- 2015-12-4
- おすすめ記事, センター試験対策, 効率的な勉強法~中上級編~, 過去問の勉強法
こんにちは、中西です。
このメルマガでは、
勉強の集中力がアップするコツを
あらゆる角度から随時ご紹介しています。
が、ご存知のとおり
取り扱うテーマはそれだけにとどまらず、
集中法以外のこともお伝えしているわけですが、
それはどれほど集中力を
アップさせたとしても、
今やっているその
「勉強のやり方」
が間違っていたら
すべてが台無しになるからです。
ちなみに、最近10日間に扱った
テーマ(メルマガ件名)は以下のとおり。
(集中法・勉強法が混ざってます。
広い意味ではだいたい集中力に
関連しているのですが。)
<ここ10日間のテーマ>
●最後はどの暗記法で行くか一度立ち止まって考える
◎ 1000文字を10分で書けたシンプルな理由
◎ 締め切り厳守=「鉄の箱」に物を詰め込むイメージ
○ 早起きが失敗する8つの原因+水木しげるさんの話
○ 早寝できる“魔法の言葉”を発見
○ 緊急指令!口の中の“時限爆弾”を処理せよ
◎ 「締め切り効果」をMAXに利用する方法
◎ 禁欲中でも「会話断ち」だけはダメな理由
● 偏差値なんてクソくらえ説
● Q,過去問を全部やり尽くしたらどうすればいいですか?
もろに集中力アップ系の話・・・◎×4個
広い意味で集中力に関連する話・・・○×3個
勉強法系の話・・・●×3個
こんな感じの結果↑になりました。
集中力系が7割、勉強法系が3割。
そんなに意識してなかったですが
悪くないバランスだと思います。
もしあなたがまだ読んでない件名があったら、
休憩時間にYouTubeを見るのを
ちょっと我慢して読んでみてください(笑)
さて本題はここから。
大学受験生でセンター試験を
受ける人であれば、
本番まで残り1ヶ月ちょっとになっています。
このあたりから強めに意識しておく
必要があるのは、
【 勉強の優先順位は、日に日に変わっていく 】
という点です。
つまりここから先、試験本番の
40日前→30日前→20日前→
10日前→1週間前→3日前・・・
という形でどんどん時間が進んでいくわけですが、
そのときどきのステージにおいて、
重視すべき勉強の「優先順位」は
かなり違ってくるということ。
受験勉強というのは、最終的に
あらゆる勉強をオール完璧に
やり終わらせることはできません。
これが中間・期末テストなら
範囲が決められているため
完璧に終わらせることもできるかもしれませんが、
受験勉強はすべての科目の全学習を
「本当の意味で」完璧に終わらせるのは
非常に難しいです。
(参考書を完璧にやり終えるのを
目指すこと自体はいいですが)
そもそも全部を完璧に
終わらせなくても合格できます。
受験とはそういう戦いなのです。
とくに直前期には刻一刻と
本番がせまってくるので
「どの勉強を優先的にやっていくか」
という判断が大きく問われます。
直前期はそれを
強く意識しているかいないか、
それがうまいかどうかで、
結果(本番の点数)も大きく変わってきます。
直前期の勉強の優先順位は、
40日前と20日前と
1週間前と2日前とでは
違ってくるのは当然です。
「あと5週間しかないけど、まだ頑張れば
Aの勉強とBの復習とCの演習もやれるはず!」
などと思って勉強していくわけですが、
そこから2週間ほどたってくると、
状況は予想と変わってくることも多いです。
すると残り3週間の時点で
あらためて考えてみると、
「あと3週間だから、
Aの勉強とBの復習はできるけど、
Cの演習は全部はもう無理だな。
Cの演習は過去問でも代用できるから、
ここからはCの演習は最小限にしよう」
などと対策を変えた方が良くなったりします。
この
「状況の変化」
を察知できるかどうかが重要です。
またそれ以前に、残り時間とともに
そういう「状況の変化」が起こる
ことを理解していることも大事。
それはもちろん
「1つの科目」の中でも起こりますし、
「受験する科目全体」の個々の進み具合にも
各科目が影響を受け合って変化します。
その全体の状況変化に合わせて、
やるべき勉強の優先順位も
変わっていきます。
このように残り時間が減っていくにつれて、
——————————–
「状況の変化」とともに
「優先順位も変わっていく」
——————————–
ことを頭のど真ん中に入れておいてください。
それを理解しておけば、必然的に、
残り時間に合わせて勉強の力の
入れどころも見えてくるようになります。
5週間前の時点→3週間前→1週間前→3日前
とでは、勉強の力の入れどころは
少しずつ変わってくるのは当然で、
それを理解した上で、1日を
どういう優先順位・時間配分で
勉強に取り組めばいいかを
しっかり考えてください。
というわけで、直前期は常に
「残り時間」と「勉強の進み具合」
をチェックしながら、
状況の変化に合わせて、
全科目の勉強の
「優先順位」「時間配分」
を強く意識しながら勉強しましょう。
「頭を使って賢く勉強する」
というのは、そういうこと。
何も考えずに流れ作業のように
勉強をやっていくと、
受かるものも受からなくなりますからね。
それではまた。