- 2012-3-2
- 1ヶ月100記事企画, おすすめ記事, 受験を突破するマインドセット
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
世の中にはいろんな会社がありますが、
「表の顔」と「内側の顔」には
ギャップがあることも多いようです。
▼今日のピックアップ
8億人を率いる『Facebook』の新社屋はアソビ心満載(秒刊SUNDAYより)
Facebookというと、どちらかといえば、
少し真面目な雰囲気のSNSのような
イメージが私自身はあるのですが、
その社内は、仕事専用スペース以外の、
いろいろ楽しいスペースがあって、
遊び心が満載のようです。
これを聞いて思い出すのが、グーグルのオフィスですね。
グーグルって、検索窓があるページは
めちゃくちゃシンプルですし、
Gメールにしろ何にしろ、
提供しているサービスが、非常にシステムチックというか、
表向きの顔は、ちょっとお固いイメージがします。
が、以前グーグルを取材した、
ある雑誌の編集者さんに話を聞いたところ
グーグルの内部はとんでもなく遊び心満載だったとか。
オモチャやゲームなど、何でもかんでも置いてあって、
もうプチ遊園地みたいなオフィスヾ(´▽`)ノ
になっているようです。
ずいぶんイメージと違いますよね。
さらに一日の仕事時間の1割とかを、
「仕事以外の時間に使いなさい」的なルールがあって、
そのような「遊びの時間」をもうけることで、
新しい発想が生まれる、
という主旨で労働時間なども決められているとか。
さすが時代のトップ企業は、
労働環境に対する発想からして違います。
今調べてみたら、ネットでも出てましたね。
【独創的】遊び心満載な個性的オフィス【社内風景】
この記事では、グーグル以外にも、
いろんな会社のオフィスが掲載されてます。
それにしても、グーグルの
「食堂直行すべり台」
とかすごいですね。
すべり台ですべって食堂にいけるようです(笑)
ちなみに一番上に出てるNHNJapanさんのオフィスは、
ある仕事の関係で私は一度行ったことがあります。
2008年に「働きたいオフィスNo.1」に選ばれたそうですが、
たしかにめっちゃくちゃかっこいいオフィスでした。
このメルマガ読者さんは、
これから社会に出る方も多いと思いますが、
(遊び心の有る無しは別にして)
オフィスの雰囲気には、
その会社の本質が結構出てたりするので、
会社選びの際は、外側から見えるイメージだけでなく、
社内の雰囲気も、よくチェックしておくことをおススメします。
本題へ。
数日前に、「知的好奇心の落とし穴」の話をしました。
人間には知的好奇心という素晴らしい本能が備わっているが、
受験勉強に勝つためには、
「新しいものをやりたい!」
という、その本能の赴(おもむ)くままに
勉強を進めていくのは危険だということ。
次々と新しいことをやっていくのは
知的好奇心が満たされて楽しいことだが、
やった参考書の冊数が増えるだけで、
それでは実力が身につかないということをお話しました。
今回は、もう1つ別の角度から
「知的好奇心の落とし穴」について
お話したいと思います。
題して、「知的好奇心の落とし穴 パート2」(=_=)
「パート2」の話は、受験勉強に限らず、
大学へ行っても社会人になっても
注意し続けないといけないことです。
もちろん、私自身もいつも自戒しています。
このメルマガの読者さんであれば、
おそらくは勉強熱心な方が多いはずです。
ここでいう「勉強」というのは、
英数国理社といった受験勉強そのものだけでなく、
各種ブログやメルマガ、書籍・雑誌などからの
「勉強法の勉強」といったものも含めます。
本屋さんに行けば、勉強法のコーナーから、
自己啓発のジャンルまで、無数の書籍が出回っています。
今や、少し探せば
「自分自身を高めるための情報」
というのは、簡単に手に入るわけです。
その意味では、非常に良い時代だと思います。
「自分自身を高めるための情報」を学ぶことは、
大変素晴らしいことあり、
そういった情報を学ぶ人と学ばない人との差は、
数年たてば恐ろしいほど開きます。
なので、学ばない人よりは、よほど素晴らしいわけですが、
一方で、そういう勉強法や自己啓発系の情報というのは、
ある一定のラインまで学ぶと、
「どこかで聞いたことのある話」
が、とても多くなってくるんですね。
そういった勉強を少し続けていくと、
自分がどこかで聞いたことがある話に、
2度3度と出くわすことが、
だんだん多くなってくるわけです。
そこで、多くの人は、
「もうその話なら知ってるよ。
もっと新しい話はないの?(-ε- )」
と、つい思ってしまうのです。
ここに、「知的好奇心の落とし穴」があります。
よく考えてみてほしいのですが、
「自分を高めるための情報」を
インプットしようとするのはなぜですか?
「自分を高めるため」
のはずですよね?(そのままですが)
であれば、そういった情報をインプットしていて
「すでに聞いたことがある話」
に出くわした際、あなたが考えなければいけないのは、
「その話は知っているけど、自分は本当に実践できているか?」
という視点のはずです。ところが、世の多くの人は、
「その話ならもう知ってるよ。もっと新しい話は?」
と考えてしまうのです。
「もっと新しい話を」
「もっと聞いたことがない話を」
と、いつのまにか、「自分を高める」という本当の目的を見失って、
「新しい情報探し」にハマってしまう
のです。そんな人が、本当に多いです。
これは、脳の知的好奇心を満たしているだけで、
実のところ、自分自身は何も高まっていません。
本末転倒とはまさにこのことですが、
そうなってしまう原因が、
「知的好奇心」なのです。
本来素晴らしい本能であるはずの「知的好奇心」も、
使い方を間違えると、
かなり危険な落とし穴にハマってしまうということですね。
もちろん、「新しい情報」を求めて
インプットを継続することは超・重要です。
その重要性は一切否定しませんが、その過程で
「すでに知っている話」を聞いたときに、
「いや、もうその話は知ってる」
とだけ反応して、
「自分は本当にそれをできているか?」
という振り返りをせず、
新しい情報だけを次々と探し求めてしまうなら、
きっと何年たっても、その人は、
ほとんど成長できない人になってしまうと思います。
もちろん、「自分を高めよう!」という
気持ちすらない人と比べたら、
そういったインプットをしようとする
姿勢だけでも素晴らしいですが、
本末転倒して、成長が止まっていては
まったく意味がないですからね。
このブログの読者さんは向上心の高い人が多いので、
きっと今後もいろんなインプットをされると思います。
なので余計に、
「その話、もう知ってるよ!」
と、新しい情報ばかりを探してしまう、
「知的好奇心の落とし穴」
にハマらないよう、
受験期間中はもちろん、大学生・社会人になっても、
くれぐれも注意しておいて下さい。
(私自身もこの点は生涯自戒していくつもりです)
中西