- 2010-12-29
- おすすめ記事, 受験を突破する生活習慣術, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、昨日は冬の寒い朝でも起きやすくするための、誰でも簡単にできるプチテクニックをお話しました。
<昨日の記事>
冬の寒い朝でも布団から起きやすくなるコツ
実は、ひと言で「朝が起きづらい」といっても、何か1つの原因によって起きづらくなっているのではなく、
たいていの場合、「複数の原因」が重なった上で起きづらくなっていることが多いものです。
逆に言うと、その「複数の原因」というものにしっかりと焦点を合わせて、1つ1つその原因を取り除いていけば、
最終的には、朝が起きづらい原因が0となり、目覚めが非常に良くなります。
朝に快適な気分で起きたいなら、まずこの最終解決までのプロセスを理解しておく必要がありますね。
ちょっと抽象的な話になりましたが、朝が起き辛くなる「複数の要因」とは、たとえば
単純に睡眠時間が少ない
睡眠時間は十分でも、睡眠が浅い
前夜に風呂に入らなかったため、体がいつもより重い
朝が寒すぎる
起床する日に「何か嫌なこと」がある
といったものですね。
こういった複数の要因が重なって、「あ~・・・今日は朝起きるのつらい・・・」といった状況が襲ってくるわけです。
だから、朝起きづらい要因を1つ1つ排除していき、最終的にその要因を0にしていく必要があるのです。
で、これまでこのブログではそのあたりの解決策もちょこちょこと書いてきましたが、
やっぱり一番危険な、というかそれをやってしまうと劇的に睡眠効率が悪くなるのが、
寝る前に何かを食べる(飲む)こと
です。一番やってしまいがちなのですが、(睡眠の意味では)一番危険な行為だと思います。
たとえば夜の19時に夕食を食べたとしたら、23時には、夕食からもう4時間たっているわけです。おなかが空いてくるのはある意味当然といえば当然。
しかし、ここで誘惑に負けて寝る前に何か食べてしまうと、朝は確実に起きづらくなります。
なぜかというと、胃の中で食べ物の消化が完全に終わる前に睡眠に入ってしまうと、
残った食べ物が睡眠中もずっと胃に残ったままになるからです
(起きている時間に比べて睡眠中は、内臓が活動を休んで消化活動があまり進まないため)
すると朝目が覚めたときに、体が非常に重く感じます。厳密には「胃が重い」のですが、自分の感じ方としては「体が重い~」という感覚になってしまうのです。
しかも、睡眠中に消化活動も中途半端にダラダラと進行しているので、
睡眠が浅くなる
という傾向があります。よって、十分に効率的な睡眠が取れていないため、
「体(胃)の重さ」の点だけでなく「睡眠不足」という点でも、朝が起きづらいということになる。
ちなみに食べるタイミングとしては、消化にかかる時間を考えると寝る2~3時間以内はもうアウトと考えて下さい。
(また「飲む」のも同様に危険です(睡眠効率の意味で)。「食べる」よりは消化活動の負担はありませんが、翌日にひびくのは間違いないです)
夜寝る前に、誘惑に負けてパクパクっと、
から揚げクンチーズ味とか
カップヌードルとか
ファミマの明太マヨおにぎりとか
ポテチのコンソメ味とか
ロッテの(←重要)ミルクチョコレート
(以上、すべて中西の好物であるとかないとか)
といったものを食べてしまったために、
翌日の朝が起きづらくなる。
そればかりか、次の日の午前中ずっと気持ち悪かったり、睡眠不足の状態で1日がつぶれるリスクも出てくる。
ついでに言うと、寝る前に食べるとめっさ太ります。朝起きたら顔がパンパンに膨れ上がって鏡を見たときに「え・・これ誰?」みたいな顔になってないとも限りません。
寝る前の空腹の誘惑に負けて、「ちょっとだけ♪」とか言っておいしいものを食べてしまうと、
翌日、恐ろしく勉強の生産性を下げてしまうという、あまりにも大きい代償が待っています。しかも太る!顔が何とかパンマンみたいにもなる!
というわけですので、夜寝る前2~3時間は何も食べないようにしてみてください。
違いを実感したければ、実験的に一度だけでもいいので、少し思い切って寝る4時間くらい前から、何も飲まない食べないようにしてみて下さい。
とくにふだん寝る1~2時間以内くらいにちょっと何か飲んだり食べたりしてる方は、違いを実感しやすいはずです。
翌日の朝、あまりの起きやすさ、体の軽さにビックリすると思います。