- 2013-4-26
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
毎日の受験勉強の生産性を高めるためには、勉強法を学ぶことも大切ですが、
それと同時に、これまで培(つちか)ってきた「悪習慣」を断つ必要性にせまられている人も多いと思います。
いわゆる「禁欲」というやつですね。
たとえば、「受験が終わるまでテレビを見ない」「漫画を読まない」「ゲームをしない」といった「~しない」系の禁欲の目標を設定することは、
時間を最大限有効に使わないと行けない受験生であれば、ある意味で当然のことだと言えます。
ただ、今回は「受験生のみんな!禁欲をしましょう!」みたいな話ではなくて、
「禁欲をする!(>_<)」と決めた場合に、どうやってその禁欲を続ければいいのかについて、ちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。
以前、当会主催のOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)の中で、スピンオフ企画(?)として“禁欲宣言コーナー”なるものを設けたことがあります。
実は、このときの参加者の禁欲効果は、かなりのものがありました。
その理由は、ようするに参加者が自分の禁欲を、周りのメンバーに「宣言」したからなんですね。
これは禁欲に限らないですけど、目標を「宣言」することで、その目標の達成率が上がることは行動科学の分野では常識です。それはオンライン上であっても変わりません。
ただ、OCPのように周りに「宣言」できる仲間がいればいいですが、
そうでない場合は、自分一人で禁欲の成功率を上げないといけません。
この場合は仲間がいる場合より大変になりますが、一人でも一定以上の効果がある方法があります。
それは、
Todoリストに禁欲項目を入れる
という方法です。
つまり、あなたが毎日作成している「勉強のTodoリスト」があるかと思いますが、
そのTodoリストの中に、禁欲してる内容を1つの項目として入れてしまうわけです。
たとえばですが、あなたが禁欲として「テレビを見ない」と決意している場合、
<今日のTodoリスト>
速読英単語 120ページ
古文の文法 5ページ分
数学の宿題
模試の復習(英語)
テレビを見ない
・・・・なんて感じで、Todoリストの中に「テレビを見ない」という項目を一緒に入れてしまうわけですね。
まあ、こうなると厳密には「やることリスト」ではなくて「やらないことリスト(禁欲だから)」になるわけですが(-_-;)
ただ、こうやってTodoリストの一つの項目として「禁欲」している項目を入れておくことで、
なんとなく頭の中だけで「テレビを見ないでおこう」と思っているだけよりは、
非常にリアリティのある、守らなければならない目標として、いま自分が禁欲している事実が目の前に突きつけられます。
「思っているだけ」なら、かりに禁欲を破ってもなんとなくスルーしてしまいがちな場合でも、
Todoリストに入れて破ってしまったら、あきらかに「自分が禁欲に負けた(>_<;)」という事実を、はっきりと自覚せざるをえなくなります。
つまり禁欲をTodoに入れると、「テレビを見ない」ことに対する意識が、ただ思っているだけの場合に比べて圧倒的に高まるようになるのです。
当然ながら、禁欲が成功する確率もずっと高くなります。
ちなみにOCPでは、自分のTodoリストがあらゆる方面から周りのメンバーに見られてしまうシステムなので、
禁欲のTodoリストを作成したのにそれを守れなかったら、ハッキリ言って、超かっこわるい(ノД`;)です。
人からの「見られている感」を利用して日々の達成率を上げたい人は、迷わずOCPに参加しましょう。
というわけで、受験勉強の生産性を少しでも上げるために、なんらかの禁欲をして失敗している人は、
ぜひ一度、毎日のTodoリストの中に、その禁欲項目を入れてみることを試してみてほしいと思います。