- 2014-7-25
- おすすめ記事, 未分類, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
漫画家というと、夜も眠れない激務のイメージがありますが、
その中でも大成功されていながら、若いときからずっと、
「1日10時間」もの睡眠をとっている方がいます。
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんです。
水木さんは、過去の各種メディアの発言を読んでみると
健康と睡眠をものすごく重要視されていることがわかります。
「睡眠第一主義が、今日の健康と成功をもたらした」
とまでおっしゃっているほどです。
そして他の多くの漫画家が睡眠を削って仕事をしている中で
水木さんは漫画家生活の間、ずっと1日10時間もの
睡眠をキープされてきたようです。
以前このメルマガでもご紹介した
「ブラックジャック創作秘話」というコミックでは、
手塚治虫さんがデビュー以来、恐ろしいほど
睡眠を削って仕事をしていた姿が描かれていました。
が、その手塚さんは60歳という若さでガンで亡くなりました。
また、その弟子で
「仮面ライダー」「HOTEL」「マンガ日本の歴史」など
数々の名作を残した石ノ森章太郎さんも非常に短眠派でした。
が、石ノ森さんも残念ながら60歳で病気で亡くなりました。
漫画家というと、過去にジョジョの荒木さんや
こち亀の秋本さんの生活習慣もメルマガで書いたことがありますが、
こうやっていろいろ調べていくと、
仕事のやり方と健康面には何か共通するものがあり、
個人的にとても興味深い事実が見えてきました。
以下、簡単にまとめてみます。
▼手塚治虫・石ノ森章太郎
超短時間睡眠、生涯作品数は両氏共700作品、60歳で死去、病死、愛煙家。
▼荒木飛呂彦・秋本治
一般的な睡眠時間、規則正しい生活、超長期連載、健康的・若い。
▼水木しげる
1日10時間睡眠、健康を重視した生活、91歳で新連載、長寿(現在92歳)。
睡眠を削ると、一番大切な「免疫力」が低下するため、
病気になりやすいのです。手塚・石ノ森氏が病気で亡くなったのも
個人的には睡眠時間と無関係ではないと思っています。
水木さんは1日10時間の睡眠をとってきましたが、
結果的には手塚・石ノ森両氏より30年以上長生きされています。
人生としては1.5倍もの長さ、まだまだ健康で
91歳で新連載もスタートされています(しかも2本同時連載!)。
どちらの漫画家がいい悪いという話では当然ありませんが、
漫画家という職業のトップの方々に、健康と仕事において、
こういう共通点が見出せる事実は、とても興味深いです。
これをどう判断するかは読者さんにお任せしますが、
私が1つお伝えしておきたいのは、
どうかすると睡眠を十分とるという習慣は、
軽視されたり、ひどい場合は馬鹿にされたりしがちですが、
受験時代はもちろん、
長くいい仕事を続けて幸せな人生を送りたい場合は、
睡眠をしっかりとる習慣を絶対に馬鹿にしてはいけないということです。
実はこのあたりの睡眠の重要性について、
水木さんは漫画にされています。わずか2ページの作品ですが、
とても面白いのでぜひ読んでみてください。
これから夏休みで比較的自由な時間が増える人も多いと思いますが、
こういう自由に時間が使える時期こそ、あらためて
睡眠の重要性について考えてみてほしいと思いますね。
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