- 2015-6-1
- おすすめ記事, その他・雑談, 受験を突破する健康管理術
こんにちは、中西です。
今回は勉強とは関係ありませんが
ある意味で勉強以上に大事な
健康の話を。
最近、立て続けに著名人が
がんになった・がんで亡くなった
というニュースが増えています。
10年前にこんなにしょっちゅう
がんのニュースってあったかな?と思うくらい。
まあ誰でも「自分は病気にならない」
と思いたいものですが、こんな時代に
「自分だけはがんにならない!」
と思っている人がいたら完全に
バ○だと言い切っていいでしょう<(_ _)>。
えらそうに言いながら、私も昔は
いくつかの勝手な根拠をもとに
「まあオレだけはがんにはならないだろう」
なんてスーパーアホなことを
思っていたことがあるのですが、その後
「この人が病気になるわけない」
と感じていた友人・知人・尊敬する方々が
次々にがんにかかり、
がんで亡くなる場面に遭遇して、
もはや「自分だけは」なんて
バカなことは思えなくなりました。
そもそも現代人は、
健康な人でも、誰でも、
体内で毎日数千個のがん細胞を
発生させています。
そのたびに体内の免疫力パワーで
がんを攻撃して殺してくれているので、
がんにならないだけなのです。
よって何らかの理由で“免疫力が
極端に落ちて弱っているとき”には、
免疫力ががんに負けてしまう
可能性が上がるということです。
免疫力ががんに負けると
がんを発症するわけですが、
一度発症してしまったがんは、
ご存じの通り自分が巣くっている体が
死ぬまで増殖し続けます。
若いときは多少無茶をしても
抵抗力や回復力があるので
問題ないことも多いですが、
40代以降の読者さんも
最近増えているのでいいますと、
若いときのノリで40代以降に
極端な無茶をしたり極度のストレス状態に
おかれてしまうと、免疫力が一気に下がって、
そのタイミングでがんに
やられてしまうリスクが高まるのです。
実際、がんになっている人の話をきくと、
がんになったタイミングが、仕事などで
極度のストレス状態に置かれていた時期と
ちょうど一致することが多いです。
先日亡くなった俳優の今井雅之さんも、
医者から
「大腸がこれほどひどくなるには10年かかる。」
と言われたそうで、実際10年前に
映画の製作などで連日徹夜で走り回る
ストレスの大きい日々が続いていたとのこと。
私が尊敬していたある方は
7年ほどがんを闘病されていたのですが、
がんを発症されたのは40歳のときで、
ちょうどその頃に仕事で超激務の
日々が続いていたそうです。
たしかに私自身振り返ってみても、
勤め人の頃に非常にストレスの多い
仕事をしていたときは、
あきらかに風邪を引きやすかったり、
病気になったり、アトピーがひどくなったりして、
まさにそのタイミングで体調が悪くなる
ことが本当によくありました。
ストレスで免疫力が低下していたと
考えて間違いないと思います。
そういう経験が何度もあるので、
ストレスと免疫力の関係は
実感としてもよくわかるのです。
面白いのは、同じくらいに超忙しい日々でも、
好きな仕事をやっていたり、
楽しみながらワクワクして
仕事をしているときは、
全く風邪を引かず、アトピーにもならず、
肌つやも良かったりする点ですヾ(´▽`)ノ
はた目からは同じように超激務に見えても、
大事なのは「本人が楽しんでいるかどうか」なのです。
同じことをやっていても、
楽しんでやっている人はストレスにならないので、
免疫力も落ちません。
実際、人間の一番楽しい瞬間だといえる
「笑っている」状態のときは、
体内でNK(ナチュラルキラー)細胞という
免疫力に関係する細胞が増えて、
免疫力がアップすることがわかっています。
人間っておもしろ!
たしかにがんになる原因は
いくつもありますし、
その中で「食生活」は多くの人が
意識するところですが、
「ストレス」
も相当大きく関係しているわけです。
それほどまでに、人間は心と体が
密接に連動している生き物だということですね。
ちなみにストレスを与えた犬は
早く死ぬことが実験でわかっているので、
人間というより、もう動物全般にとって
ストレスが大敵なのでしょう。
誰もががんになるリスクを背負っている時代。
少しでもそのリスクを低下させるためには、
「食生活」と同時に
「(極端な)ストレス」
にも十分注意しておいたほうが良さそうです。
P.S
今回の話に興味がある人は、
以下の記事・本もあわせてどーぞ。
とくに本の2冊は衝撃的な内容です。
○関連記事
○関連本1
乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか
ジェイン・プラント (著), 佐藤章夫 (翻訳)
【アマゾン解説より】
まさか、そんなことが…、驚愕の真実。乳がん、前立腺がんの原因は牛乳だった。転移4回の進行性乳がんに侵されながら、乳がんの原因を探り続け、著者はついに真犯人を発見した。それから15年、彼女の乳がんは一度も再発していない。乳がん・前立腺がんは克服できる。
○関連本2
葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)
T・コリン・キャンベル (著)
【アマゾン解説より】
「疫学研究のグランプリ」とニューヨーク・タイムズが絶賛した史上最大規模の「チャイナ・プロジェクト」(栄養調査研究)は、すでに生活習慣病の元凶をはっきりと暴き出していた。「栄養学のアインシュタイン」と称される世界的権威が、史上空前の疫学大調査をもとに下した衝撃の結論とは。