- 2016-4-27
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こんにちは、中西です。
少し前に、ある分野で50万部の
ベストセラー本を出されている編集者の方
と会食する機会があったのですが、
この編集者さんはこんまりさん(「人生が
ときめく片づけの魔法」の著者近藤麻理恵さん)
のデビュー前に、出版大会のような
イベントで彼女の審査員もされていたそうです。
こんまりさんはその大会で審査員全員一致で
優勝して出版デビューをし、結果その本は
世界的な大ベストセラーになったわけですが、
私は失礼ながらあの本を読んでいなかった
ので<(_ _)>いろいろ詳しく聞いてみたのです。
その話の中で個人的に衝撃だったのが、
「彼女の物を片づける基準は、心が
『ときめくか、ときめかないか』
だけでいいんです。」
という話。 ときめかないなら物は捨てる、とのこと。
論理的人間の私としては正直
「なんだそりゃ」という感じで、
「いやいや、ときめかなくても
重要なものもあるでしょう」
と突っ込んで聞いたのですが
「ときめかないなら捨てていいんですよ」
という答え。その後もいろいろお聞き
したのですが、ほぼ理解不能のまま
その話は終了しました。
ところが、あとでよく考えてみたら、
私が言ったような
「心はときめかないけど、重要なモノ」
なんて本当にあるかな?と思ったわけです。
たしかに本当に重要なモノであれば、
少なからず心が動かされるはずであり、
そういう心が動かされる(=ときめく)
ことが全く無いモノがあるとしたら、
それは重要だと思いこんでいるだけで、
本当は自分にとって重要なモノではない
可能性が高いのではないか?と。
ちょうど一昨日、
「志望校に通う自分を想像したときに
『ワクワクしない』なら、何かが間違っている」
という話をしましたが、
まさにあれと同じで、片づけも
「ときめかない」モノというのは、
何かが間違っている可能性が高い
といえるのかもしれません。
そう考えるとたしかに
「心はときめかないけど重要なもの」
なんて本質的には無いのかもしれない
と考え直しました。
少なくとも“選択肢が多すぎる条件下”に
おいては、その基準はアリだなと。
・・・いやぁさすが、
「世界でもっとも影響力のある100人」
に選ばれた女性のテクニックです。
どうやら「ときめき」には論理を超越した
ロジックがあるもよう。
まあいいおっさんが「僕は白のブリーフが
一番ときめくから長年履いてるんだよ」
とか言ってたらちょっと怖いですが、
「ときめき」という感情を判断基準にする
意味は、私なりにようやく理解できました。
実は、「参考書探し」でも
この基準は同じではないかと思うのです。
今の時期は、まだ参考書探しをしている
人もいるかと思いますが、過去の自分の
経験を思い返してみても、参考書探しで
「心がときめかない参考書」
を選んだときは、だいたい悲惨な結果に
なっていました。(「ときめくかどうか」
は「ワクワクするかどうか」と言い換えてもOK)
先日も
「参考書はロングセラーからまずチェックしてみる」
「ロングセラーは1つの基準になる」
という話をしましたが、
これはあくまで論理的な判断基準。
それでも“相性”(=フィーリング)という
ものもありますから、相性があまりに
合わない参考書は選ばない方が無難です。
それよりも、同じレベルの参考書で、
相性の合うものを探してください。
その自分と相性が合うかどうかの判断基準
というのが、この「ときめき」ですね。
・・・ってまるで女子高生の恋バナみたいですが、
まさに参考書探しは、究極的には、
恋人探しと同じような基準でいい
・・・という結論になりそうです(゚口゚;
少なくとも、上記の「ロングセラー」と同様、
「ときめき」「ワクワク」は参考書選びの
有効な判断基準の1つになるのは間違いないでしょう。
受験本番までの長い間、勉強を楽しんで
やっていくためにも、パフォーマンスを
高く集中して取り組んでいくためにも、
「ときめき」「ワクワク」
が全く感じられないようなテンションが
下がる参考書は選ばない方がいいですね。
それではまた。
P.S
ただし「問題集」の場合は
淡々とやるアウトプットですから、
その基準にこだわりすぎない方がいいでしょう。
今回はあくまでインプット用の参考書の選択基準です。
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