- 2017-8-1
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強のやる気アップ法, 勉強の習慣化, 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
夏休みのような長期休暇中は、学校の授業
などがない分、使える時間の「自由度が高
い」状態になります。
こういう自由度が高い状況下においては、
時間の使い方が個々人の裁量にゆだねられる分、
「要領がいい人」と「要領が悪い人」の差
がつきやすくなるのです。
朝から午後まで、みんなで一緒に教室で授
業を受けている状態では、そこまで大きな
差はつかないですが、
1日中自由に使える状態が何十日も続く長
期休暇においては、個々人の要領の良し悪
しの差が大きくつくことになります。
結果、夏休み終了後には、夏休みを満足に
すごせた人とそうでない人の差が、とんで
もなく開いている(ノД`)・゚・。ことも少なく
ないわけですね。
では「要領がいい人」になるには、
どうすればいいのか?
これは実はかなり広くて深いテーマなので、
一言で回答するのは難しいのです。
が、もしあなたが「自分は要領があまり良
くない」と感じているなら、まずは
“ある1つのこと”を意識して実行するだけで、
要領の悪さを一気に補える可能性が高まります。
それは何かというと、
「徹底して規則正しい生活を送る」
ということです。
・・・って、なんだか小学校の夏休み前の
ホームルームで言われそうな話なので拍子
抜けした人もいるかもしれませんが、
受験生にとって自由度が高すぎる夏休みに
おいては、この
「徹底して規則正しい生活を送る」
ことで、「要領の悪さ」をかなりのところ
まで補えると私は考えています。
とくに冒頭の「徹底して」というのが大事
で、2~3日だけ規則正しい生活を送っても
あまり意味はありません。
とにかく夏休みの初め頃(つまり今)から
最後の日まで、徹底して「規則正しい生活
パターン」を送るということです。
この1点を、自由度の高い夏休みの間にずっ
と徹底すれば、多少の「要領の悪さ」ぐら
いは一気に凌駕するほどの高い生産性で
夏休みをすごすことが可能になります。
これはたぶん実際にやってみた人にしかわ
からないかと思いますが、何週間・何十日
にもわたって、徹底して規則正しい生活パ
ターンで毎日を送っていると、
エネルギーが常にわいて、安定した精神状
態で、高い集中力を維持しながら、理想に
近い勉強量をこなせる可能性が飛躍的に高
まるのです。
毎日不規則な生活を送っていると、なんと
なく自分では頑張っているような気がする
のですが、振り返ってみると大して勉強が
進んでいないことも少なくありません。
環境的にどうしても不規則にならざるを得
ない人は仕方がないですが、とくに理由も
ないのに、自由度の高い長期休暇において、
毎日不規則な生活を送るのは、個人的には
愚の骨頂ではないかと思います。
「何十回試しても俺には規則正しい生活は
合わないんだ(>_<。)」という人は仕方ない
ですが(笑)、もしそう思っている人がい
たら、それは気のせいか勘違いである可能
性が高いと私は思います。
余談ですが、私が好きな漫画家の三田紀房
氏(作品は大ヒットした「ドラゴン桜」や
「インベスターZ」など)の事務所では、
徹夜や不規則な生活が当たり前の漫画界に
おいて、スタッフ全員が朝の9時半~18時半
までしか仕事をせず、
残業もしない方針を貫いて、多くのヒット
作を出されています。
同じ漫画家では、「こち亀」の秋本治氏や
「ジョジョ」の荒木飛呂彦氏の事務所も、
一般の会社と同じ時間帯の勤務で、規則正
しい仕事のやり方をすることで、何十年に
もわたり安定してクオリティの高い作品を
量産されています。
ちなみに三田氏も秋本氏も、締め切りを
一度も落としたことがないそうです。
不規則で有名な業界において、他の漫画家
さん以上に、長期にわたり人気作を作り続
けている先生たちが、
共通して規則正しい生活を送っているのは、
決して偶然ではないのです(ご本人たちも
各種インタビューなどでそうおっしゃってます)。
自由度が高いときほど、「規則正しい生活」
を送れるかどうかで差が付きます。
それは多少の要領の悪さぐらいなら、一気
に補えるほどのパワーがあるわけですね。
8月に突入し夏本番を迎えますが、ぜひこ
の自由すぎる休み中こそ、
「規則正しい生活」パワー
で乗り越えてほしいと思いますね。
それではまた。