- 2013-9-5
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
すでに9月になっていますが、大学受験生の人でもしまだ「志望校見学」に行ったことがない人は、
なるべく早めに、必ず一度は志望校を見に行っておきましょう。これはもう必須。
この話、4月くらいから言っているので、さすがに前からの読者さんでまだ行っていない人は少ないかと思いますが、
最近このブログを読み始めた受験生も多いので、念のため再度お伝えしています。
志望校のホームページやらパンフレットを見ているだけでは、決してわからない情報というものがあるのです。
その大学の口コミや評判が書かれている、大学関連の掲示板やら2chで調べてもまだ足りないです。
とにかく足を運んで、実物を自分の目で確認しに行きましょう。
見学するのは、授業やら校舎やら立地やらもそうですが、もう一つ大事なのは「その大学の学生の雰囲気」です。
この事実はあまり受験生に伝えられないのですが、大学というのは、ものの見事に、
【 大学ごとに学生のカラーがある 】
のです。それはもう、本当に見事に大学ごとにわかれています。
なぜわかるかというと、私は以前ある仕事で、50校くらいの国公立・私立大学を回って、それぞれの大学の学生と接してきたことがあるからです。
言ってみれば、「50校分の志望校見学」をしたみたいなものです。
で、このとき気づいたのは、各大学ごとの見事なまでのカラーの違いでした。
「なんと、ここまで大学ごとに雰囲気が違うのか!」と大変驚いた記憶があります。
しかし、そういった学生のカラー(雰囲気)というのは、ホームページやらパンフレットやら掲示板には、まず書かれていないのです。
それらしきことが書かれている場合もありますが、言葉では正確なニュアンスを伝えるのはとても難しいのです。
たとえば掲示板に「この大学は、まじめな雰囲気の学生が多いです」などと書かれていても、
その「まじめな雰囲気」というのは、人によって受けとめ方が違います。
よって、その言葉を真に受けて、自分の中で勝手に「まじめな雰囲気」をイメージして、「こんな感じの大学なんだろうな」と思っていると、
実際に足を運んでみたら、自分のイメージした「まじめな雰囲気」とは全く違っていたΣ(゚д゚;)
なんてこともありえるわけですね。自分の「人生の方向性」を大きく決める選択をするときに、この程度の確認もしないというのは非常に良くないです。
最悪の場合、合格してから「思った感じと、全然違うやん!」となって、入学式の直後からすでに仮面浪人を決意する、という人もいるのです。
(実際、これまで複数の仮面浪人生から「中西さん、私と同じ失敗をする受験生を無くすためにも、志望校見学は受験生にしっかり推奨してあげてください!」と何度となく言われているくらいなのです。
だから、月1回くらいはこの話を4月から繰り返しているのですが)
「受験の失敗」で仮面浪人するならまだしも、「志望校見学を怠った」ために仮面浪人することになるなんて、これほどもったいない話もありません。
とにかく、一度は実際に足を運んで、あなたが4年間(短大なら2年間)すごすその大学を「自分の目」で確認してきてください。
とくに、そこにいる大学生のカラー(雰囲気)ですね。これを要チェックしておきましょう。
その意味で、「志望校見学」は「人見学」です。
それで「よし、ここで間違いない!」という確信が持てたなら、「思った感じと違った・゚・(ノД`;)・゚・」というリスクを回避できたばかりでなく、
受験本番までの高いモチベーションも得られるのです。
そりゃ「俺(私)はこの大学に行く!」という確信が持てるのと、持てないのとでは、勉強に向かうテンションが全く変わってくるのは当然です。
多少の交通費がかかる場合もあるかと思いますが、それでも「思った感じと違った」というリスク回避とともに、
「ここで間違いない!」という確信と、「俺(私)は絶対この大学に行く!」というモチベーションを得られるわけですから、その費用は決してムダになどならないのです。
自分の青春の舞台となる大学は、ぜひ貴重な時間とお金を使ってでも、「自分の目」で確かめてきてください。