- 2011-4-25
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 潜在意識・自己暗示の活用
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
ある国で刑務所の囚人が500人以上も脱走したそうで。ものすごいっすね。。
5ヶ月かけて300メートルのトンネルを地下に掘って、4時間半かけて脱走したとか。
いや~不謹慎かもしれませんが、囚人の気分を想像すると興奮してしまいます(´д`)。めっちゃ脱獄するときの画(え)が頭に浮かぶんですよね。たぶんこれまで観た映画の影響なんですが。。。
映画界には「脱獄ものにハズレなし」っていうジンクスがあります。
古くは実際にあった出来事を映画化した「大脱走」、一切効果音の無いモノクロ映画の名作「穴」、あと「アルカトラズの脱出」とか、これを観ないで映画を語ってはいけないレベルの名作「ショーシャンクの空に」から、
最近だと、私の中でこれまで観た全ドラマの中でたぶんNo.1に面白かった「プリズン・ブレイク」まで、
本当に脱獄ものの映画・ドラマはハズレないジンクスがある気がしますね。まあ、刑務所は「絶対に脱獄不可能」という大前提がある時点で、その不可能を乗り越えていかないといけない要素と、決してやってはいけないことをやっていくというスリルが設定にすでに入っているわけです。どう転んでも面白くならざるを得ません。
余談ですが、お笑いのコントでも似たようなジンクスがあります。それが、「葬式コントにハズレなし」ってやつ。30年以上まえのドリフの葬式コントなんかでも、今観ても面白いですし、
ダウンタウンの「ごっつ」の「しょうた」という葬式コントがありますが、これももう笑いが止まらない名作。外国人が観ても笑ってました。20年前なのに今観ても笑える。30年後に観ても笑えるでしょう。
あと、番組名は忘れましたが、くりーむしちゅーあたりが葬式コントやってて、それ観たときも「やっぱハズレなしだな~」と思った記憶があります。
これも脱獄ものと同じロジックですね。お葬式には「絶対に笑ってはいけない」という大前提があるので、あらゆる笑いの要素である「緊張」と「緩和」の「緊張」の部分がピークになる設定の時点で、どう転んでもほぼ百発百中で笑えるわけですよね。よって「葬式コントにハズレなし」になると。
・・・って、何の話でしたっけ?脱線にもほどがある。まあいいや、さっさと本題いきましょう。今日は軽めのネタを1つ。
私は、勉強や仕事をして疲れてきたときに、
もう一踏ん張りの儀式
というのを用意しています。
「もうこれ以上続けるのは、きっついかな(´д`)」
っていうような状況になったときに、残りの力をふり絞って、「もうあと30分だけ頑張る!」ための儀式があるのです。
イメージでいいますと、歯磨き粉がもうぜんぜんない状態から、7回くらい折り畳んで最後のひと練りを絞り出す時のような。
マヨネーズがもう全然ない状態から、「まだ行けるっ!」とか言ってねじりまくって、何やらおげれつな音をたてて最後のひとマヨ(?)を絞り出すときのような。
ジュースを飲む時で言うと、ストローの音がズルズルと鳴るあの最後の・・・ってもういいですね。
疲れて「もう今日はダメ」って思ってから、さらに最後の「もう一踏ん張り」を絞り出すために私がやっていること。それは・・・
クロレッツを噛む(!)
ということです。・・・いや、ボケたのではなく真面目です。まあ、怒らないで最後まで聞いてください。それなりの意味があるんですこれ。
クロレッツは説明いらないですよね?「息さわやかクロレッツ」です。どこのコンビニやスーパーでも売ってる緑のガム。
以前からの読者さんならご存じだと思いますが、「ガムを噛む」というのは、集中力アップの効果が認められています。
そのメカニズムについては、何ヶ月か前にくわしく記事に書きました。
<関連記事>
ガム論。~なぜか噛むと集中できるガムの秘密~
よって、勉強中はずっとガムを噛むって行為は、見た目の行儀の悪さほどには、私は悪くないと思っています。
(キシリトールガムなどにして、虫歯の注意はいるかもしれませんが。。)
そのように四六時中ガムを噛むということでもいいんすが、私はそうしてません。
ガムに効果があるのがわかっているのですが、それがなくても勉強・仕事に集中できる仕組みができあがっているので、
最初からガムを噛んでいても、集中度にそこまで違いが出ないんですね。私の場合ですけど。
そこで、ガムは「最後のとっておき」にしています。
つまり、上に書いたように「だいぶ疲れがたまってきた!今日はもうこれ以上はきついかな(´д`)」となったら、そこで「もう一踏ん張りの儀式」として、ガムを噛む。
ガムをクロレッツにしているのは、単に私の好みです。あれは「30分味が持つ」ことがウリなので、「最後の30分のひと踏ん張り」と相性がいいというそれだけのこと。別になんでもかまいません。
これを毎日繰り返していくと、ちょっと面白いことが起こります。
「最後にひと踏ん張りするためにガムを噛む」を繰り返していくと、そのうち
「ガムを噛めば、ひと踏ん張りできる」という暗示にかかってしまう
のです。
実際には、どこまで厳密に、肉体的な部分でガムの効果を得られているかは不明です。
でも、儀式として毎回それを繰り返していると、そのうち自分の中で「ガムを噛むとパワーが出る」とまで思い込めるようになるのです。思い込むというか、もう体が勝手に反応するレベル。
思い込みによって偽薬でも効果が出てしまう現象を「プラセボ効果」といいますが、ほとんどその状態。
でもそれでいいのです。それで、実際にひと踏ん張りできるようになるのなら。
だからもう、厳密な意味で効果が出てるかどうかなんてわからないのですが、
ともかく疲れきったらガムを噛む。すると、条件反射的にスイッチが入って、最後のひと踏ん張りを何とかこなせるようになるのです。これは便利ですよ(~o~)
この話のポイントは「ガムの効果」の部分ではありません。
たしかにガムは簡単に手に入りますし、図書館でも自習室でもどこでも噛むことができる手軽さがあるのでオススメなのですが、
「もうひと踏ん張り」の儀式は必ずしもガムでなくてもOK。はちまきを巻くとか、濃いコーヒーを飲むとか、場所を変えるとか
自分なりの「最後のもうひと踏ん張りの儀式」を持つ
というのがポイントです。
なんでもいいので、自分なりの「最後のひと踏ん張りの儀式」を持ち、毎日それを繰り返すことで、勝手に「ひと踏ん張り」スイッチが入るようになるということです。
毎日疲れ切ってから「最後のひと踏ん張り」をやっている人と、そこで勉強を終了してしまう人。
この差は、時間が立つにつれてとてつもない実力の差となって現れてきますので、
ぜひ、あなたも何か簡単な「最後のもうひと踏ん張りの儀式」を導入して、良い暗示を自分にかけまくってください。
P.S
自分なりの儀式を考えるのがめんどくさかったら、もうクロレッツでOKでしょう。
私はあれを自分の中で「仙豆(センズ)」と読んでいます。この意味、わかる人にはわかるかと(笑)
もぐもぐと噛んで元気が復活するあたり、もうクリソツ。色も大きさも似てるしね( ´∀`)