- 2013-11-30
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 受験を突破するマインドセット
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強をしていると、予定通りに勉強の計画が進まなかったり、自分が思っているほど勉強時間や勉強量が増えないこともあり、
そういうときには、つい自分の「意志の弱さ」を嘆いてしまう人も少なくないと思います。
私が受験生(とくに高3)のときもそうでしたが、とにかく受験勉強がうまく計画通りに進まず、気持ちが焦っているわりには勉強量もさして増えず、
生活習慣も理想とはほど遠いような状況で、自分の「意志の弱さ」にずいぶんと悩まされたものです。
当時の私はあらゆる面において勉強がうまく行っていない原因を、自分の「意志の弱さ」にあると考えていて、とてつもない自己嫌悪に陥っていました。
「俺は意志が弱いのか?」
↓
「いや、そんなはずない!」
↓
いろいろうまく行かない(ノД`;)
↓
「やっぱ俺って意志弱いのかも・・」
↓
「いやいや、そんなふうに考えるのがよくないのかも」
↓
ちょっとうまく行ったヾ(´▽`)ノ
↓
「ほら、やっぱ意志弱くないやん!」
↓
またすぐにうまく行かない
↓
「やっぱ意志が弱いのかな俺・・・」
↓
以下、無限に繰り返し。
・・・・というようなおかしなループに陥っていました。もはや受験のために勉強をしているのか、自分は意志が強い人間であることを証明するために勉強しているのか、なんだかよくわからないような状況でした。
もし今、タイムマシンに乗って当時に戻り、高3の受験生の私と出会って話ができるならば、当時深刻に悩んでいたすべての悩みの解決策を30分以内で伝えられます。
結局、当時の私が深刻に自分の「意志の弱さ」だと思っていたことのほぼすべてが、「意志の弱さ」などではなく「知識の無さ」と「想像力の弱さ」が引き起こしている問題だったと今ではわかるのです。
たとえば、勉強にどうやって集中すればいいのか、どうやって勉強のやる気を高めるのか、どうやれば疲れないで勉強に長時間向かえるのか・・・などなどについては、このブログに書いているような「知識」さえあればすぐに解決する問題です。
勉強計画がうまく立てられないとか、勉強が予定通り進まないとか、勉強量が増えないとか、1日の勉強の密度が薄いとか、本当にこのままで合格できるのかわからないとか
・・・といった問題についても、ネットや本、あるいは過去このブログで大量にお伝えしてきたような「知識」と、それらをベースにした「想像力」を働かせることで解決することが大半です。
こういった受験勉強に必要な最低限の「知識」が足りていない人、「想像力」を働かせない人は、いつまでたっても問題を解決することができません。
受験勉強における諸問題は「意志力が弱い」というより「想像力が弱い」ことによって引き起こされている側面がかなりあるということです。
今私が話しているのは個別具体の解決策ではなくて、受験生活において何か問題に直面したときの「考え方」のお話をしております。
当時の私のように、何か問題に直面して行き詰まりを感じたときに、その原因を「意志の弱さ」だと考えてしまうと、肉体的にも精神的にも泥沼に陥るリスクが高まります。(実際私は泥沼に陥り、ドロンコになりました(ノд-。))
いっぽうで、その原因を「想像力の弱さ」だと考えれば、自分なりに頭を働かせることにより、その問題を解決する糸口が見つかることが少なくありません。
受験勉強において何かの問題が発生してるときは、「意志の弱さ」だと考えることは止めておきましょう。
ネットでその問題を解決させる方法を調べるなどして「知識」を手に入れるか、「想像力」を働かせて自分なりに解決の糸口を見つける方が圧倒的に確実です。
言うまでもなく「意志の強さ」も「忍耐力」もあるに越したことはありませんし、ときにそれを鍛えていくというような発想も大事なことではあると思いますが、
こと受験勉強においては、何らかの問題・行き詰まりが発生しているときに、その原因を自分の「意志の弱さ」だと考えていたら、たいていロクなことにはなりません。
行き詰まったら、「知識」と「想像力」で解決する。そういうマインドセットを持っておいて下さい。実際、受験に関してはそれで大半の問題は解決します。
とくに私が受験勉強の本質だと何度も何度も言っている
「目標を設定して、計画を立てて、それを確実に実行して行く」
というプロセスにおいては、「想像力」の有無で勝敗が決まる部分が大きいです。
想像力を働かせない人は、目標も計画も現実的なもの・合格するために必要なものが作れませんからね。「頑張る」以前に、もう事前の「想像力」の時点で勝負がついてしまっているのです。
だから何か問題に直面したときに大事なことは、「もっと頑張る」ことではなく「もっと頭を働かせる」ことです。これを忘れないで下さい。
「何か問題があるときは『知識』と『想像力』をフルに駆使する」というマインドを持っておきましょう。
繰り返しますが、大事なことは「頭を使って解決策を考え出すこと」なのです。
くれぐれも自分の「意志の弱さ」などに矛先を向けて、以前の私のように「頑張れない自分」を責め続けるような、おかしな自己嫌悪のループに陥らないようにしてほしいと思います。