- 2013-7-22
- おすすめ記事, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 効率的な勉強法~中上級編~
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
このブログでも何度もお伝えしているように、受験勉強というのは「復習」がカギを握っているわけですが、
ときどき不思議な人がいて、「参考書の復習」は繰り返しやっているのに、なぜか「問題集の復習」をまったくしない人がいます。
実際そういう受験生が過去のOCPメンバーにもいて、本人に聞いてみたところ、
「参考書を繰り返すのは、しっかり記憶するため。でも、問題集は一度やったら答えがわかってしまうから、二度はやらないです」
という趣旨のことを言っていました。結論から言いますと、ほとんどの場合、この考え方は間違っています。
なぜなら、一度問題集をやってその答えがわかっていたとしても、再度同じ問題を復習することには意味があるからです。
とくに不正解だった問題については、採点してみて、かりにもうその答えが頭にインプットされていたとしても、
あえてもう1回(もしくはそれ以上)同じ問題をやってみて、解法プロセスまで含めて思い返すことが重要だからです。
もちろん、問題の中には超基本的な簡単な問題もありますから、そういう「今回正解して、かつ、今後も絶対に間違うことはない」と言い切れるレベルの問題については、あえて復習する必要はないでしょう。
ただし、かりに正解していても、ほんのわずかでも記憶が怪しいと感じる問題については、すべからく復習をして行くべきです。くどいですが、正解していても、です。
ポイントは、「ほんのわずか」でも怪しいと感じるなら、必ずもう一度復習するという点。
正解したからといって浮かれるのではなく、「本当にこの問題はもう2度と間違えないか?」と常に厳しめに疑う姿勢が、のちのち大きな差になってしまうわけですね。
成績がいい人と、いっこうに成績が伸びない人の違いは、このあたりの意識の差が実力差になっていることが少なくありません。
というわけで、参考書だけではなく、問題集であっても何度となく復習するのはもちろんのこと、
わずかでも疑わしい問題については、繰り返し復習して「あやしい部分は、完全につぶしていく」という姿勢を常に忘れないでほしいと思います。