- 2014-3-20
- おすすめ記事, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先日、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木先生が
見た目が異常なほど若い理由についてお話しました。
これが思いのほかとても好評だったので
この「少食のすごいパワー」シリーズの続編を。
実は、私は最近になって
あらためて興味を持ち始めた人物が1人いて、
その人のことをいろいろと調べています。
その人物とは、発明王のエジソンです。
エジソンは、もう偉人としてはベタすぎるくらい有名ですね。
私自身は、エジソンについては
小学生のときに何かの漫画で読みましたし
大学時代にも本で読んだ記憶があります。
余談ですが、よく知られているエジソンの言葉に
「天才とは1%のひらめきと99%の努力」
という言葉がありますが、この言葉は間違いですからね。
エジソンはそんなこと言ってないので
これをそのまま何かで引用すると恥ずかしいです(笑)
また、どこの国もかつては1日2食の文化でしたが、
これが1日3食になったのも、エジソンのせいですね。
自分が発明したトースターを売るための戦略。
「よく考えたら、みんなが2食から3食になったら
ワシのトースターめっちゃ売れるやん」
的な発想です。
そこでエジソンがあるとき、
「やっぱ1日2食は少ないで。3食がいいんちゃうか。
なんかワシ、最近そんな気がするねん。」
などとマスコミを通して言い出したのが
1日3食文化の発端です。かなり腹黒いです(笑)
この2つは案外知らない人も多いので
豆知識として覚えておくと友達に自慢できます(たぶん)
実は、この話にはすごいオチがあります。
ここからが、今回の本題。
そうやって自分で1日3食文化を広めておきながら、
当のエジソン本人は、誰よりもしっかり
【 少食主義を徹底していた 】
のです。
「自分が発明王になれたのは、少食主義を
貫いたから」と言っているほどです。
ショートショート小説の星新一さんのお父さんで
星一さんという方が、エジソンと会ったときに
こんな会話を交わしています。
(以下、エジソンは「エ」で表記)
星 「あなたはどうしてそんなに発明が出来るのでしょうか?」
エ 「考えれば誰でも出来る」
星 「考える時間をどうして生み出しているのですか?」
エ 「寝なければ8時間あるじゃないか」
星 「どうして寝ないことが出来るのですか?」
エ 「それは食事を少なくすれば出来る」
(『健康への道』二木謙三著 致知出版社)
エジソンは非常に睡眠時間が短いことでも有名ですが、
その秘密は、「少食」にあったということですね。
1日2食から3食の文化を広めていながら
自分はちゃっかり少食主義。
したたかにもほどがあります(笑)
私自身の実感でも、夜を少なめにして
寝る前の4~5時間は何も食べないで就寝すると
睡眠時間があきらかに短くなる上に、
翌朝の体はとても軽いことが多いです。
先日、荒木さんの話の際に
「消化は老化」といいましたが、
やはり消化ほどエネルギーを使うものもありません。
逆に、消化の量を平均より少なくすると、
エネルギーがあまり奪われなくなりますので
荒木先生のような若さも維持でき、
エジソンのような短眠(もしくはそれに近い状態)に
になることもできるわけですね。
つまり、よりわかりやすく表現するなら
【 食べない=若さとエネルギーにあふれる 】
ということになります。
これは一般的な常識とは真逆の結論ですが、
ここまでの話を総合すると、
むしろこちらが真実に近いでしょう。
「腹が減っては戦はできぬ」といいますが、
むしろ勉強をはじめとする頭脳ワーク系においては、
「腹が満たされては戦はできぬ」
のほうが正しいと私は思います。
勉強でも仕事でも、何かの目的に向かって
エネルギッシュに集中したい場合は
やはりできる限り、消化にエネルギーを奪われないように
食事の量やタイミングを工夫するのが大切ですね。
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