- 2016-5-2
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~, 勉強のやる気アップ法, 勉強計画の立て方, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
前回は、これから受験勉強をスタート
させる人向けに、
毎日必ずやっておきたい重要な勉強
については、「ノルマ」として設定しておく
という話をしました。
今回は、勉強計画を作るときに
注意すべき点について。
勉強計画を作り慣れていない人は、つい
「完璧な勉強計画」
を作ろうとしがちです。
それが実行できるかどうかの見込みよりも、
「この通りに進んだら最高だぜ!ヾ(´▽`)ノ」
という“理想”を無意識に作ってしまう
傾向があるのです。
なぜそうなるかというと、
「勉強計画はそう簡単に理想通りには
進まないことを知らない」からですね。
実際に計画を作った経験がほとんど無い人は、
計画を作るとその通りにだいたい実行できる
ような気になってしまうわけです。
が、計画というのは、よほどうまく作らない
限り、まずその予定通りには進みません。
前提として計画とはそういうものだと
理解しておく必要があります。
まあ「理想のすごい計画」を作って何度も
挫折し、痛い思いをしながらそれを理解して
行ってもいいのですが、その場合、ひどい
自己嫌悪とセルフイメージの低下を招く
リスクがあるのです。
「自分で経験しながら覚える」というと
聞こえはいいですが、アドバイスで回避
できるならそれに越したことはないことも
多いわけでございます。
また、理想の計画を作る→挫折→理想の計画
を作る→挫折・・・を何度も繰り返していくと、
そのうち
「勉強計画なんて作っても意味がない」
「計画なんてどうせ達成できない」
という、これまた間違った認識が脳内に
植え付けられていきます。するとどんどん
自分が作る計画に、自分で信用できなく
なっていくのです。こうなるとかなりヤバいと(゚д゚;)
では「計画はなかなか理想どおりに進んで
くれない」という前提なら、一体どうすればいいのか。
私は最初のうちは、
「確実に達成できる低い目標」
を作って、まず自分が作った目標を毎回
しっかり達成して行ける感覚を知ること
だと思います。
勉強計画の作成にまだ慣れていない人に
とって重要なのは、毎日高い目標を作って
自分にチャレンジすることではなく、
「確実に達成できる低い目標」
を作って、
「自分で作った計画は達成できるんだ!」
という感覚を脳と体に覚えさせることです。
高い目標にチャレンジするのは、
そのあとででも全然遅くありません。
何よりもまず大事なのは、成功体験なのです。
けっして大きな成功体験ではなく
“プチ成功体験”なのですが、
最初のうちはこの“プチ成功体験”をたくさん
積むことが、自分を信じること(=自信)に
つながっていくからです。
というわけで、これから本格的に受験勉強
をスタートさせる人は、どれほど気合いが
入っていても、最初はあまり高すぎる目標に
チャレンジするのではなく、
「確実に達成できる低めの目標」から入って、
「自分の計画は達成できるもの」
というプラスの感覚を、まず脳と体に
しっかり覚えさせてしまうのがおすすめです。
それではまた。
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