- 2011-6-4
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術
- プチ笑い有り
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
超有名な人気キャラクターたちが「夢の共演」をしたようです。
<今日のピックアップ>
▼夢の共演!?ドラえもん、ミッフィー、 ピカチュウ、スヌーピー、エルモ…企業の枠を超え人気キャラが集合!「てをつなごう だいさくせん」?
▼「てをつなごう だいさくせん」公式サイト?
要約すると、被災地の子供たちに笑顔になってもらうために、ドラえもんやピカチュウ、ミフィーなどなど、
人気キャラクターが一同に介してて手をつなぐ画像を作るというもの。アニメーション作家の合田さんというかたが発案して、
各企業によびかけて実現したプロジェクトとのことです。
出ているキャラクターたちをみると、まさにオールスターですね。すごいというか素晴らしい企画だと思います。
このニュースを聴いて、私は、はるか大昔に地元の滋賀県で行われた
「伝説の超一大イベント」
を思い出してしまいました。
その昔、私がまだ少年だったころ、滋賀県で「あるトンデモイベント」を行うために、
なんと20万人もの人が集まったことがあるのです。今思えば、信じられない話なのですが。
超人気ロックバンドの伝説の野外コンサート
的なものでは全くありません。ではいったい何ゆえに、滋賀県のようなド田舎に(失礼!)20万人もの人間が一同にかいしたのか?
実はその理由は、この一大イベントの名前にそのままあらわれております。その伝説のイベントの名は・・・
抱きしめてBIWAKO
というもの。なんとなくピンと来ましたでしょうか?
もうはっきり言ってありえない発想なんですが、ようするにどういうイベントだったかといいますと、
みんなで手をつないで、琵琶湖をぐるっと囲んで抱きしめてやろうぜ!
というイベント。。。
「それが何なの?」
「何で琵琶湖を取り囲むの?」
などと言われたら返答しようがないイベントです。理屈じゃあない、とにかくみんなで取り囲むことに何やらロマンがあるのだ!ってわけ。
琵琶湖って1周200キロメートルくらいあるんですね。これを手をつないで囲むとしたら、
一人が両手を伸ばして仮に1メートルなら、たしかに20万人でちょうど200キロ。
にしてもねぇ。。このイベントが開催される何ヶ月か前から、周りのみんなは友達はもちろんのこと、先生も近所の人も少年野球の監督・コーチなんかも、
もうそれはそれはお祭り状態。
でも私、「なんで琵琶湖を抱きしめる必要があるねん」と子供心に思っておりました。。。もう子供のクセに冷めまくり(笑)。
で、このイベントにはすごいオチがありまして、20万人かそこら集まって、それでも人が足りなくて、琵琶湖をしっかり抱きしめられなかったんですよね。
そこで何をしたかというと、なんと人間様のかわりに
信楽焼のたぬき
?
を道路に何キロも並べて、足りない分の穴埋めをしたのです。もう発想がぶっとんでるのなんのって。
ちなみに、このイベントはギネスにも載りました。
まあ、少年中西の結論としては、琵琶湖は眺めたり泳いだりするものであって、決して「抱きしめる」ものではないよな、ということで終わりました。
少年時代の淡い(?)思い出です。淡水だけに。
本題。
受験勉強において、私が「これは必須ツールだ!」くらいに思っているものが1つあります。
私も受験生時代にそれを大いに活用しましたし、
たぶんそれを活用してなかったら、大学には合格してなかっただろうな、
と思えるくらいのツールです。もったいぶらずに言いましょう。それは、
暗記カード
です。単語カードともいいますね。
大きさも単語1つ書けるくらいの小さなものから、
B6サイズ(ふつうのノートの半分の大きさ)の京大式カードまで、さまざまなものが出ています。
サイズはともかくとして、「暗記」という要素がきわめて強い受験勉強において、
こういったカードを利用して覚えていくのは、非常に重要だと思います。
ある調査では「東大生の6割が暗記カードを使っていた」という結果もあるようです。
読者さんの中にはもうすでにガンガン利用している人も少なくないでしょう。
ただ、この暗記カードには、使い方にちょっとしたコツがあるので、今日はそれをご紹介(^^)/
暗記カードを作ると言っても、覚えなければならないすべての事項をカード化するのは、あまりにも大変です。どう考えても、それでは効率が悪すぎます(´д`)
そこでカードに書くのは、
なかなか覚えられない項目
に限定します。これが最低条件。
とはいえ、その項目を「なかなか覚えられない」と判断するまでには、少し時間がかかるわけです。
たとえば、ある参考書をやり始めた1周目は、初めて知ることだらけ、覚えなければいけないことだらけなわけですよね。
この時点で、カード化するための「なかなか覚えられない項目」を判断することは難しいわけです。
よって、1周目の時点でもしカードを作るなら、もうその参考書のほとんどの重要事項をがんばってカードに書きうつすこともありえます。これはキツイ(゚o゚;)
この無駄を避けるには、1周目ではなく、おそらく2周目でもまだ早く、
早くて3周目以降
になってから、その段階で「なかなか覚えられない」と思った項目をカード化するといいでしょう。
この際、よく受験生でカードの表面だけにいっぱい情報を書いて、その表面だけを見てがんばって暗記している人がいますが、
私は、それは非常にもったいないと思っています。
というのは、そもそもカードに書き移したからといって、それで安心してはいけないわけで、
本当に覚えたかどうかを厳しくチェックする
(*`Д´*)
必要があるわけです。
たとえ、カードに書いて、それを何度も何度も繰り返し見たとしても、
繰り返し見た(-_-)
というだけでは、それを覚えた確認にはなりません。
「何度も繰り返し見たから、もうこのカードは覚えたはずなのねん( ´∀`)」
というのは、あなたの希望的観測にすぎないのです。
そこで、「本当に覚えたかどうか」を確実にチェックできるようにするために、
カードを作る際に、簡単な問題形式にする
のが有効です。
問題形式といっても、わざわざ問題文を作るとかではなく、たとえばですが
645年 大化の改新
とそれだけをカードの表に書くのではなく、
645年 ( )
と空欄を書いておき、カードの裏に
大化の改新
と書いておくわけです。
そうしておくだけで、カードを見るたびに、「本当に覚えているかどうか」を確実にチェックできます。
何度チェックしても100%「大化の改新」が答えられるようになったら、そのカードは終了です。
リングからはずすなりして、別の場所に移してしまいましょう。
これがもし、表面に「645年 大化の改新」と書いてあるだけだったら、
カードを作って、なんども見なおして「勉強してる感じ」はしますが、
「本当に覚えたかどうかは、神のみぞ知る」(゚▽゚*)
みたいな領域になります(笑)。
そんな「覚えたかどうかは神頼み」「たぶんOKなはず」といったカードばっかりでは、
受験当日、不安でしかたがなくなりますよ(;´Д`)
カードは受験勉強にとって非常に重要なツールなので、ぜひ積極的に利用されたほうがいいでしょう。
ただし、上記の通り、最初にカードを作るときに勝負が半分決まりますので、
ぜひ表面だけでなく、裏面も利用して、
「本当に覚えたかどうかを確実にチェックできる」
体制を作っておくことをオススメします。