- 2010-12-1
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 参考書学習テクニック, 英語の勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、前回から私のおすすめ英単語帳として、こちらの
「DUO」をご紹介しております。前回の記事まだご覧になってない方はこちらからどーぞ。
前回は、他の単語帳との違いとして、DUOは、
1例文に平均4~5個の英単語・英熟語が含まれており、それが560本の例文の中で1つの重複もなく掲載されている
だからとんでもなく効率的に勉強が進むし、復習も最終的にはたった1時間ですべてできる。この
「最終的には、1時間ですべての重要英単語・英熟語の復習ができる」
という安心感は絶大、という話をしました。
今回はその続き。
実は、DUOに掲載されている560の例文は、無味乾燥なものではなく、けっこう人間味ある面白いものが多いです。
「よくこんだけ重複なく作ったなぁ」と私も受験生のときに感心しておりました。
速読英単語も総合的に見れば長文の力もつくので非常に良いのですが、
「英単語・英熟語をできるだけ短い時間で、かつ記憶に残りやすい形で効率的に覚える」
という点でみると、DUOの方に軍配が上がります。
(もちろんすでに速読英単語を相当やり込んでいる受験生の方が、この時期からあえてDUOに切り替えて速読英単語を捨てる必要はないですよ。念のため。
ただし、速単が中途半端にしか進んでなくて、他の単語帳もやってなくて、速単が受験までに全然終わりきらないと焦っている方は、DUOに切り替えるのは選択肢の1つとして有効です。)
「といっても560本も例文があるんでしょ~?」
と思う方もいるかもしれませんが、やってみるとわかるのですが、意外にどんどん進めることができます(とくに他の英単語本をある程度やってDUOに切り替えた方ならなおさら)。
おまけに、別売ですが60分で復習できるCDもあるので、それを使えば耳で聴いて覚えるのでかなり頭に残りやすいです。
あくまで個人的な意見ですが、私がターゲットをやっていたときは、なんか単純作業の感覚が強くて「修業」をしている感じ(?)がありましたが、
DUOにしてからは、短編小説を読んでいるのに近い感覚がありました。
実はすごいことに、560本の例文の並び方もまったくバラバラではなく、前後の内容につながりがあって、ちょっとストーリ性もあるのです。(よくうまく並べたな~と驚きます)
だからDUOをはじめてから、本当に英単語の勉強が楽しくなったんですね。
たしかに1回目やるときは多少もたつくかもしれませんが、2回目、3回目はかなり楽です。(まあどの参考書でもそうですが、とくにDUOはあとになるほどラクになる感覚が大きいです。例文で覚えているからです)。
ちなみに、DUOを1からやるときのコツとしては、
1回目から「覚えよう!」と力むよりは、1回目は比較的サラッと流して全体をまず読んで、2回目以降でちょっとずつ力を入れるほうが、精神的に落ち着きます。
また、「例文ごと覚えてしまって、単語単体では覚えていないのでは?」という心配がある人もいるかもしれません。
これは、DUOを中途半端にやり込んでいるとそうなる場合もありえますが、完璧にやり込んだあとなら、そうはならないです。
また、例文の下に「左に単語(熟語)、右にその訳」が別途掲載されているので、右の訳を隠して覚えれば単体で覚えているかのチェックも可能です。
それにしても今になって思えば、DUOを最初にやって完璧にやりこんだあとに、DUOに掲載されていない単語を覚えるため他の単語帳をやる、
という順番の方が効率的だったな~と思いますね。
あと、DUOのとくによく出る基本例文だけを集めた「DUO select」という9ミリの薄いDUOシリーズもあります。こちら。
時間がなくて、最低限の単語・熟語を最小限の時間で効率的に覚えたいという緊急非常事態の方(!)なら、そちらがおすすめかもしれません。
繰り返しますが、受験生の方でこの時期にすでにやりこんでいる単語帳がある人が、それを完璧にする前に目移りする感じでDUOに突然移行するのは危険ですが、
▼現在高1~高2で新しい単語帳を探している人
▼すでに英単語帳を1冊~複数完璧にやっているものがあり、少し余裕があるので、最後にもう1冊探している人
▼今まで何にもしっかりやった1冊の英単語帳がなくて、藁(わら)をもすがる気持ちで今から効率よく英単語を短期間で学べる本を探している人
は、ぜひ一度DUOを検討してみることをおすすめします。
関連記事:
英語がピンチの受験生へ。「英語の長文問題」を解く時間を大幅に短縮させるウルトラCの秘策を教えます