テレビを観てはいけない本当の理由

    
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こんにちは、中西です。

 

受験生は当たり前ですが、テレビを見てはいけません。まさかいないとは思いますが、受験生で毎日テレビを何時間も見ている人がいたら、受験はやめたほうがいいでしょう。

 

私はもともと超テレビっ子でしたが、テレビを見なくなって9年になります。YouTubeで好きな特番(すべらない話とか)や気になる番組は見ているのですが、毎日の生活習慣からは完全に排除することができました。

 

帰宅してテレビつけて、寝っ転がってテレビ見て、ゲラゲラ笑って、寝る前にテレビを消して寝る・・・みたいな習慣はもう私の中では完全に無くなりました。死ぬまでやる気はないです。

 

実はそれまで禁煙ならぬ「禁テレビ」に何度も何度も失敗したのですが、最終的に「テレビそのものを家に置かない」という強硬かつシンプルな手段で解決しました。おかげで毎日主体的に時間をコントロールできるので超快適ですヾ(´▽`)ノ

 

私がテレビを見ない最大の理由は、「最近のテレビは低俗だから」でも「最近のテレビはつまらないから」でもありません。

 

「みんなが見ているから」です。

 

最近は受験生ならずともテレビ離れが進んでいますが、その理由の多くは「最近のテレビはつまらないから」とか「他に面白いコンテンツ(ネット、漫画など)がいっぱいあるから」ということのようです。

 

そういう理由でテレビを見ない人たちは、もしテレビが他のコンテンツを圧倒するような「超面白い番組」ばかりを放送するようになったら、きっとテレビを見まくることになるでしょう。ようするに、テレビを見る判断基準が「面白いか、面白くないか」だからです。

 

また、「勉強になるような、タメになる教養番組が少ないから」といった理由でテレビを見ない人も少なくありません。そういう人たちは、もしテレビがとてもタメになる教養番組であふれかえったら、きっとテレビをたくさん見ることになるでしょう。

 

でも、私はテレビがどんなに今とは比較にならないくらいにめちゃくちゃ面白いコンテンツであふれかえろうと、人生の役に立つような勉強になる教養番組であふれかえろうと、いまの禁テレビの習慣をやめることはありません。

 

なぜなら、「みんなが見ているから」です。

 

この「みんなが見ているものは見ない」という習慣が、どれほど人生において重要な意味を持つかに気づいている人は、とてもとても少ないです。

 

言い方を変えると「みんなが見ているものを、自分も同じように見る」という生活習慣が、将来的にどれほど“恐ろしい未来”を招くリスクが伏在しているかを理解できている人は少ないです。

 

それをわかりやすく伝えるために、極端な例を出しましょう。これに限らず、何かの本質を理解したいときには、極端な例で思考実験してみるとわかりやすくなることは多いですので。

 

今回の思考実験は、「もしも今から20年間、インプットをすべてテレビだけにしたら」です。

 

起きている時間のうち、学生なら学校の時間、社会人なら仕事時間をのぞいた「すべての余剰時間」をテレビを見ることに費やしたら人間は一体どうなるか。

 

外出中はワンセグでテレビを見ればいいので、思考実験とはいえ決してやれなくはありません。ただし週末も長期休暇も含めた、すべての空き時間にテレビを見まくります(゚д゚;)

 

さてこの場合、20年後にどんな人間ができあがると思いますか?

あらゆる世の中の情報を知り尽くした超博識家や天才ができあがるのでしょうか?

 

・・・私はそうは思えません。これは思考実験ですからあくまで仮説・予想になりますが、どういう人間が20年後にできあがるかというと

 

【 どこにでもいる普通の人 】

 

ができあがるだけです。

 

「世の中の人みんなが見ているもの」を見続けている限り、たとえどんなに人よりたくさんの量を見たとしても、みんなと同じような人間にしかなれないのです。

 

「俺は発想で勝負するぜ!」と言ってみたところで、長期間にわたって脳にインプットされ続けてきた情報が「みんなと同じ」では、どんなに頑張って「発想」してみたところで、しょせんはその「みんなが知ってる情報」の枠組みからしか発想ができません。

 

逆の思考実験をしてみれば、よりわかりやすいです。

 

「今から20年間、テレビを全く見ないで、みんなが知らない本・みんなが知らない人から情報をインプットし続けたら」

 

・・・果たしてどんな人間ができあがるか。「みんなが知らない本」と書きましたが、本でなくても漫画でもネットでも雑誌でも映画でもいいです。ようは「多くの人が知らないコンテンツ」という意味です。

 

博識か天才かはともかく、100%間違いなく、「みんなと違うユニークな見識・思考・発想ができる人」ができあがるでしょう。

 

つまるところ人間の見識・思考・発想のユニークさというのは、「どんな情報に触れてきたか」で決まる部分が大きいわけです。

 

したがって、「みんなと同じ情報」に触れた比率が高く、「みんなとは違う情報」に触れた比率が低いほど、「どこにでもいる普通の人」になりますし、その逆の比率なら「人とは違うユニークな人材」になれる確率が高まるのです。

 

「いや、私はみんなと同じでいいよ。ユニークな人間になんてなれなくてもいいよ」と思った人もいるかもしれません。

 

しかし、残念ながらその言い分は通用しないのです。なぜなら、私たちが生きているのは資本主義社会だからです。

 

資本主義社会において「どこにでもいる普通の人」というのは、別の言い方をすると、「いつでも簡単に別の人と取り替えのきくということになります。

 

よって資本主義社会においては「どこにでもいる普通の人」というのは、

 

「普通の生活すら送れなくなるリスク」を常に抱えて生き続けることになる 】

 

のです。・・・・今、もうめっちゃくちゃ死ぬほど重要なことを言ったのですが気づいてもらえたでしょうか。いや、これは鬼重要なことなのでもう一度言っておきます。

 

資本主義社会においては「どこにでもいる普通の人」は、

 

「普通の生活すら送れなくなるリスク」を常に抱えて生き続けることになる 】

 

のです。

 

リアルな資本主義社会の本質を伝えるためにあえて言いますが、たとえば、なぜ50歳ぐらいになってリストラされた人が路頭に迷うことがあるのかというと、「いつでも簡単に別の人と取り替えのきく人」だったからです。

 

逆にその人が資本主義社会において「取り替えのきかないようなユニークさ」(ここでいう「ユニーク」とは単なる奇抜さのことではなく、資本主義社会におけるその人の知識・経験・人脈などを含めた人材としての独自性・代替不可能性・付加価値・市場価値のこと)のある人材だったのであれば、

 

かりに会社を辞めても、別の会社で働き口が見つかる可能性も高くなりますし、あるいはフリーランス(自営業、個人事業)や会社を立ち上げて食べていける可能性も十分出てくるのです。

 

就職活動でも全く同じです。「どこにでもいる普通の大学生」は、「いつでも簡単に別の大学生と取り替えのきく人」になります。

 

よってその企業の求人倍率が高いほど、「普通の大学生」は内定が出にくくなるのです。企業の採用担当者からすれば「どこにでもいる普通の大学生やん」で終わりです。あとは“お祈りメール”(「今回はご縁がありませんでした。あなたの今後の御健闘を心よりお祈り申し上げます」的な勝手に祈られるメール)が届いて終わりでしょう・゚・(ノД`;)・゚・

 

これらは逆に言えば、「自分は『どこにでもいる普通の人』ではない」と判断できる確かな根拠(知識・経験・実績・人脈など)があれば、経済的に豊かになれる確率が高まると同時に、会社に依存することもなくなるので本質的・精神的に相当なところまで“自由”を手に入れられることを意味します。

 

よって「サラリーマンなんて会社の奴隷だから不自由だ」とか「フリーランスだから自由だ」みたいな浅い理解の職業観だと本質を見失うことになるのです。

 

サラリーマンでも自分の価値・独自性を高めて「別にこの会社、いつ辞めてもいいけどね。私ならどこでも働けるし。でもこの会社と仕事と仲間が好きだから働いてるのさヾ(´▽`)ノ」と思える人はかなり自由度の高い生き方・働き方ができるのです。

 

いっぽうでフリーランス(自営・個人事業)として独立したはいいけど、自分の人材としての価値・技能も独自性もない「どこにでもいる普通の人」の状態では、仕事を取ってくるのにとんでもなく苦労するでしょうし、ようやくとってきた仕事もどこかの下請け仕事になる可能性が高いです。

 

すると「どこのフリーランスとも取り替えがきく」仕事ばかりが集まり、いつも不安にすごすことになるでしょう。これのどこが「自由な働き方」なんでしょうか?・・・え?働く時間と場所が好きに選べる人は自由人だって?私はフリーランスのライターをやってたのでわかりますが、そんなものだけでは、本当の自由は到底得られないですよ。

 

さて、ここまで「みんなと同じインプットをする弊害」について書いてきましたが、1つ注意しておいてほしい点があります。以上の話はあくまで社会に出てから(もしくは大学入学後)の話であり、この点で実は受験生は例外だということです。

 

受験生のインプットにおいては、上の話とは逆で、「みんなと違うインプットをしてはいけない」のです。特殊な試験でないかぎり、大半の試験ではユニークさとか独自性なんていりません。すでにその大学・資格に合格した先輩が無数にいるわけですから、その先輩がやっていたことをただやるだけです。「みんなと同じ参考書」で問題ないわけです。

 

ここで色気を出して「俺はみんなと違う男だ!みんなと同じ参考書など使わん!俺独自のマニアックな参考書で我が道を行くぜ!」的な発想をして独自性はあるけどマニアックな参考書を使っていたら、まあそれでうまく行く可能性もありますが、前例が少ない分うまく行かないリスクの方が高まります。そんなところで独自性やオリジナリティなどいらないのです。

 

受験では「みんながやっていること」をやっていく。ただし、そこで勝ちぬくための法則は、

 

【 みんながやっていることを、みんながやらないレベルまでやりこむ 】

 

ということになります。これが受験における成功法則であり、その法則は資本主義社会で生き残る法則、豊かになる成功法則とは違います。簡単にいえば受験では独自性は不要だということです。まあ当たり前ですね。大丈夫だとは思いますが、ごっちゃにしないでねと。

 

つまり同じ「テレビを見てはいけない」という理由も、受験生と受験後の大学生・社会人ではその理由が異なるわけです。

 

▼受験生がテレビを見てはいけない理由⇒「みんながやらないレベルまでやりこむ」ための時間を少しでも確保するため

 

▼大学生・社会人がテレビを見てはいけない理由⇒「みんなと同じ人間にならない」ためにテレビ以外のインプット(経験含む)に費やす時間を確保するため。

 

あなたが受験生なら、みんなと同じ参考書・問題集を使っていても問題ありませんが、それを「みんながやらないレベルまでやりこむ」ために、できるだけテレビに時間を費やさないほうがいいわけですね。

 

あなたが大学生・社会人なら、「みんなと同じような情報しか持っていない人」「みんなと同じような発想・思考ベースの人」という「どこにでもいる普通の人」にならないために、みんなと違う「テレビ以外の他のインプット(経験含む)」にかける時間を確保するため、できるだけテレビに費やす時間比率を減らすことが豊かさ自由精神的安定を手に入れる条件になります。

 

受験生の受験勉強も、社会人の仕事も、それぞれ理由は違いますが「自分の人生を豊かにするために、テレビを観ない(観る時間を減らす)」という点が本質的に共通している部分ですね。

 

というわけで、今回の話をまとめます。

 

1、人間は「どんな情報に触れるか」によって見識・思考・発想のベースが作られていく。

 

2、よって「みんなが見ている」テレビに触れる時間比率が高くなるほど、どんどん「みんなと同じ」見識・思考・発想しかできなくなり「どこにでもいる普通の人」に近づいていく。

 

3、「どこにでもいる普通の人」は、資本主義社会においては 「普通の生活すら送れなくなるリスク」を常に抱えて不安とともに生き続けることになる。

 

4、よって出来るだけ「みんなと違う情報」に触れる機会を増やし、人と違ったユニークな「他の誰かと簡単には取り替えのきかない人」になることが、資本主義社会で“豊かさ”と“自由”と“精神的安定”を手に入れる方法となる。

 

5、ただし、受験勉強においては成功法則が異なり「みんなと同じインプット」でもいいが、それを「みんながやらないレベルまでやりこむ」ことが勝利のポイントになる。

 

 

・・・長くなりましたが以上になります。

 

このような理由で、「テレビはあまり観ない方がいいよ」ということなのです。

 

 

 

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