- 2017-5-15
- おすすめ記事, 受験を突破する生活習慣術, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
最近はだいぶ気温が上がってあたたかくな
ってきたので、早めに起きて朝の時間を
有効活用したい人も多いと思います。
早く起きるコツは細かいものを含めると多
数あるのですが、まず理解しておいた方が
いいと私が考えるポイントとして、
「1日のスタートは“朝”からではなく
“前日の夜”から」
という考え方があります。いわば
「1年の計は元旦にあり」ならぬ
「1日の計は朝にあり」ならぬ
「1日の計は“前夜”にあり」です。
一般的には、1日というのはその日の朝に布
団からムクっと起き上がった起床の瞬間か
らスタートするイメージですが、
その起床を予定どおりの時刻に・快適に・
確実に実行できるか、就寝中の睡眠効率は
良かったか、睡眠時間は適正な時間内だっ
たか、起床後すぐに各タスク(予定)を実
行できたか
・・・といった点を考慮すれば、実質的に
1日のスタートは、「起床後」ではなく
「就寝前」までに、実は大半が決まってし
まうと解釈できるわけです。
で、ここからが本題なのですが、では今ま
でより早く起きたい人が、1日のスタートで
ある“前日夜”に何を重視する必要がある
かといえば、
端的にいえば「早寝」です。
当たり前ですが、これまでより早く起きる
のであれば、これまでより「早く寝る」必
要があります(-_-)zzz
が、ちょっと前にも書いたとおり、人間は
脳内で各時間帯に対して「時刻イメージ」
を持っていて、それが少なからず行動に影
響を与えていると私は考えています。
早寝を実行するときにも、この「時刻イメ
ージ」をまず書き換える必要があると考え
ているのですが、
私が以前「21時就寝~4時起床」という鬼の
ような早起き生活をしたときに、早寝に切
り替えた方法が、
「『21時で日付が変わる』と考える」
というものでした。
どういうことかというと、通常は24時で日
付が変わりますが、それを何千回・何万回
と繰り返してきたせいで、
「24時を回る=日付が変わる=深夜になる(=そろそろ寝ないと)」
という時刻イメージがすり込まれていて、
それが就寝時間に影響しているのではないか、
と考えたわけです。
そこでまず「日付が変わる時刻」を自分の
中で勝手に変更し、
「21時になったら日付が変わる」
という自分だけのマイルールを設定して、
その新しい認識(時刻イメージ)を脳に覚
えさせるようにしたのです。
(「脳をだます」というのはそれほど難し
くないので、「21時になったら日付が変わる」
と紙に書いて壁に貼ったり、時計を見なが
ら何度となくそれを脳内で繰り返していると
そのうち大体思い込めるようになります)
するともともと「日付が変わる=深夜にな
る(=そろそろ寝ないと)」というイメー
ジが過去の経験からすり込まれているので、
「日付が変わる時刻」が脳内で21時に切り
替わると、
「21時を超えた=日付が変わった」という
新しいイメージに連動して、半ば自動的に
「深夜になった=早く寝ないと」
という意識が働きやすくなるのです。
だから21時半くらいになると、
「日付が変わって30分も経ってるぞ。
やばい早く寝ないと」
みたいに、21時半がこれまでの「24時半」
のように思えるようになるので、比較的無
理なく21時すぎくらいには布団に入れるよ
うになりました。
(なお「21時」という数字は私の場合なの
で前後してもOK)
まあこれは早寝としてはやや極端な例ですが、
「日付が変わる時刻」を脳内で変更するのは、
早起きのための「時刻イメージ」を切り替え
る方法としては、比較的簡単で効果が出やす
い方法ではないかと思っています。
なお、「時計の時刻を○時間早める」とい
った時計の設定そのものを変えるという方法
(例:時計を3時間早めて、実際は21時な
のに24時と表示されるようにする)
もありますが、この方法だと早寝以外の他
の生活習慣でも3時間ずれた時刻表示になっ
て不便ですし、混乱も招きやすいので、私
は脳内のイメージを変える方がラクだと思
いますね。
最後に余談ですが、コロンビア大学が1万人
以上の高校生・大学生を対象に行った調査
によると、
22時までに就寝するグループに比べて、
24時以降に就寝するグループは、
うつ病を発症するリスクが24%も高かった
そうです(゚_゚;)。
つまり単純なパフォーマンス面に限らず、
「心の健康面」でも早寝早起きは重要な鍵
を握っているということですね。
それではまた。