- 2010-10-22
- 特集カテゴリ2(倉庫), 睡眠効率アップで集中力UP
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生の方は、秋も深まるこの時期は、いよいよエンジンフル稼働になってくるかと思います。
万が一、この時期に来て
「やらなきゃいけないのはわかるんだけど、勉強にうまく集中できない・・・」
という悩みをお持ちの方は、このブログの集中力・やる気アップ特集の記事を見てください。
で、そのタイプの人とは逆に、猛烈に勉強を頑張っているあなたへ!お疲れ様です。その調子で頑張って下さい、
と言いたいところなのですが、頑張りすぎは禁物です。
もちろん、受験は一生を左右しますから、ここは本気で頑張ってほしいんですね。
でも、頑張りすぎは禁物なのです。って、どっちやねんって感じですが、私は何を言いたいかといいますと、
頑張るあまり、睡眠を削ってませんか?
という確認です。
なぜか日本人の多くは、「本気で頑張る=睡眠を削る」みたいに心のどこかで思っている人が多いのですが、少なくとも勉強においては
睡眠を削るのは完全に間違っています。
睡眠を削ると、勉強する際の記憶力・集中力が激しく落ちてしまうことが、数々の実験で証明されているからです。
勉強というのは、究極的には、脳を働かせる作業。あるいは脳に記憶をさせる作業です。勉強においては脳がすべての中心と考えていいでしょう。
この脳というのは、睡眠が不足すると劇的に生産性が落ちてしまうことが証明されているわけです。だから、仮に眠い目をこすりながら勉強をして
「俺、いまけっこう頑張ってるぜ。眠気と戦いながら本気出してるぜ!」
なんて自己陶酔していても、目の前の参考書の内容は何も頭に入っていきません。これは恥ずかしい。
だから、決して睡眠は削ってはいけません。例外があるとすれば
「明日テストがあって、どうしてもいまこの範囲をやらないと明日のテストで確実に点がとれなくなる」
といった超短期決戦のときのみ。
でも、受験は少なくとも数ヶ月単位の勝負です。もう秋とはいえ、まだ数ヶ月あるのです。
残り数ヶ月全体で、生産性を最高に高めればいいわけで、それには睡眠を削っている場合ではないのです。
実は、睡眠が短い人には2通りのタイプがあります。
1、頑張りすぎて睡眠を削る人
2、日中ダラダラしているために、睡眠を削るしかない人
結局どっちもダメなんですが、1のタイプはまだ救いがあります。「睡眠を削るのはよくない」と気づけばすぐ改善できますから。
2のタイプは注意が必要。
単に昼間だらだらしていたから、予定どおりに進まずに睡眠を削っている人ですね。
最悪は、昼間だらだらとして夜に睡眠を削るしかなかっただけなのに、
「俺って睡眠削って頑張ってるな~。イェイ!俺!」
みたいな世界に入っている人です。これはダメ!かっこいいどころか、こんなの超かっちょ悪いですからね。
十分な睡眠を取るために、起きている間にしっかり集中して勉強してください。
1~2時間くらい多く睡眠をとったとしても、起きている16時間に脳の記憶力・集中力が高まって充実すれば、簡単に取り返せますから。
東大へ行った人で、8時間睡眠、9時間睡眠の人なんて大勢います。
くれぐれも睡眠を削ることを「努力」だなんて思わないで下さいね。
睡眠を削らないでしっかりと寝ることこそが、本当の「努力」なのです。