- 2016-6-6
- おすすめ記事, 勉強の習慣化, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 勉強を楽しむテクニック, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
受験勉強を進めていくにあたり、事前に
払拭しておく必要がある“誤解”がいくつ
かあります。
その間違った認識が、勉強をする
足かせになることがあるのです。
初期段階でよくある誤解の一つは、
成績がいい人(偏差値が高い人)のことを
「頭がいい」と考えることです。
皮肉なことに、この「頭がいい」という
言葉を使うのは、ほとんどが勉強をあまり
ちゃんとしたことが無い人ばかりで、
勉強ができる人はそんな言葉をまず使いません。
なぜなら、「頭がいい」かどうかなんて
勉強の実力や成績の良し悪しと、ほとんど
関係ないことを知っているからです。
関係あるのは、勉強を「やったかどうか」だけ。
しいて言うなら「要領よく」やったかどうか
ぐらいで、そこに「頭の良し悪し」が入る
要素はほとんどありません。
そして、それと並んでよくある誤解が、
「難関大学に合格するような人は
意志が強い」と考えてしまうことです。
そういう要素が全くないとは言いませんが、
その発想がなぜ間違っているかというと、
「意志の強さ」が合格した要因だと考える
ことで、受験の合否が、何か生まれ持った
資質の部分の違いによるものだという結論
になりやすいからです。
はっきり言って、それは完全に間違い。
仮にあなたが「意志が弱い」人間だとしても、
受験は突破できます。工夫をして、
要領よく勉強すればいいだけです。
そんなことは過去に何百万人もの
先輩が証明してくれていますからね。
基本的にこのブログは、そういった
“工夫”や“仕組み”や“考え方”で
「意志の弱さ」を乗り越えていく方法
をお伝えするブログです。
最近配信した「目標の設定シリーズ」も、
すべて「意志の弱さ」を前提としたもの
ばかりでした。
▼ 6月の目標を“軽いノリ”で作ってみる効果
▼ 「確実に達成できる目標」から始めよう
▼ 「やったことリスト」の効果はやった人しかわからない
▼ 空白の「予備月」を年間計画に組み込もう
▼「やることリスト」を“時間”で作るのはありか無しか
▼ギッシリ詰まった“遊び”の無い計画は破綻する
▼7年間で13回の日本一に導いた秘訣
たしかに短期的・肉体的な勝負に
おいてなら、「意志の強さ」が重要な
ポイントになる場合もあるかもしれません。
しかし受験のような数ヶ月~年単位の
「長期的に継続していく頭脳ワーク」
において、「意志の強さ」の影響度は
非常に小さく、かりにあったとしても
その個人差というのは、ほとんど誤差の
範囲といえるほど、考慮に値しない
レベルの要素なのです。
なので、これまで勉強を継続的に
やったことが無い人が
「俺は部活で結果を出したから意志が
強いはず。だから受験も乗り越えられる」
なんて思い込んでいると危ないです。
自分は「意志が強い」という前提で
考えていると、その前提のせいで
後々苦労することが少なくありません。
逆ですよ、逆。うまく行っている人の
大半は、自分のことを「意志が弱い」
という前提で考えています。
自分の「意志の弱さ」を早い段階で
認めてしまっているのです。
その上で、継続的に集中していける工夫をし、
最適な環境・仕組みを自分なりに作って
行ったから合格できたヾ(´▽`)ノというわけ。
自分の「意志の弱さ」を、さっさと、
遠慮なく、認めてしまいましょう。
そこからすべてがスタートします。
なお、今週は、そんな「意志の弱さ」を
認めた勇気ある素敵な人に、勉強に集中
できる“とっておきの情報”をいろいろ
提供していく予定なのでお楽しみに。
それではまた。