- 2016-5-30
- Todoリストで受験勉強するコツ, 効率的な勉強法~基礎編~, 勉強のやる気アップ法, 勉強の習慣化, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
前々回、1日の勉強を進める上で必要な
「やることリスト」を作ることに慣れて
いない人は、まず
から作ってみるといい、という話をしました。
TodoリストならぬDoneリストですね。
ただこれはあくまで「やることリスト」
を習慣化するファーストステップのよう
な段階のやり方なので、ずっと
「やったことリスト」で進めて行くわけ
ではありません。
勉強した結果を記録していくだけの
「やったことリスト」だけでは、
時間を十分に使いきれないのです。
結局「やることリスト」を作っていない
ということは、全体の時間配分を考慮
していないのと同じで、その場その場で、
ある種の“ノリ”や“気分”で勉強していく
ことになります。
今から何をやろうか?→よしこれをしよう!
→やりたいだけやる→適当にキリのいい
ところで切り上げ→さて次は何をしようか?
→これをしよう!→やりたいだけやる
→気分が乗らないので切り上げ・・・
といった形で自分の感覚まかせのムラの
多い時間の使い方になりやすいわけです。
「今日は他に何をしなければならないか」
を最初に決めていなければ、当然そうなる
可能性が高いのです。それはつまり、時間
を最大限有効に使うなら「やることリスト」
をあらかじめ作っておく必要がある、ということ。
もちろん、その「やることリスト」は
すべてやり切ることがベストですが、
かりに結果としてすべてやり切れなかった
としても、「やることリスト」を事前に
作っておく方が、時間を有効に使える
可能性は圧倒的に高くなります。
「やることリスト」の作り方のコツは、
慣れるまでは“できるだけ少ない数の
リストにする”のがポイントです。
慣れてない人は、とにかく理想の勉強量を
詰め込みまくって、ものすごい数になった
「やることリスト」を作るのですが、
たいがい半分も達成できずに終わります・゚・(ノД`;)・゚・
それが最初のうちにあまり続くと、
「やることリスト」を作ること自体が嫌に
なってしまうことがあるのです。
「どうせ俺は今日も達成できない」
みたいな悪い刷り込みができてしまう
わけですね。
そうならないためには、最初のうちは
“できるだけ少な目”のリストを作ってください。
さらに細かいコツをいうと、
「『確実に処理できる範囲』でもっとも
最大の量をリストを作る」
のがポイントです。
たとえば英文法のテキストをやるなら、
6ページまではまず無理だけど、5ページ
までならうまく行けば達成できそう。
4ページまでなら達成できるはずだけ
どまだちょっと微妙、
3ページまでなら絶対にやり切れる。
そんな目測だとしましょう。
図にしたらこんな感じ。
○=確実にやれる、△=微妙、×=無理
英文法 1ページ ○
英文法 2ページ ○
英文法 3ページ ○
英文法 4ページ ○+△
英文法 5ページ △
英文法 6ページ ×
この場合、達成できない可能性もある
4ページまで(○+△)とはせず、
必ず達成できると判断した3ページ(○)
以下のうち、最大の分量である3ページを
今日の目標にする、
ということです。
同じ「確実にやれる分量」でも、
2ページや1ページでは簡単すぎて
意味がないということですね。
上記はあくまでイメージですが、
慣れるまではこのような形で、
「『確実に処理できる範囲』でもっとも最大の量」
だと自分で思う範囲を、勉強開始前に
頭の中でシミュレーションしてから
「やることリスト」を作ってみてください。
最初のうちは、ハードルは低くてもいいので
「やることリスト」は達成できるものなんだヾ(´▽`)ノ
というプラスの刷り込みを自分の中に
どんどん植え付けていきましょう。
その達成した実績が、自分が作成する
「やることリスト」をやり遂げる自信と、
勉強に取り組むモチベーションに
つながっていきます。
自分が作る目標を自分で信じられなくなるのが、
一番恐いことですからね。
とくに慣れるまでは
“達成を信じられる目標”
を作っていってください。
それではまた。