- 2011-2-6
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
学校のない土日や、受験の直前期など
「1日中」ずっと授業もなく自学自習しているとき
というのは、時間が丸一日自由に使える反面、
自由すぎて逆に時間のコントロールが難しくなることも少なくありません。
とくに私も浪人時代は、授業もほとんど受けることなく、1日中自分で好きなように時間配分を作って勉強していましたが、
やっかいなのは、お昼の「ランチタイム」という時間でした。私の中では、毎日これが一日の山場(というか修羅場)になっていたのです。
なぜかというと、ランチタイムを境に、勉強に向かうテンションが一気に変わってしまっていたからです。
ようするに、ランチ後は、勉強のやる気が一気にダウンしてしまうという症状。これは本当に辛いです。
人間のバイオリズム的に、だいたいの人は、午後2時前後というのは睡魔が襲ってくる時間帯といわれています。
もともとそういう時間帯なのに、ランチを食べることでその後しばらくすると脳の血流が減少し、それによって輪をかけて眠気が襲ってくる。
この状況をなんとかしたいと、いろいろ思案していた時期があるのですが、そんなときふと思ったのです。
そもそも、ランチは12時台である必要があるのか?
と。思えば非常に素朴な疑問なのですが、私たちは、なんとなく、
「朝ごはんは7時くらい」
「お昼ごはんは12時くらい」
「夕ごはんは19時くらい」
などと、勝手に思い込んでいます。しかし、よく考えてみると、そもそもその時間である必要性はどこにもないのです。
誰が決めたわけでもないのに、多くの人は、「朝ごはんは7時くらい」「お昼ごはんは12時くらい」「夕ごはんは19時くらい」みたいに思い込んでいる。
これって意味のない常識にしばられているだけでは?
と、あるとき思ったんですね。
そして、「ランチは12時台でなくてもいいじゃないか」という結論に達しました。13時台でも、14時台でも、なんなら15時とかでもいいんじゃないかと。
その翌日、さっそく朝食をややしっかり目に食べて、ランチタイムをずらしまくり、15時前くらいに食べてみたんですね。
するとどうでしょう。普段眠くてしかたがなかった14時前後が、いつもの4割くらい眠気が減少したのです。
(その前に何も食べていないので、眠気が減少したのは、ある意味当たり前といえば、当たり前なのですが)
こうして、ランチの時間を大幅にずらしたことで、
私は午後の14時前後の恐ろしい眠気による「勉強の集中力ダダ下がり状態」から解放されました。
私たちは、知らず知らずのうちに、こうした「とくに根拠のない常識」に縛られていることが多いです。
今回であれば、「ランチは12時台」というものですね。
とくに集中力周りの話には、「とくに根拠のない常識」っていうのが少なくありません。(以前お話した「集中力の怪しい話」シリーズもそうでしたね)
今回の趣旨は、別に「ランチの時間をずらしましょう」ということではありません。それはあくまでご参考までに。
ただ、もしあなたが今、勉強をする上で何か調子が悪い症状があるという場合は、
一度、「何らかの常識に縛られていないか」をチェックしてみるというのも、問題の打開策を導く有効な方法の1つだと思うのです。