こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
その昔、私は遠距離恋愛なるものを経験したことがあるんですが、
そのときに周りの先輩たちから
「100%破局するから。ご愁傷さま\(^o^)/」
ということを、それはそれは愉快そうに言われまして、
具体的にどういうパターンをたどって破局するかまでご丁寧に解説していただいたのでした。。
まったくもって大きなお世話だと思ったものですが、結果的には、残念ながらそのパターン通りに破局いたしました(まあ遠距離だけが原因ではないでしょうが)。
今日のCNNニュースで、「もしこれがあの時に発明されてれば破局もなかったかも!」と思えるすばらしい発明が発表されてたのでご紹介。
▼ネットで「キス」を伝達 電気通信大が新装置開発
「インターネットを介して恋人と熱いキスができるという装置を電気通信大学の研究チームが開発した。
(中略)
箱から突き出たチューブを口にくわえて舌で回転させると、コンピューターがその動きを記録してもう1台の箱に伝達し、
この箱のチューブをくわえた相手に伝える仕組み。
これで遠距離恋愛のカップルも、直接キスをしているような感覚が味わえるという。
2台の箱はインターネットで接続することも可能。キスの情報を記録しておいて再生し、1度のキスを繰り返し再現することもできるという。
研究チームでは、例えば人気タレントが複数のファンにキスを届けるなどの使い方もできると提案している。」
いやぁ~、なんつーかもう、突っ込みどころ多すぎませんか(笑)。というかこの記事、絶対笑わす気満々でしょ。
まだ「箱から突き出たチューブを口にくわえて舌で回転させる」まではギリギリセーフだとしても
「1度のキスを繰り返し再現することもできる」
って、もうこれほとんど変態じゃないですかね???え、違うのかな。これってありなの?ありえる?もう何が正解かわからないんですけど(´д`)
「研究チームでは、例えば人気タレントが複数のファンにキスを届けるなどの使い方もできると提案している」
・・・・どんな提案や。。
気になったのは「キスを届けるなどの使い方」の「など」のところ。そこ激しく知りたい。どんな「など」があるのか、ぜひ詳しく教えてほしいんですが。
いやぁ、世の中にはいろんな研究があるもんです。にしても電気通信大、おそるべき自由さですね(いい意味でね)。
とても教育系ブログとは思えない出だしになってしまいました。切り替えて、まじめに本題へ。
受験勉強はふつう毎日やるものですよね。
で、あなたの受験勉強についてちょっと聞きたいのですが、
1日の勉強の終わらせ方
って、どんな形で終わっていますか?
「適当なところで終わらせる( ´∀`)」
「疲れてきたらそこで終わり(・∀・)」
なんて人もいるかもしれませんね。でもこの終わり方は、私の基準で勝手に採点すると、100点満点中の50点くらいでしょうか。
このような「毎日、適当にそのときの気分で終わらせる」系は、すいませんがここでは論外としまして(;_;)
一番よくある、そして選択肢として悩んでしまうパターンが、
1、今日やるべきことを全部終わらせてから寝る。
2、決めている終了時刻になったら、そこでやめる。
の2つではないでしょうか。
当然ですが、この2つを両立させることは基本的に不可能です。決めた終了時刻までに全部終わるとは限らないからです。
となると、「1日の終わらせ方」のルールを決めるなら、2つのうちどちらかを選ぶしかありません。
さて、ではどちらの「終わらせ方」がいいのでしょうか?
たぶん、「終わらせ方」としてカッコいいのは「1、今日やるべきことを全部終わらせてから寝る。」の方でしょうね。
「ワシは全部終わらせるまで、決して寝ぬ!」ってなんかサムライ魂(?)的なものを感じてカッコいいです。個人的には好きです。
それに全部終わらせてから寝ると、すごく充実感もあります。夜中の3時くらいになって、
「よっしゃ!予定より時間かかったけど、今日やるべきことは全部やり切ったぜ(^_^)v」
と、達成感が半端じゃありません。達成感はしんどさに比例して大きくなりますからね。そりゃ気持ちいいはず。ここまではいいのです。
でもこれ、毎日毎日、そのパターンで続けられますか?
もちろん、毎日予定より延長して、毎日終わりが深夜におよぶわけではないでしょう。
が、実際問題、1日の勉強の予定を立てるときに行う「勉強時間の見積もり」というのは、簡単ではないのです。
通常、毎日自分がこれからやる1日の勉強内容を書き出して、それを消化していくわけですが、
それが「どれくらい時間がかかるのか」を、毎日正確に予想するのは非常に難しいです。ふつうは予定より1~2時間ずれるなんてザラですよ。
もちろん、慣れてくればある程度正確に予想できるようになる部分もありますが、前提として、
予定はズレるもの
と、思っておいたほうがいいです。その前提に立った場合、
1の「今日やるべきことを全部終わらせてから寝る。」というルールづけにしてしまうと、
週に何回かは、勉強が深夜におよび、翌日は睡眠不足を招いて勉強の集中力が激減(もしくは寝て終わり)となる危険性はきわめて高いです。
たしかに、やることを全部終わらせた「その瞬間」は達成感があって気持ちいいです。が、受験勉強は翌日も翌々日も続くのです。
次の日が休みなら、そんな終わり方でもありかもしれませせんが、
受験は何ヶ月にもおよぶトータルの勉強量が問われるわけです。1日だけ達成感があっても、翌日に生産性が激減しては意味がありません。
では、もう1つの「2、決めている終了時刻になったら、そこでやめる。」はどうでしょうか?
この場合、確実に
「予定した勉強が、時間までに全部終わらなかった(T-T)」
となる日が出てくることも少なくないでしょう。
「予定はズレる」ものですから、その時間通りに終わらない日が出てくるのは当然なのです。
したがって、さきほどの1とは違い、時間がきたら無理矢理そこで終わらせるため「全部やりきった達成感」が得られない日も何度となく出てくるはずです。
「じゃあ2もダメなのか?」って思われたかもしれませんが、
実は私がお勧めするのは、ダントツで2の方なのです。
つまり、「決めている終了時刻になったら、そこでやめる」ほうがが効率的だと考えます。
まず、2の方は1とは違って全部終わらないことがあるため、たしかに「やりきった達成感」が得られないことも少なくないのですが、それ以上に大きなメリットがあり、その1つが
睡眠時間を確保できる
ということ。
この睡眠の重要性はこれまでこのブログでも何度も取り上げましたし、今後も何度も強調していくつもりですが、
とにかく受験勉強で睡眠時間を削るのは、タブー中のタブーなのです。集中力も記憶力も下がることが証明されてますから。
1のように深夜までかかって全部やりきったとしても、そのせいで睡眠不足になって、翌日ぜんぜん勉強に集中できなかったら、
そんな1日だけの達成感は自己満足にすぎません。
勉強でもっとも大切な睡眠時間を確保するには、どうしても1の「全部終わらせてから寝る」というルールでは成り立たないのです。
毎日の生産性を最大化するために不可欠な「睡眠時間の確保」のためには、「決めている終了時刻になったら、そこでやめる」というルールを守るしかありません。これが2のメリットの1つめ。
もう1つのメリットは、睡眠時間の確保以外に、
締め切り効果による集中力アップ
があります。
これも何度も書いてますが、「締め切り効果」は人間の集中力をアップさせるもっとも効果の高い方法の1つです。
「今日の勉強は○時まで」という締め切りをハッキリ決めておくからこそ、それまでの時間が集中できます。
1日の締め切り時間を厳守するから、よい意味での緊張感をもって1日を過ごせるのです。
この締め切り時間がないと、どうなるか。
つまり締め切りもなく、1のように「全部終わるまでは寝ない」と決めてしまうと、
逆に「予定が遅れても深夜遅くまでやればいいや」と人間の弱い部分が出てしまい、
ダラダラと時間をすごしてしまう危険が高まります。夜の時間は無限にあるように錯覚しやすいんですよね。
全部終わったけど、ダラダラすごして夜中までかかり、翌日も睡眠不足。翌日もその繰り返し。
1はこの最悪のループに入る危険性が高いです(実際私もかつてこのループに陥って失敗したことがあります。経験者は語る(゚Д゚))。
というわけなので、1日の終わり方は、
1、今日やるべきことを全部終わらせてから寝る。
2、決めている終了時刻になったら、そこでやめる。
の2つのうち、どちらを選ぶべきかと言われたら、私は断然2をオススメします。
あなたもよかったら、今日から1日の終了時刻を厳守して、
▼「睡眠時間の確保」による集中力アップ
▼「締め切り効果」の緊張感による集中力アップ
のダブルの効果で、毎日常に集中できる好循環を維持して、
睡眠不足でダラダラしてるライバルを横目に、超集中してパワフルに勉強して行ってほしいと思います。