- 2013-12-4
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回はセンター試験の話を。基礎的な軽めの内容ですが、その部分で行き詰まってる人には参考になるかと。
私が高校3年のときに、現代文の先生が9月から授業でセンター対策を始めました。
最初の20分でセンター現代文の問題を解かせて、残りの時間で解答解説するというものでした。
正直、授業がこのセンター対策に切り替わったときは、無理矢理問題を解かされて「あ~めんどくせ~」と思っていたのですが、
5~6回目あたりから、この授業がとても楽しくなってきたのです。
なぜかといいますと、この授業でセンター対策の問題を1題解くたびに、「オレ、現代文の実力が伸びている!!!」というのがハッキリと感覚的にわかるようになったからです。
それはそれは不思議な感覚でした。
それまで私は、現代文なんていくら勉強してもそう簡単には成績なんて伸びようがないと考えていたので、このような
「やるたびにどんどん現代文の実力がついているのがハッキリわかるぞ!ヾ(=^▽^=)ノ」
という、まるでやればやるほど伸びる英単語の学習のように、やればやるほど現代文の実力が伸びていく感覚を味わい、衝撃を受けたわけです。
その後も毎週授業を受けるたびに実力は伸びていき、最終的にはセンター現代文は毎回満点を取れるレベルまで行き着きました。
大学受験の科目において、おそらく現代文ほど誤解を受けている科目もないのではないかと思います。
誤解というのは、つまり「現代文はいくら頑張っても成績なんてそう簡単には伸びない」「現代文は国語の才能的なものがかなり影響している」というような誤解です。
現代文が全く出来ないレベルから毎回満点をとれるレベル(誰でも到達できますが)まで行き着いてわかったのは、
現代文といえども、他の科目と同じようにハッキリとした解き方のコツが存在しており、それにしたがって解けば確実に点数はとれるということです。
数学のように数式や文字であらわせるような明確な「公式」は存在しませんが、現代文にも解き方のコツが明確に存在しています。
それは問題を一定量解いてしっかりとその解説を読み、解答に至るプロセスを確認していけば自分で気づくことができるものです。
一番大事なのは、そのように問題を実際に解きながら自分でその感覚を学んで身につけることですが、事前に知識としてその「解き方のコツ」を知っておくに越したことはありません。
次回、そのコツをお伝えしますので、センター現代文がいまだ手つかずで得点源になっていない人は次回の内容を確認してほしいと思います。
実は、次回お伝えする方法は、センター現代文に限らず、「マーク式」の「長文問題」であれば、科目を問わず使えるコツになります。
つまりセンターの英語長文やセンター古文・漢文の長文問題、あるいはセンターだけではなく私立などのマーク式の長文系でも使えるコツです。
正直いちいち記事にするようなことでもないかと思ったのですが、最近いただく受験生からの質問でその点でつまずいている人が割といることがわかったのと、
解き方を単なる「感覚」だけで覚えるのではなく、解き方を「言語化」(活字化)して覚えておくほうが確実に自分のものになるので、
そのように「言語化」した形で解き方のコツを覚えてもらうためにも、次回は一度そのあたりをお話ししておこうと思います。
今回お話したセンター現代文をはじめ、英語やその他科目の長文問題など、いっけん「そう簡単には実力が伸びそうにない分野」と思えるようなものも、
実は一定量の問題をこなしてコツをつかんでいけば、自分で思っていたよりは早く実力が上がることも少なくありません。(現代文を例に出しましたが、今回の記事で言いたかったのはこれ)
「長文問題を解く実力は簡単には上がらない」というのは、ある意味では事実ですが、ある意味ではマインドブロック(誤解により勝手に作られた心理的な壁。極端にいえば「妄想」)であることも少なくありません。
とくにセンターレベルの問題であれば、本番まであと1ヶ月ちょっとのこの時期に、そのマインドブロックのせいでわずかでも行き詰まってる人がいたら本当にもったいないです。
次回、長文系の問題の解き方のコツを1つお伝えしますが、それはあくまで1つのヒントにすぎません。
今のあなたにとって一番大事なことは、あと残り1ヶ月以上あるなら、まだここからでも実力を伸ばせるという事実に気づくことですから。
もう一度いいますが、私が今回(と次回)の記事で伝えたいのは、本番までたとえあと1ヶ月ほどしかなくても、まだまだ実力は伸ばせるという「事実」に気づいてもらうことです。
どこまであきらめないでいられるか。どこまで自分の実力が伸びることを信じて、ねばり強く最後までやり続けられるか。
それが、ここから1ヶ月の勝負の鍵を握ります。