こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先日、都内のある電車に乗っていましたら、駅に到着して降りる直前に、
同じ車両の中の、ちょっと離れたところにいた女子高生が、もう一人のたぶん友人と思われる女子高生に対して、
「同情するなら金をくれ!!」
って、大声で捨てゼリフのような言葉を吐いて出て行ったんですね。もうびっくりしまして私。いったい何があったんやと。どんな状況やねんと。
このびっくりの要因には3つありまして、
1、女子高生が電車の中で大声で叫んだこと
2、そのセリフをドラマで聞いたことがあったこと
3、「リアルでそんなこと言う奴いるの!?」ってこと
というまあそんなところ。
たぶん10代の読者さんは知らないと思いますが、一定の年齢をいってる方なら、もう知らない人はいないほど有名なセリフなんですこれ。
そうっす、安達祐実主演の「家なき子」っすよ。
それにしても、どういう状況だったんだろうあの女子高生。。友達に何か同情されたのでしょうか。。。そもそもドラマのセリフを知っていたのかどうか、そこ重要。いまだに気になって寝れない!
ちなみに、「家なき子」で安達祐実のお母さん役だった田中好子さん、お亡くなりになりましたね。
私はさすがにキャンディーズ世代ではないので、すっごくいい女優さんのイメージだったので本当に残念です。ご冥福をお祈りします。
なんか話の流れでしんみりしてしまいましたが、気を取り直して本題へ!
言うまでもないことですけど、受験生は無駄な時間をすごしている余裕など、1分たりともありません。
と言っても実際に1分も無駄なく生活するのはちょっと難しいかもしれませんが、気持ちはそれくらいのテンションでいてほしいです。
受験当日までの限られた時間を、いかに無駄なく効率的にすごせるか。ある意味、ここにすべてがかかっていると言っていいでしょうね。
そこで今回あなたにお伝えしたいメッセージは、
「予習」に時間をとられすぎてませんか?
という確認。
残念ながら、授業の予習に必要以上に時間をかけすぎている受験生が少なくありません。
私の高校時代、予備校時代がそうだったんですが、
学校や塾では、「予習の重要性」を強調する先生が少なくなかったんですよね。
まあ、予習をしてくれていたほうが、先生としては授業がしやすいという事情があったのかもしれません。
ただ、そのせいで生徒側が複数の科目であまりにも膨大な時間を予習に費やしていることも少なくないです。
もしあなたが、学校や塾の授業の予習のために、毎日の勉強時間の3割、4割と費やしてるのなら、
即刻、その状況を改善する必要があります。手遅れになる前に(*´Д`*)
授業で指名されるからとか、授業についていけなくなるからとか、
予習に時間をかける理由はそれぞれあると思いますが、それではあまりにも目先のことしか見えていません。すっごく危険。
なぜそこまで言うかというと、予習はあくまで授業のリハーサルでしかなく、その時間をいくら増やしても、実力の養成には直接つながらないからです。
実力が養成されるのは、あくまで「復習」によってです。
究極の話、予習なんかいっさいしなくても、復習がしっかりできていれば合格できます。
「予習→授業→復習」という流れを、「授業→復習」にしぼっても身につく実力に大差がないとしたら、膨大な時間をかけて予習に費やす意味がどれほどあるかという問題です。
予習が100%無駄とまでは言いませんが、そこに時間をかけすぎているとしたら、それは間違いなく無駄と言っていいと思います。
要は予習と復習のバランスが悪すぎるのが問題なのです。なんかもう「予習神話」なるものがあるようにすら思います。
なんでこんなことになってしまうのかというと、まあ先生がそうしろと言ってくるからだと思いますが、それは結局のところ、学校や塾で
「授業」というものを重要視しすぎてる
からだと私は思っています(あ~言ってしまった!)。
「授業神話」とまでいったら言い過ぎでしょうが、少なくとも授業をあまりに重要視しすぎる風潮があるから、
その授業をしっかり理解するために、「予習をしっかりしておきなさい」となってしまう。
学校や塾が「授業をするところ」だと考えるならば、「予習重視」は必然の流れともいえるのです。
私の高校・予備校時代、どの先生もやたら予習をするように強調していたのは、きっとそのあたりに原因があったのだろうと今では思っています。
このあたり、くわしく話し出すとヒートアップしそうなので今日はここで切りますが、
ともかく、あなたの勉強時間を一度チェックしてみて、予習に使っている時間の比重が高いようなら、
なんとかしてその時間を削れないか、念入りに検討して下さい。
状況は人それぞれですので、ここでひとくくりにアドバイスはできませんが、知恵とアイデアを振り絞ってどうにかして
予習時間を最小限におさえる
ような工夫をして行ってください。
これをやっておかないと、人生を決めるこの1年を通して、ゾッとするような効率の悪さで最後まですごすことになりかねませんから。
予習のやりすぎには、ぜひご注意を。