- 2016-3-8
- おすすめ記事, その他・雑談, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
「好きなこと論」シリーズ、
本日も続けます。
そろそろ、最初にお伝えした
「大好きなことをして、自分らしくワクワク生きよう!」
みたいなキャッチを見て単純に喜んでいるだけでは
ちょっとまずいんじゃないの?と言った意味が
わかって頂けつつあるのではないかなと。
前回は、
「好きなことで生きていく」
ことを目指すなら、今すぐ食べていける
才能がある人以外は、一定期間
「嫌いなこともやる覚悟」が必要になる
という話をしました。
まあ超当たり前の話ですが、
こんな当たり前のことすら目をそらしている
「好きなこと論」が、世の中には
あふれかえっているわけでございます。
この「嫌いなこともやる覚悟」の重要性について、
私の中で印象に残っている
2人の方の言葉があります。
一人は、ちょっと前にも出した
私が生涯の師匠だと思っている某経営者の方です。
仮にAさんとしますが、数年間
毎日Aさんの間近でその凄まじい天才的な
仕事・発想・行動を拝見しながら、
多くの貴重なことを教えていただきました。
そのAさんがよく言っていたのが
「『相反すること』をしなさい。
この世はすべて『相反すること』を
組み合わせることで成就する」
という言葉です。
「相反すること」というのは、
オス(男)とメス(女)、プラスとマイナス、
N極とS極、陰(夜)と陽(昼)
・・・などの組み合わせのことで、今回の場合は
「『理想の夢を楽しく語る』なら、一方で、
『現実的で大変なこともやる』必要がある」
「『大きな理想』を実現させるなら、
『小さな現実的作業』をやる必要がある」
といった意味になります。
どちらか片方だけでは物事は実現しない、
この世はそういう法則で成り立っていると。
夢を語る人はいても、
その夢を実現させられない人が多い理由は、
この片方しかやらない人が多いから・・・という話。
もう一人は、AVトップメーカーを
一代で築き上げ、その後農業に
転身された高橋がなりさんです。
彼が以前何かのメディアで言っていたのが
「好きなことを1やるために、
99の嫌いなことをやらなければならない」
という話。
この1:99の配分の是非はともかく、
【「好きなこと」をやるために
「嫌いなこともやる覚悟」が必要】
だという主張は、Aさんもがなり氏も共通しています。
逆に言うと「嫌いなこともやる覚悟」が無い場合、
何かに取り組んだとしても、
ちょっと「嫌いなこと」に遭遇したらすぐ
「嫌いなことだからやらない」
といった判断を下しがちになります。
当然継続力も落ちます。
その姿勢で実現する夢とか目標ってあるのかなと。
この覚悟を持てない人は、いつまでたっても
「嫌いなこと」が少しでもあると逃げてしまうような
フラフラ・ふわふわした感じの
生き方になってしまうはずです。
実際そういう状況の人も
世に少なくないわけですが、
その根本は「好きなこと」というより
「嫌いなこと」に対する考え方・哲学
の方に原因の1つがあると思うのです。
ちなみに私がOCP(受験勉強オンラインコーチングプログラム)
を作った最大の理由もここにあり、
耳障りのいいことしか言わない
「好きなこと論」「夢が叶う論」へのアンチテーゼとして
【 自分の夢を実現させるために、
「やらなければならないこと」
としっかり向き合い、
それをコーチングの力を借りて
現実的に乗り越えるシステム 】
として作成しました。
ここ最近、OCPメンバーからの
嬉しい合格報告を毎日頂いていますが
(今日は京大総合人間学部の合格報告が届きました!O君おめでとう!!!)
みなさん「やらなければならないこと」と
向き合ったから夢を一歩前進させられたわけですね。
好きなこと論シリーズ、
もう少しだけ続きます。
To be continued
※追記:次の記事⇒「好きなこと」だけやるための具体策