状況」を直視し、残り時間で何が出来て、どこまではやれて、どこまでは出来そうにないのか。
それをまず把握した上で、残り2ヶ月弱で力を入れるべき勉強とあまり入れるべきではない勉強を判断して、今の自分が一番センター本番で高得点を取れるようになるための時間配分(計画)を作るのです。
こうやって現実から逃げずにそれを直視して、現実に沿った勉強の時間配分と計画を立てることが、今激ヤバな状況の人にとっては一番重要な作業になります。
今とても危険な状況だと感じる人は、一度立ち止まってしっかり計画を立ててください。
「ひたすら頑張る」ではなく「何にどれくらい時間を注ぐか」「何をどれくらい捨てるべきか」という現実に即した超絶リアルな計画を立ててください。
奇跡の逆転合格というのは、適当にひたすら頑張って手に入るものではありません。
見たくない現実をしっかり直視して、対策をリアルに考え抜いた人だけが最後に手に入れることができる果実なのです。