- 2013-4-23
- おすすめ記事, 大学入学前の準備, 大学生活について考える, 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
このブログの読者さんの属性は、大学受験生と資格試験受験生の方が、だいたい半々ぐらいなんですが、
「大学受験生にしかあてはまらないネタ」というのも時々このブログでは配信しております。
その場合は、申し訳ないんですが資格試験受験生の方は、「あ、今回はハズレか(-_-)」と思っていただくしかないのですが、
今回もそのパターンで、「完全に」大学受験生にしかあてはまりません。あしからずm(_ _)m。
といっても、つい先日ですがこんなメールを以前資格試験でOCPをご利用頂いたYさんからいただいたんですよね。
————————————-
中西様
昨年はOCPでお世話になりました。
気付くのが遅いかも知れませんが
アメブロから消えてしまっていたので
びっくりしてメールしました。
今まで、ブログやメルマガなどを通じて
中西様はいつでも会える近い存在で
勉強だけに限らず、日々人生の支えにしてきたので
つながりが途絶えた今となっては
この先どうすればいいのか、放心状態です。
(以下略)
————————————-
⇒中西、このメールを受け、しぶとく生存してる現状をYさんへ返信。
————————————-
中西 様
この度はお忙しい中、ご返信くださいましてありがとうございました。
(中略)
本気で心配しておりましたが
ご無事だとわかってひと安心です。
今までの貴重な国の宝と言っても過言ではないブログ記事も
この世から消えてしまったのかと悲しみにふけておりましたが、
バックアップをとられていたのですね!
中西様の名前をネットで検索しても、消えてしまった
以前のアメブロばかりにつながってしまうので、
なかなか新ブログまでたどり着くのは難しいような気がします。
私は早々に新しいブログのアドレスを教えていただくことができたので、
幸せ者です。
いつも私たちの為に奥の深い記事をブログにアップしていただきありがとうございます。
————————————-
資格受験の人が大学受験ネタから学びを得ることもありますし、もっと言うと何の受験も控えてない方で、本ブログを読まれている方も相当いらっしゃいます。
大学受験ネタがそれ以外の方の参考になるかどうかは、読み方次第ということですね。
・・・と前フリした上で、本題なのですが、
以前からの読者さんならご存知かもしれませんが、私の高校時代というのは、実家が自営業だったのですが、けっこうな貧乏状態でした。
当時のうちの貧乏エピソードというのは、語り出したら5時間セミナーになるかと思われるほど豊富なコンテンツでいっぱいなのですが、
それはともかく、貧乏家族に受験生がいる場合、最大の難関は進学するための資金でありました。
私が通っていた高校は県立高校だったのですが、そのせいでしょうけど、とにかく先生たちの「国立大学押し」がハンパじゃなかったんですよね。
だから学校全体で、「みんな当然国立大学行くだろオーラ」が出まくっておったわけであります。
このあたり、なんだかもう宗教みたいになっていて、私立大学を志望していることを語ろうものなら、隠れキリシタンを発見したような目線で見られたわけです。
だから、高校での洗脳(?)的にも、うちの家計的にも、国立大学しかありえなかったわけですが、
結果的に、私は志望した早稲田大学を卒業することができました。
その理由は、「高校時代の成績が抜群に良かったから奨学金が出た」みたいなことは1%もありえなくて
成績は後ろから数えたほうが早いどころか、後ろから数えたら1秒で私の名前を発見するくらいの順位でした。
ではどんなカラクリで、ド貧乏&成績底辺で私立大学に行けたかと言えば、
単純に、お金を借りたからでございます。
さて、ここで「お金を借りる」ということに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、
大学進学についての初心者の方にお伝えしておきますと、大学進学において「お金を借りる」ことはふつうのことです。
さすがに消費者金融から借りるのはアウトでしょうが(一般論として。念のため。)、
大学進学においては、まともな借り先というのはいくつかありまして、
国から、銀行から、大学から、お金を借りることも可能です。(他にも企業やその他の団体から借りるパターンもあります。)
私の場合も国や銀行から借りてましたが、それ以外にも大学からはお金を給付されておりました。
給付というのは、ようするに「もらえる」ことであります。成績などほぼまったく関係なく。
まあ私の情報は古い話なので、あまり具体的なことはここでは書きませんが、
私のようにお金を借りて進学したい、あるいは少しでも安く進学したいという場合には、
この本が一つの参考になると思います。
吉本康永さんの「タダで大学を卒業させる法」です。
本のあらすじをアマゾンより引用しますと、
「ローン地獄&薄給にもかかわらず、3人の子どもを自宅外通学で大学進学・卒業させた父親が説き明かす、タダで大学を卒業させるための体験的マル秘テクニック&準備術」
という本です。ちなみに、著者の吉本さんは予備校講師もされていた。
学費を理由に大学進学をあきらめている高校生はかなりいるようですが、
実際のところ、お金が無くても大学に進学することは、思いのほか高い確率で可能なのです。
このブログは受験生の親御さんにもたくさんお読みいただいてますが、上記の本には、受験生の親御さんへのメッセージとして
「子どもに『お金の心配はするな』と堂々と言えるようになる」といったことも書かれています。
うちの親もよくそう言ってくれていたので、同じような境遇の親御さんには、ぜひこの本の存在をシェアしておきたいと思いますね。
いまは時期的に志望校を決定する人も多いかと思いますが、
お金の問題で進学できない、もしくは進路変更を余儀なくされる事態はできれば避けたいもの。
どうしても避けられないことなら仕方ないのですが、大学進学については、貧乏でも思いのほかお金の問題は解決できる道は用意されています。
進学について経済的な部分で悩んでいた方、進学をあきらめかけていた方は、よかったら一度この本を手にとってみてください。
かなり具体的な話が書いてあるので、参考になる部分は多いはずです。
※今回ご紹介した本の著者である吉本さんは、残念ながら昨年事故でお亡くなりました。本当に悔やまれますが、氏のメッセージは未だ色あせずこの本に受け継がれています。
吉本さんの残してくれたこの本は、今後もたくさんの受験生を救って行ってくれることでしょう。今回の記事がその一助になれば幸いです。
※なんと今回の記事執筆中にネットでこんなニュースが流れました。
▼参考記事
給付型奨学金 大学生も対象に(返済義務なし、対象を拡大)
給付型の奨学金が早ければ来年から大学生も対象になるかもしれないということです。記事とのあまりのシンクロに驚きましたが、受験生にとってはうれしいニュースですね。