- 2012-2-25
- 受験を突破するマインドセット, 潜在意識・自己暗示の活用
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
ダイヤモンド社の情報サイトで、こんな記事がありました。
▼ガンバレ受験生・就活生!澤穂希、長友佑都らに学ぶ
逆境にも決してめげない気持ちと前向きの姿勢
内容を簡単に要約すると、
なでしこジャパンの澤さんが
FIFAが選定する年間最優秀選手賞である「バロンドール」を受賞し、
歴史的快挙を成し遂げた
日本人アスリートとして称賛を浴びてるわけですが、
実はこの澤さんは、たった1年ほど前までは、
所属会社からプロ契約を解除、リストラされて、
全く先の見えない不安な状態だったそうです。
しかもこの時すでに32歳。
いっけん称賛を浴びている輝かしい人も、
ほんのちょっと前までは、不安と絶望の中にいたという話。
このメルマガの読者さんには、大学受験生だけでなく、
高校受験や資格試験の受験生の方も
多数いらっしゃいますが、
そういう受験生時代というのは、
「自分自身はまだ何者でもない」
という状態です。
リアルに言ってしまうと、
「社会的にまだ何者とも認めてもらえていない状態」
といえます。
とくに「浪人」なんて言葉、
語源は「浮浪」「流浪」から来てますからね(-_-;)
もう呼び方からしてそのままというか、
そこはデリケートなところなんだから、
もうちょっと気を配った呼び名にしてほしかったというか。。
女の子もいるんだから!(いや私も浪人体験済みなのですが)
こういう自分自身がまだ何者でもない状態にいると、
なんとなく自分だけが非常に惨めな状態になっているようにも錯覚してしまいがちなのですが、
実際のところ、口には出しませんが
世の中の多くの人が乗り越えて来ている
プロセスでもあります。
さらに、現在脚光を浴びている人であればあるほど、
そういった「何者でもない」ところから壁を乗り越えてきています。
また、それ以前の闇は相当深かったはずです。
上記の1年前まで32歳でリストラ状態だった(それこそ浪人です)澤さんのように。
何者でもないところから→新しい何者かに変わる自分
いま、辛ければ辛いほど、ハッキリ言いまして
「何者かになったとき」
の喜びも大きいです。これは間違いないです。
その自分の変身していくプロセスを、
ドラマのように楽しめるかどうか。
これは意外に重要だと思います。
人間は自分の生き様を、物語(ドラマ)として認識できる生き物です。
よって、あなたはドラマの監督兼主人公であり、
自分のことをヒーロー・ヒロインだと思っていいのです。
世の中の面白いドラマほど、
主人公は最初は何もないところからスタートしませんか?
名作「スラムダンク」は、主人公がバスケットの超初心者からスタートする漫画でした。
いきなりすべてが完璧にそろっている主人公のドラマになんか、人は感動しないのです。
よって、あなたが今、不安で何もない状態であればあるほど、
自分自身が後に振り返るドラマとしては、
これほど面白いものはありません。
あなたが将来「何者かになった」とき、
きっと今から本番までの熱いドラマを、
懐かしく、感慨深げに思い出せるようになるはずです。