- 2012-8-31
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
授業はもちろん、セミナーや講演に行って
誰かの話を聞きに行ったときに
メモをとっておくことはとても重要です。
私はビジネス関連のセミナーによく出かけるのですが
最近はノートPCを出して、セミナーを聴きながら
ノートPCにメモしてる人が本当に多いです。
人の話を聴くときだけでなく
何かアイデアを思いついた時にも
素早くメモすることはとても重要だと思います。
とはいえ、メモのノウハウはとても奥が深く、
また、人によってもやり方が様々なので
どういうメモの取り方が一番いいかというのは
一概に言うのは難しいです。
雑誌でよく「メモの取り方」特集が
組まれることもある位ですし、
書籍でも「メモの取り方」というだけで
もはや一つのジャンルになっているくらい
たくさんの本があります。
ただ、いっぽうで、時々
「メモなんか取らなくていいんだ」
と主張する人が少なからずいます。
仕事ができない人が言っていれば無視できるんですが(*_*)
たいがい何らかの形で
偉業を成し遂げたような人が言ってたりするので
「どっちの意見が正しいの?」
と混乱することがあるのです。
私の独断と偏見かもしれませんが、
「感性で仕事をされている天才肌の人」に
そう主張する人が多い気がします。
そういえば、スティーブ・ジョブズもそんなことを言ってました。
「メモなんか取らなくていい」という人は
その理由として
「忘れるようなことなら、大したことないのだ」
と言います。ほぼみんなこれを理由にメモを否定しています。
しかし私自身はこの見解には否定的です。
いっけん正しいように聞こえますし、
実際に素晴らしいアイデアなら
メモを取らずとも覚えていられるでしょうが
いっぽうで、私自身の経験上、
そして脳の仕組みから考えても当然なのですが、
【 「大したこと」であっても、人間は忘れてしまうことがよくある 】
のです。
重要事項だからと言って、
忘れないわけでは全くありません。
たしかに、超重要な事項だとか、
超強烈なアイデアなら、覚えておくこともできるでしょうが
それはせいぜいトップ3%の内容だと思います。
残りの97%は、
「重要だけど、忘れる可能性が高いもの」
ばかりです。
よってメモを取らなければ、この97%のうち
相当な割合が記憶の彼方に消えて
忘却してしまうのです。
先の「感性中心で仕事をする天才肌」タイプの人は
トップ3%の超重要事項だけ覚えて、
あとは自分の経験や感覚で物事を突き進めていくので、
たぶんメモを取らないのではないかと思うのです。
ところが、得てして天才肌の人は
できない人、普通の人の気持ちがわかりません。
よって、メモの取り方を聞かれても
自分流でうまく行っている方法を答えます。
「忘れるようなことなら、大したことないのだ」
と。
というわけで、できない人間代表の私の意見としてはヽ(;▽;)ノ
人間はどんなに重要なことでも
忘れてしまう可能性は高いので
天才肌や偉人クラスのメモ否定派の意見は無視して、
どんな場合もできるだけメモを取ることをオススメします。