こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
正月早々から都内某所に泊り込んで、四六時中今年の戦略を練っておりました。
よく考えたら今年はまだ風呂にも入っておりません(!)。ブログからはあなたへおぞましいニオイが伝わらないのでよかったです。この記事を書いたら、さっそく初風呂に入ろうと思います。
さて、いま「今年の戦略」と言いましたが、「戦略」とえば、
受験生の多くの方にとっては、まもなく訪れるセンター試験は、いろいろとシミュレーションして、あらゆる角度から戦略を事前に練っておくのは超重要です。というか、それで勝負がほぼ決まります。
これについては、先月にこのブログでもいくつかその対策をご紹介してきました。
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入試全般にいえることではありますが、とくにセンター試験というのは「時間配分」が大きな鍵を握っています。
以前の記事にも少し書きましたが、時間配分でとくに怖いのは、
「もう少しで解けるんじゃないか」
と思ってしまって、解けるかどうかわからないその問題にかかりっきりになってしまい、
他の問題を解く時間が足りなくなったり、
あるいは
時間をかけて解いた割りに結局間違えたり、
といった事態になることです。とくに「考える系」の問題で陥りがちですね。
「知識を問う系」の問題なら、覚えているかどうかだけの話ですから、自分でも
「あ、これは思い出せない」
「あ、これは覚えた記憶もない」
と、すぐに判別がつきます。つまり、「見切り」やすいわけですね。
ところが「考える系」の問題は、この「見切り」を瞬時に行うのは困難です。なぜなら「もうちょっと考えたら解けるかも」と思えるから。
実際そういう「もうちょっと考えたら解ける」場合も多いわけです。だから見切りが難しい。そして、それが故にドロ沼に陥る危険もはらんでいます。
このドロ沼にはまらないようにするコツは、考える系の問題に入るときに、その問題にかける
デッドエンド(締め切り時間)
を決めておくこと。
「○分で解く」あるいは「この問題は△時△分まで」と決めて、その時間が来たら、基本的にはもうあきらめて次に行くようにするのです。
とはいえ、実際問題
「締め切り時間が来たけど、もう間もなく解けるぞ!」
というときもあるでしょう。つまり、自分の中で「もうちょっとだけ時間をかければ確実に解き終わる」という確信がある場合です。
そういう場合は、せっかく時間をかけて解いてきたのだから、サッカーでいうところの「ロスタイム」(延長時間)のようなものとみなして、
例外的に、時間を延長してしまうのも戦略としてはアリです。
ただし、このときはかなり注意が必要で、その問題を例外的に「ロスタイム」として延長するなら、
1、「ロスタイムの終了時間」を決める
2、「ロスタイム」が残りの時間配分にどれくらい影響するか見極める
ということも、ロスタイムに入るタイミングで瞬時に決めるべきです。この作業を怠ると、地獄への扉が開きかねません。。
この2つを瞬時に判断したときに、状況によっては
「もう少しで解けるはずなんだけど、ロスタイムに行くのは危険すぎる。もったいないけど、この問題は捨てるしかない」
という苦渋の決断をせまられることもあるでしょう。それでも、全体の得点率を上げるためには、それは仕方がないのです。あくまで木ではなく森をみなければなりません。
そんな場合でも、マーク式ですから、絶対にマークすることは忘れずに。万が一どころか、結構な確率で点になる可能性もあるのですから。
このあたりの「駆け引き力」も入試、とくにセンター試験では強烈に問われます。
そして、それは訓練で身につくものですが、どちらかというと
「本番の時に、心構えとして強く意識する」
のが最も重要ではないかと思われます。訓練をしていても、本番にその心構えがなかったら、すぐ上記のドロ沼にはまりますから。
というわけで、再度確認ておきますと、
1、「考える系」の問題は、締め切り時間を最初に決める
2、基本的には、延長しない
3、本当に「もうちょっとで解ける」確信があるなら、ロスタイムに入るのもアリ
4、ロスタイムが全体の時間配分にどれくらい影響するか見極める
5、「ロスタイムの締め切り」も必ず決める
ということですね。
ぜひこのことは、センター試験、および入試本番で強く意識しておいてください。
P.S
では初風呂に入ってきます(笑)もちろん半身浴♪