- 2010-11-25
- センター試験対策, 受験を突破するマインドセット, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
まもなく12月ということで、センター試験も近づいていることもあり、
最近いただく質問の数が激増しております(!)
みなさんの質問から私自身気づかされることも多く、勉強になっている部分も大いにありますので、
ぜひ引き続き、受験や勉強関連の質問をお受けします。この記事の下にあて先を貼っておくのでお悩みがある方はそちらからどーぞ!
(お返事に数日かかる場合があります。また、内容によってはお答えできない場合もありますのでご了承ください。※特定の科目の問題の解き方や、特定の大学の傾向と分析など)
最近いただいた質問で、このブログの読者の方にも同様の状況の方が多そうな質問がありましたのでご紹介します。内容はこちら!
「最近、センター試験が近づいてきているせいか、焦ってしまっています。
勉強しているときも焦って集中力が落ちているときが多くなっている気がします。
もし何かアドバイスいただけると嬉しいです。」
本当をいいますと、もう少し詳しく状況をお聞きしたほうがピンポイントのアドバイスをできるのですが、
このブログの読者の皆さんの複数の状況を勘案しまして、この「焦り」の要因として考えられるものを一通り検証してみたいと思います。
あくまで私見ですが、「焦り」の原因として以下のようなものが考えられます。今、勉強しながら不安や焦りがある人は、自分に当てはまる項目がないか考えてみてください。
1、何が不安なのか自分でもわからない
2、自分がやっている勉強のやり方に確信がない
3、孤独になりすぎている
4、自分だけの固有の問題だと思っている
5、完璧主義に陥(おちい)っている
先に2~5を解説しますね。
2、自分がやっている勉強のやり方に確信がない
勉強をしながら、それ自体のやり方に「本当にこれでいいのだろうか?」なんて考えていたら、それは誰だって不安になります。
勉強のやり方に確信がないまま続けていると、受験が近づくにつれて、どんどん不安・焦りが増大していきます。これはある意味当然の話。
なので、そこに問題があると思われるなら、これは単純に、
やり方に自信が持てるまで、塾なり学校の先生や先輩に聞くか、ネットや本で調べるかしてください。
車の運転方法に自信がないまま道路に出たら、そりゃ誰だって不安で思い切って走れません。この場合は、まずは運転方法を学ぶのが先です。
3、孤独になりすぎている
これ、本人の性格による所が大きく、私自身もそのタイプだったのでわかるのですが、真剣になればなるほど、
「勉強に集中するんだ!友達とダベッて会話なんてしてる時じゃない!」
なんて考えて、外界との交流を遮断してしまうタイプです。
たしかに、その心意気やよし!という感じで、受験生なのにずっと友人と無駄話しているよりははるかにマシですが、何事も度をすぎるとよくありません。
自分の内に入りすぎてそれが長期間続くと危険です。
受験は、最終的には一人で乗り切るものですが、決して受験期間中孤独になりすぎてはいけません。
なぜなら、まず単純に孤独すぎる状態は、ストレスがたまりかえって効率が落ちるから。その孤独ストレスが重度になると、心の病気になってしまう可能性すらあります。
受験において「孤独から逃げない」「孤独と向き合う」ことは非常に重要ですが、極端に走るのは良くないです。
そういうタイプの人は、適度に友達や家族と会話をしてください。それだけで焦りが緩和される場合は多いです。少なくともストレスは発散でき、新たなやる気が生まれます。
要領のいい受験生たちは、友達同士でお昼休みの時間をしっかり決め、その間は会話を楽しむ。
時間が来たら会話は即座に終了し、互いに勉強へ向かって午後に集中して勉強する。そんなやり方をしています。
これはうまいやり方です。友達間でそういうルールを決めているわけですね。
こういう良い関係を築いている受験生たちは、焦りはあっても会話の中で焦りを話題に持ち出したりもしているので、
焦り自体が客観視され、必要以上に心の中で焦りが大きくなりません。
一見、無駄話をしているように見える受験生グループが、以外に成績が良かったりするのはそのためです。