- 2010-11-18
- 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 受験勉強のスタート準備
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
11月も半分以上が過ぎ、いよいよ12月、「冬将軍」の足音が近づいてきております!
(先日、アラフォーの友人と話していた時に「冬将軍って何?」と聞かれたのですが・・・これわかりますよね・・・?)
この時期、受験生の方は、本来であれば緊張と不安が入り混じりながらも、猛烈に集中して勉強していないといけないわけですが、中には・・・
「やらないといけないのはわかっているんだけど、イマイチ勉強に乗り気になれない」
そんな方もいるのではないでしょうか?
自分で決めた志望校へ行くための受験勉強なのに、なぜかまだ心からやる気に火がついていない。
それが良くないことだと自覚はしているが、どうしてかモチベーションの低下状態を感じ、そのこと自体に危機感を感じている。
そんな複雑な心境の方も、少なからずいるはずです。
理屈では「勉強しなきゃヤバイ」とわかっているが、心のスイッチが入りきれてない。こんな人、意外に多いんですよね。
そんな状態の人にお聞きします。
志望校へは行きましたか?
はいこれ、やる気のスイッチが入っていない人は、「いいえ」の人が圧倒的に多いのです。
自分が来年から4年間(高校なら3年間)過ごそうとしている学校が、実際にどんな所なのか見に行くこともなく、
パンフレットやホームページの写真や文章だけで想像してみたところで、
「来年絶対ここに行く!!」
という強烈な思いはわきおこりにくいです。
あなたはすでに、「志望校はいい学校だ」ということは理屈でわかっている。
そのために、「勉強しなきゃいけない」ということも理屈ではよくわかっている。
でも、それはあくまで理屈の上でのお話です。つまり頭で理解しているだけの状態ですね。
この段階で止まっていることが、モチベーション低下の原因です。
頭で理解しているだけでは、人間の心は火がつきにくいのです。なぜなら、
人間は感情で動く生き物
だから。これ、死ぬほど重要ですので一生覚えておいてください。人間は、理屈では動けません。感情で動く生き物なのです。
もうちょっと難しく言うなら、左脳より右脳を刺激したほうが、やる気に火がつくということ。
左脳とは、文字通り頭の左にある脳で、簡単に言うなら理屈・論理・計算・言語といった分野をつかさどる脳です。
右脳は、イメージ・映像・直感・五感などをつかさどっています。音楽や絵画や五感を使った体験などは右脳の働きと思ってください。
「いまいち勉強のやる気のスイッチが入らない」
そんな人は、「勉強しなければならない」「志望校へ行かなければならない」というふうに、義務的な感じで理屈で考えて勉強している可能性があります。人間、これではなかなかスイッチが入りません。
前のシリーズで、「合格体験記を読めばやる気のスイッチが入りやすい」と話しましたが、
この理由は、活字で書かれてはいても、受験生活~合格後の生活を理屈ではなく「イメージしやすくなるから」ということでした。この「イメージ」が重要なのです。
とはいえ、合格体験記は、まだ活字から想像したイメージにすぎません。脳に与えるインパクトは、私見ですが、
活字→映像→体験
の順番で、大きくなるように思います。体験記やパンフなどだけでは、せいぜい2つめの「映像」までです。3つ目の「体験」にはいたっていません。
「歌手になりたい!」と言っている人が、ライブに1度も足を運んだことがないなんておかしいわけです。それでは夢が実現する可能性は極めて低いです。
「野球選手になりたい!」と言っている人が、野球場に1度も試合を見に行ったことがないとしたら、きっとその人は野球選手になれません。
何事においても「生(なま)を見に行く」のはそれほど重要なのです。
だから、「勉強しなければならない」「志望校へ行かなければならない」なんていうふうに義務的な感じを持ちながら勉強している人は、その義務的・理屈的な感覚をぶち壊すために、とにもかくにも
実際に志望校へ足を運んでみる
ことを強くおすすめします。
そうすることで、大学(高校)の校舎や、そこで歩いているカッコいい先輩やお洒落でカワイイ先輩たちが目に飛び込んできます。
おいしそうなメニューがある学食や本がいっぱいある図書館、学校周辺の町並み、サークル・部活をしている先輩の姿などなど、
実際の大学(高校)を生で見て、雰囲気を「感じる」ことで、理屈なんか抜きで
「私もここに行きたい!!」
と思えるようになるのです。
この「理屈抜き」で感情が動いたことから生じるモチベーションは、強烈にあなたの心を突き動かします。そこに、義務感などは微塵もありません。ただただ、心からその学校に行きたいのです。
これこそが、本物のゆるぎないモチベーションであり、義務感がこれに打ち勝つことはないと言い切れます。
いつまで立っても火がつかない、ずっとマンネリ感があると言う人は、ぜひ志望校へ足を運んでください。
「勉強で忙しいからそんな時間がない」なんて間違っても思うなかれ!
仮に見学に丸1日かかったとしても、そんな1日分なんてあっというまに取り返せるほど、やる気に火がつきます。
その1日を無駄だと思うことのほうが、よほど大きな無駄なのです。
勉強に向かうテンションが低いと思う人は、ぜひ志望校へ行って「ガツーーン!!」といい意味でのショックを受け、
これまでの自分をぶち壊して来てください。
P.S
できれば先輩に話しかけていろいろ聞いてみるのがベストです。恥ずかしがるのは損ですよ。旅の恥はかき捨てですから(笑)。100人いたら100人が、大喜びで質問に答えてくれることをお約束します