- 2011-2-6
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 受験を突破する健康管理術
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
この時期、とくに受験生の方は、ほぼ1日中勉強に専念されているかと思いますが、
勉強に専念すると同時に、意識の2%くらい(?)を使って、
勉強以外にもう1つ留意しなければならないことがあります。
はい、言うまでもなく「健康管理」でございます。
健康状態というのは、単純に勉強の集中力にダイレクトに影響してくるものですし、
入試本番でベストな健康状態を維持できなかった場合、
ヘタをするとそれだけで結果が何十点も変わってしまう可能性も否定できないです。
このブログでしつこいくらいに健康管理の重要性や、その具体的方法をお伝えしているのもそのためです。
このブログの読者さんはみなさん若いので、ふだんから健康情報を入手するなんてことはほぼないでしょうし、
学校や塾でもそういった健康維持・体調管理についての知識を教えてもらえる機会はほとんどないか、あったとしても非常に稀(まれ)なはずです。
そんなわけで、このブログではこれまでもそうでしたが、今後も受験生の方が体調をベストに維持するための健康情報などは、随時お送りしていくつもりです。
といっても、健康を維持するのって、そんなに複雑で難しいことをする必要性はほとんどないんですよね。
ふだんから、「ちょっとした心がけ」をいくつか積み重ねるだけで、十分ベストコンディションを維持できます。
ただ、1個1個の心がけは複雑でもなんでもないのですが、その“数”はある程度の量を実践する必要はあります。
で、今回お伝えしたいのもその1つで、非常に単純な話なのですが、
最低1日1回、汗をかいてますか?
という確認。
外は寒いし、1分でも多く勉強をしなきゃ!ってことで、汗をかく機会が減っている人がこの時期少なくありません。
しかし、汗をかかない状態が続くのは、非常に危険です。もちろん、すぐに生命の危険があるとかそういうことではありませんが、
残りのラストスパート、もしくは本番における「ベストコンディション維持」の観点からすると、汗をかく機会がないのは危険なのです。
ちょっと前の記事で、「寝ている間にコップ1杯程度の汗をかいている」という話をしましたが、
それとはまた別に、起きている間に意識的に汗をかく機会を1日1回は設ける必要があるのです。
汗をかくのは、新陳代謝を良くし、体内にある乳酸などの老廃物を外へ排出してくれる効果があります。
乳酸というのは、たとえば肩こりの原因になっていたりする物質ですね。肩がこっていると、勉強の集中力が低下するのは言うまでもありません。
私も肩がこっていたり、全身がなんだか重いなと感じるときにジョギングや入浴をして汗をかくと、
体が一気に軽くなります。肩こりも改善して肩が軽くなるのがはっきりとわかります(私の例。個人差はあります)
このように入浴やジョギングで汗をかくことで、肩こりの原因となる乳酸が体外に排出されるので、肩も軽くなり、全身が爽快になる場合が多いのです。
さらに、汗をかくときに当然体温が上がるわけですが、
体温が上がることによって体の免疫力がアップし、風邪に対しての抵抗力も上がります。
逆に、汗もかかず、体温がずっと低いままの状態が続くと、免疫力が下がり、風邪をひく可能性が高まるのです。
なので、最悪のパターンは、
▼自習室や図書館にも行かず(歩く運動なし)
▼1日中家で勉強していて(部屋の中乾燥しまくり)
▼夜は風呂に入らずシャワーですます(発汗少)
といった生活パターンが何日も続いている人です(笑)。これでは免疫力が下がり、風邪をひいたり体調を崩す危険性が高まるだけでなく、
その生活パターンから、入試本番の日に突然外に出て電車に乗って出かけることで、本番で思いっきり体調を崩してしまう
という最悪のシナリオすらありえます。。
「ここしばらく1日中勉強ばかりで、まったく汗をかく機会がなかった・・・」と心当たりのある人は、
ぜひ1日1回は、しっかり汗をかく時間を設けてください。もしあなたの状況によって、ジョギングなどのしっかりした運動をするのが難しい場合は、
たとえば自習室などの行き帰りに早歩きする、エレベーターより階段を使う、などの行為で運動量を増やし、なにより
夜はシャワーではなく入浴をする
ことで、1日1回しっかり汗をかくことをできるだけ心がけるようにしてください。
これまでふだん汗をかく機会がなかった人は、上記を心がけるだけで
「1日に1回汗をかくと、こんなにも体調が良くなるのか!」
と驚かれると思います。
本当に「ちょっとした心がけ」で簡単にできることなので、ぜひ1日1回いい汗(?)をかいて、本番までベストな体調を維持しておいてくださいね。