- 2011-7-23
- OCPの関連記事, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
昨日、ある雑誌を読んでいたら、専門家の人が、
「受験生は、夏休みは6~7時間勉強しましょう」
といった趣旨のことを話されていました。
個人的には、1日中空いてる日の勉強時間としては、これではちょっと少ない気がするんですね。
もちろん、夏期講習や模試とか補習とか、他の用事がいろいろ入ってくる日は別ですが、
とくに何も予定が入っていない1日フリーの日の場合、私としては、夏休みは
「最低でも1日10時間はやってほしい(@_@)」
というのが本音です。
私は、ふだんあまり「勉強時間」については、「時間」そのものが重要ではないと思っているので、そこまでウルサく言わないのですが、
夏休みについては、できれば1日フリーな日は、10時間を超えてほしいと思っています。
これは、勉強の生産性や計画を達成するため云々(うんぬん)の問題というよりは、
自分の壁を超えるため!(^^)!
の意味合いが一番大きいです。決して生産性の話ではないんですね。それも重要ではあるんですが、どちらかというと生産性の話は二の次。
案外これは見落としがちな視点ですが、今後の受験生活を順調にすごして行くためにも、
ここで「自分の壁を超えて自信を持つ」ことの意味は、すごく大きなことだと思っています。
先日このブログで、私が主催してるOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)において、メンバー間で
勉強時間ランキング
というゲームをやっている話をしましたが、とくに私のほうから
「みなさん、1日10時間以上は必ずやりましょう!」
みたいなことは言ってません。ブログでは言ってるのに、そっちでは言ってない(笑)
が、なぜか
「勉強時間の自己新記録達成しました(^o^)/」
というメンバーが続出しています。勉強時間は、その人のペースや環境、状況によって変わりますから、
こちらとしては強制するような形で、全体周知として
「君たち!夏休みは全員1日○時間やりなさい!」
みたいな命令は言わないようにしてるんですが(状況を見て個別にアドバイスすることはあります)
勝手にみんなすごいテンションになっていて、自分で自己記録をドンドン更新してくれています。
これまでそんなに長時間の勉強をやったことがなかったKさん。
先日、自分から「1日10時間やる!」という目標を立てて(私は何も言ってませんw)
結果的には、11時間半という自己ベストの勉強時間を達成しています。
数日前まで「早く夏休みに入ったら、たくさん勉強したいです!」と言ってたH君。
ようやく昨日から夏休みに入って、昨日の午後3時58分にOCP専用スレッドで
「3時30分から勉強してます!今のところ10時間です!」
と書いてたので、「ん?どういうことだ?」と一瞬意味がわからなかったのですが、
朝の3時30分から勉強していたとのことで、午後3時58分の時点で10時間勉強してたもよう(゚Д゚;)
で、結局勉強時間は、15時間達成でした。
彼の昨日のコメントは
「生まれてはじめてこんなに勉強しました。これも30分勉強法のおかげです。これをずっと続けられるように頑張ります」
とのことでした。30分勉強法というのは、言うまでもなく例のこれ?ですね。未だに名前を間違える人がすごく多いんですが。。(笑)
15時間というのは、すごいと思います。おそらくは、全受験生の上位1%は遙かに上回っているはずです。
ちなみにH君は、ちょっと前に紹介した15時間達成のA君とは別のメンバーです。
OCPは少人数制でやっているのに、上位1%未満の勉強時間達成者が複数出ているのは、
彼ら自身の努力と意識の高さは言うまでもありませんが、それを後押しする形で
「仕組み」が機能している
からです。「仕組み」とは何かというと、ようするに中西という自分の専属コーチに
自分の学習状況を常に見られている
というOCPのシステムのこと。
OCPでは、毎朝勉強の開始前と、夜に勉強が終わった後に、
その日の勉強結果の報告を、オンライン上で中西宛にしてもらっています。その中の一つに「勉強時間」の報告があるわけですが、
これがあることで、
「人に見られている感」
という、人間がもっともモチベーションを上げやすい環境に身を置くことができているからです。
誰でもそうなんですが、人に見られていないと、つい「まあ、いいか~」とラクなほうへ流されていくのが人間の悲しい性(サガ)。
そして、その「ラクなほうへ流れる人間の習性」を、ストレスなく「ゆるい強制」によって最小限に抑える仕組みが、OCPに組み込まれています。ランキング大会や中西への報告義務はその一例です。
これらの仕組みは、同じ強制ではあっても、他人からやりたくもないことを無理矢理やらされる、多大なストレスがかかる「強制」ではなく、
自分の意志で参加して、つらいと思ったらいつでも辞退・変更もできるという「ゆるい強制」なので、
非常にいい具合に、受験勉強に向かうモチベーションになってくれるのです。
人間、「無理矢理の強制」だと、ひたすらしんどいだけですが、
自分が納得してやっていて、かつ「ゆるい強制」がある環境
においては、ふつうではちょっと考えられないレベルの前向きなモチベーションが持続できるのです。
OCPはそれを「仕組み化」したシステムですが、うまく機能していて私としても嬉しい限り。
ちなみに、このOCPは8月前に募集を再開する予定なので、夏休みを熱く完全燃焼して、自分の壁を突破したい人は本ブログをマメにチェックしておいてくださいませ。
話の流れで今回はちょっと長くなってしまいましたが、
ようするに言いたかったのは、この夏休みは、
勉強時間の自己ベストを更新して自信をつけよう!
という私からの提案です。勉強計画を達成するための目標というよりは、
自分の壁を超えて、成長した自分と出会う( ^o^)ノ
ために、一度「1日10時間」の壁を突破してみてはどうでしょう?
必ず大きな自信がつくことをお約束しますw
そしてその自信は、きっとあなたの「一生モノの財産」になることでしょう。
ぜひあなたも、ここで自分の壁を大きく超えて、
いい形で夏休みのスタートを切ってほしいと思います。