- 2010-10-10
- その他・雑談, 勉強のモチベーションアップ, 受験が終わった後について, 大学生活について考える, 志望校・進路の決め方, 目標を設定する
こんにちは。早稲田集中力研究会の中西です。
今日は3連休の真ん中の日曜日!
というわけで、ちょっとひと休み的なお話を。
といっても、集中力と無関係の話ではありません。具他的なテクニック論ではありませんが、
もっと根本的な、ある意味これが真の集中力アップ法ではないか
というようなお話。
ちょっと前に、ヤフーのニューストピックを見ていたら、「後世に残したい漫画1位は?」といったタイトルが出ていたんですね。
1位の作品名はヤフートップ画面からは見えません。で、私はそれを見る前に自分で考えてみたんですね。
「『後世に残したい漫画』って何になるかな。うーん、そういう言い方をするなら、もう絶対『スラムダンク』しかないんじゃないか?
ほかにもいろいろあるけど、100年後にまで残したい漫画があるとするなら、俺は『スラムダンク』だな。
いや、この基準で選ぶならもう1位は『スラムダンク』しかありえへんやん」
と思ってニュース記事の本文を読んでみたら、やっぱり1位は『スラムダンク』でしたヽ(´▽`)ノ
念のためご存知ない方のためにお話しますと、『スラムダンク』とは、湘北高校という高校のバスケット部を舞台にした青春バスケット漫画です。すでに1億冊以上(!)も売れています。
バスケットが好きとか嫌いとか、ルール知らんとか全く関係なく、男女も関係なく読める漫画です(個人的には子供が生まれたら絶対読ませる予定でおります)。
その「スラムダンク」の作者が井上雄彦さんという方ですが、現在は吉川英治の「宮本武蔵」を原作とする「バガボンド」という漫画を連載中。
こちらも大ヒットさせていらっしゃいます。(原作の吉川英治の本も、たしか高1のときに読みましたが超面白い本でした)
井上さんは、日本を代表する漫画家の一人、といってもおそらく誰も異論はないかと思います。
さて、この井上さんの「バガボンド」28巻の背表紙に、こんな言葉がさりげなく書かれていました。 素晴らしかったのでご紹介します。
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高校生の頃
好きなことを仕事にするのはつらいよ
そこそこ好きなことを仕事に選ぶといいと助言された
僕はその言葉に逆らった
そして今それで良かったと思える
この仕事がそこそこ好きなことだったら
もう投げ出していただろう
好きなことと自分はイコールだ
自分を投げ出すわけにはいかない
井上雄彦
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井上さんは、高校の頃から、バスケットも漫画を描くのも大好きだったそうです。
今でこそバスケット漫画は複数ありますが、当時は漫画界で「バスケット漫画は絶対に流行らない」というジンクスがあったようです。名作すぎてこの部分があまり語られていませんが、スラムダンクはそんな当時の常識を打破してスタートをした漫画です。そして何より、井上さん自身が好きなことを貫いたという事実が重要だと私は思います。
井上さんは好きなことに命を懸けた人だからこそ、上のような言葉を言えるようになったんだと思います(漫画家は壮絶な仕事ですからね)。
中高生や受験生の人は、自分の将来を考えるヒントの1つにしてみてください。