- 2013-10-7
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 効率的な時間管理術
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、自習室や図書館を利用して、休日や平日に勉強することができる人向けのワンポイントアドバイスのお話。
これは、私が運営しているOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)での話になるのですが、まずこのシステムは
「自学自習の勉強計画」を確実に処理していくための独自システムを利用してもらった上で、
あるいくつかの機能により、周りのメンバーとの交流が自然に楽しくできるようになっています。
大学受験生と資格試験の受験生の交流もありますし、その他の目的で参加されている方(受験以外の目的で参加されている方もいます)との異業種交流も頻繁に行われています。
そんな中、先日、ある大学受験生の男の子(A君とします)が、あるメンバーの女性(Bさんとします)とこんな話をされていました。2人のやり取りをそのまま引用します。
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Bさんの質問
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「Aさんのお休みの日の勉強時間がすごいですよね。
お休みの日は、午前に何時間はやる!!とか決めてるんですか??
私も参考にしたいです♪」
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A君の回答
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「特に決めてはいないですが、とにかく1つ言える事は
午前中に沢山出来たら、確実に午後はいつも以上に頑張れると思いますね。
逆に、午前中に全くできなくて、午後から頑張ろうとすると確実にできません。
んで、俺の場合は土日はいつも図書館に行くのですが、それが9時から開くのでそれにあわせて朝食とか済ますんですよね。
そうすりゃ、午前中で3時間位(本当は5時間位出来たらいいのですが)出来て17時で閉まるので、そこまで何とか頑張ります。
そうするとフルに使えるのが8時間(昼食ったり、少し休んだりで結局6~7時間位ですが)やって残りの時間で勉強時間が10時間は超えるように頑張って寝るって感じなのですが、
とりあえずペースメーカーみたいなのを作るのが重要だと思いますね。
俺の場合は、図書館が始まる時間がペースメーカーみたいなものです。
じゃなきゃ、土日は遊んじゃうので(笑) 」
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A君は「図書館の開館時間がペースメーカーになっている」と書いているわけですが、とても面白く、鋭い指摘だなと思いました。
というのも、私自身も浪人生時代には、A君とまったく同じような感覚で生活していたからです。だからこのコメントの内容には、とても共感する部分がありました。
私の場合は、浪人生といっても授業を週に3コマしか受けないやり方で勉強していたので、時間の自由度が非常に高かったのです。
授業という縛りがほぼなく自由度が高いというのは、そこだけ聞くとなにやら楽しそうなイメージもありますが、これは油断すると危険な諸刃の剣なのです。
簡単にいえば、自由度が高すぎて、時間の使い方が気ままになりすぎてしまい、かえって時間の使い方がとてもヘタになる危険性があるということです。
こういう状態が続くのは、勉強の生産性の観点から言うと、非常によろしくありません。
結局のところ、いくら使える時間の自由度が高くても、ある程度時間を固定化して規則正しく生活したほうが効率が上がります。
A君が指摘しているように、そのためのペースメーカーとして「自習室・図書館の開館時間」にこだわるというのは、とても地味ですが(笑)かなり現実的で賢いやり方だと思います。
私が共感したというのもこの部分です。浪人生時代、私が通っていた京都の予備校の自習室は、朝7時半から開館でした。
私はそれに合わせて早朝に起き、隣の滋賀県から電車に乗って、1時間ほどかけて通っていました。
だいたい朝の7時20分までには自習室に着いていて、自習室のドアの前で「並ぶ」わけですね。
並ぶということは、私よりも早くついて開館を待っている猛者が数人いたということですが(゚口゚;
ちなみに、その数人の中に私好みのかなりタイプの女の子が毎日来て並んでいたので、それで寒い季節の早起きも全然苦じゃなかったという裏情報もあるわけですが、これは私の沽券にかかわる裏話なので、墓場まで持って行く秘密であります。
ともかく、私自身はまるで学校の通学や仕事の通勤のごとく、自習室の「開館時間」が1日の始業時間だと決めてしまい、
そのタイミングで1日の勉強をスタートさせることをかなり意識してすごしていました。
当時は自由に時間が使えたので、いくらでも不規則な生活も送ろうと思えば送れましたが、絶対にそれはしませんでした。私が合格できた理由の1つはこれだと思っています。
・・・というわけで、自習室や図書館に通える環境にある人は、「開館時間」を強烈に意識して、その時間になんとしても間に合わせることを自分の中のルールにしてしまい、
それをペースメーカーとして1日の勉強ペースをつかんでいくというのも、受験勉強の生産性を高める有効な方法の一つです。よかったら試してみて下さい。
なお、彼のコメントの中には、実は「もう1つ」受験生にとって役立つ、ある気づきが含まれているので、それについては次回に解説予定(たぶん)。