- 2016-11-20
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こんにちは、中西です。
前回は、私が浪人時代にやっていた
単語カードを使う勉強法について
ご紹介しました。
まあよくあるやり方なわけですが、1つだけ
「カードを作るときの基準」
に私なりのポイントがあったわけです。
前回書いたとおり、私は単語カードを作る
ときは“かなりゆるい基準”でどんどんカ
ードにして行ったのですが、それで正解だ
ったと思っています(理由は前回書いたので省略)。
そんなふうにカードを作るときの基準はゆ
るかったのですが、一方で、
「カードで暗記するときの基準」
は、逆に厳しめに設定していました。
どういう基準だったかというと、カードの
表に英単語、裏に日本語の意味を書いてい
たのですが、カードの表の英単語を
「見た瞬間に答え(意味)が浮かぶ」
まで繰り返す、という基準です。
「見た瞬間」というのは文字通り、その
英単語が視界に入った瞬間に、ほぼ同時
くらいに日本語の意味がパッと言えるレ
ベルですね。
ほんの一瞬でも
「えっとこの単語の意味は・・・」
なんて思ったら、“即アウト”という基準
に設定しておりました。
なぜかというと、単語カードで暗記する
といっても、実際にその単語力を使うの
は長文読解など、英文を読むときが大半です。
単語の小テストの勉強なら別ですが、
時間がとことこん限られている試験において、
長文の中でいちいち単語の意味を脳内で
数秒かけて変換したり意味に迷っていたら、
早く長文を読みこなせるわけがありません。
その「極力スラスラとつっかえずに長文を
読めるようになる」というゴールを前提に
考えたとき、
単語カードを「暗記した」と判断するゴー
ルも、見た瞬間に頭に浮かぶレベルでない
といけないということですね。
カードを作るのももちろん大事なのですが、
作ったあとに
“どういう基準で勉強するか”
によって、結果がまったく変わってきます。
これは英単語に限りませんが、何かを暗記
するためにカードを作ったのであれば、
ほとんどの場合において「見た瞬間に答え
が浮かぶ」のを最終ゴールの基準として設
定しておくのは重要だと私は思っています。
厳密に言うと、「見た瞬間に答えが浮かぶ」
ようになってから、まだ数回は繰り返した
方がいいと思っているのですが、
いずれにしろカードで勉強したことをしっ
かり身につけて試験で活かしたいなら、
この基準でやるのはほとんど必須ではない
かと思いますね。
この基準よりゆるくする意味はほとんど
ないと思います。
実際その基準で勉強して、最終的にカードを
めくるたびに、全部見た瞬間に答えが浮かぶ
ようになると、とても快適ですしヽ(´▽`)/
自信もすごーくつきます。
その最終的な状態をイメージして勉強してい
くと、カード学習がとても楽しくなりますの
でおすすめです。
それではまた。