- 2013-5-20
- OCPの関連記事, OCP関連の記事(旧アメブロ、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先週の月曜日に仮予約をスタートしました2013年度のOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)ですが、
最近このブログでは、今回からOCPに新参加される方、再参加される方、見学会参加者のご感想や参加表明から、
他の読者さんにも「受験勉強のヒントになる部分」をピックアップして解説しています。
単にOCP参加者の参加表明だけ掲載しても意味ないですからね。当たり前ですが。
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そして今日は、この数日に紹介した内容とはちょっと角度を変えて、OCPを今月退会する方からいただいたメールをご紹介します。
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中西さま
お世話になっております。OCPの○○○グループ所属のAです。
このたび、5月末をもってOCPを退会致したく、その旨ご連絡申し上げます。
昨年5月に入会以来、OCPはもはや自分の一部といえるほど、大きな存在となってくれました。
これがなかったら、多分わたしは孤独と怠惰に埋もれ、勉強を続けられなかったと思います。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
一緒に頑張ってきた仲間と別れることになるのはとても心辛いのですが、
当面の目標である5月の試験が終了するので、一旦退会することに決めました
(新しいシステムが使えなかったのが心残りです…苦笑)。
※以下略
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このAさんはある資格試験の受験生の方で、今月その試験がありましたので退会のご連絡をいただきました。
退会される方から毎回このようなご連絡をいただくのですが、
他の教育業をされてる運営者さんはこういう時どうなのかよくわからないですけど、
私自身は変な話かもしれませんが、このような退会連絡をいただくと、
「この事業をやっていてよかった(ノД`)」
と泣きそうになるんですね(最近涙もろい)。
上のAさんは、2012年の5月から1年間参加されてたわけですが、Aさんが上の文章の中で
「これがなかったら、多分わたしは孤独と怠惰に埋もれ、勉強を続けられなかったと思います。」
とおっしゃってくれた部分に、実はある重要なポイントが隠れています。
いっけんサラっと書かれているような感じがする箇所ですが、実はこの部分にこそ、受験勉強にとって一番大切なことが書かれているのです。
何かわかります?
そのポイントとは、Aさんがおっしゃった「孤独」と「怠惰」というところ。
ようするに、AさんはOCPがなかったらこの「孤独」「怠惰」という2つの“受験勉強の大敵”に負けてしまっていただろうとおっしゃってくださったわけですが、
究極のところ、受験生にとって「最大の敵」というのは、この2つだけなんですよね。
もちろん、受験勉強を進めていく上で、「勉強法」をはじめとする受験ノウハウやテクニック的なことも重要ではあるのですが、
そういう「知識」をいくら身につけてみたところで、それだけでは受験勉強は何も進んでいきません。
「知識」を手に入れても、実力というのはそれだけでは上がらないのです。
当たり前ですが、受験勉強においてもっとも大事なことは、
【 実際にどれだけ勉強をやれたか 】
という、その1点のみです。
勉強法も要領もたしかに大事ですが、結局一番差がつくのは「実行力」です。
結局は、実際に勉強をどれだけしっかりやったかで勝敗が決まるのです。
このあたりの当たり前の事実としっかり向き合わないと、「きっとどこかに、スマートで超効率的な勉強法があるに違いない」などと勘違いして、
いつまでも勉強ノウハウばかり探し求める「青い鳥症候群」になってしまうわけです。
東大に合格した人も、難関大学や難関資格に合格した人たちも、合格者たちはみんな例外なく、
地味で面倒くさい勉強を長期間にわたって、淡々とやり続けてきた人たちなのです。
長期間にわたって、そうやって勉強に向かう「実行力」があったからこそ、合格できたわけですね。
しかし、その「実行力」にブレーキをかけるのが、「怠惰」と「孤独」。
「怠惰」は当然として、「孤独」な環境というのも、人間からエネルギーを奪います。
ある程度の孤独は必要なのですが、孤独な期間が長くなると、勉強に向かうエネルギーが知らず知らずのうちに低下していくのです。
Aさんが、一人だったら孤独と怠惰に負けて「勉強を続けられなかったと思います」とおっしゃったように、
人間は一人だけで長期間戦い続けられるほど強い生き物ではありません。
だから、その自分の弱い部分をフォローできる環境を用意しておくことが非常に重要になってきます。
あなたには、「孤独」と「怠惰」をフォローできる仕組みを持っていますか?
それを“根性”や“努力”といったあいまいな概念で補おうとしたら失敗しますからね。
そういう概念を武器にして戦うのは、定期テストの勉強みたいに1週間くらいなら多少対応できるかもしれませんが、
数ヶ月以上戦うのであれば、それでは長続きしないです。
長期間自分と闘い続けなければならない受験生活においては、
「抽象的な概念」を味方にするのではなく、「具体的な仕組み」を味方にすることが、高い生産性を上げて勉強を続けるコツです。